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誤嚥の原因と防止の方法!!介護食の注意点

作成日:2019年4月10日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
栄養バランスのよい食事をとりたい方へ、お弁当の無料試食はこちらから!

誤嚥の原因と防止の方法!!介護食の注意点

介護食を作るとき、わからないことが多いものです。

せっかくの食事ですから、おいしく食べてもらいたいですし、栄養もしっかり取ってもらいたいと考えておられる方がほとんどでしょう。

この2つのポイントはとても大切なことですが、介護食にはもう一つ大事なポイントがあります。それは、楽しいはずの食事の状況を変えてしまうこともある「誤嚥」。

この記事では介護食で注意しておきたい「誤嚥」の原因と防止の方法についてお伝えしていきます。

誤嚥が起こる理由と困った症状

高齢になると誰もが自然現象として噛む力が弱ってくるものです。また他にも高齢になることで「食べる」ことに関連する次のような変化が体に起こってきます。

どうして誤嚥が起こるのか

誤嚥とは食べたものが気管に入ってしまい「むせる」「せきこむ」という、大変苦しい状態になることです。

では、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。その理由には、体の変化が関係しています。

 (1)首やのどの筋力が落ちる

若いときには気づきませんが、食事をしているとき「ごっくん」と飲み込む力は意外に必要です。高齢によって徐々に首やのどの筋力が落ちてきますと、食べ物を飲み込む力も一緒に落ちてきます。その結果、上手く飲み込むことができずに誤嚥を引き起こすことがあります。

 (2)噛む力が落ちる

食べ物を噛む力も徐々に落ちてきます。また、お口の中の不調によって上手に噛めないという場合もあります。噛む力が落ちると丁度良い大きさに口の中で調整することができませんので上手く飲み込めません。これは誤嚥を起こす理由になります。

 (3)唾液が減る

気にしている方は少ないかもしれません。しかし私たちは適度に唾液が口の中に出ているため、スムーズに噛む、飲み込むことが出来ています。

また、唾液が減るとお口の中の殺菌効果も減ると言われており、誤嚥した食べ物に菌が付着したまま肺へ入ると「誤嚥性肺炎」につながる場合もあります。

家族や本人も気づきにくい(徐々に変化していますから)ことですので、普段の食事などの進み具合から注意しておきたいところです。

誤嚥が原因で起こる症状とは

誤嚥が原因となる最も気をつけておきたい症状は次の2つです。

 (1)誤嚥性肺炎

先ほども少し触れました。お口の中の食べ物に虫歯や歯周病などの菌が付いたまま、食べ物が気管に入ってしまい肺へ到達すると、肺の中で菌が活動し肺炎を起こすことがあります。

気管に入った場合でも、せきこむことで上手に出せれば良いのですが、筋力が落ちていると、この動作も簡単ではありません。

誤嚥は起こらないことが一番ですが、誤嚥を起こした場合には、その後の体調を観察しておきましょう。

 (2)窒息

食べ物が気管をふさいでしまうこともあります。これは大変危険な状態です。

介護食の選び方や作り方に注意することと同時に、普段からケースワーカーさんやかかりつけ医・看護師さんなどから、万が一の場合の対処法を教えてもらっておきましょう。

また、慌てなくて良いように手順を紙に書き、目に付くところへ張っておくと安心です。

誤嚥が起こりやすい6つの特徴

自然に「むせる」「せきこむ」が出来ればそれにこしたことはありません。しかし高齢になると、こういった動作が簡単にできなくなり、誤嚥が起こりやすくなります。

そこで、誤嚥を引き起こしやすい6つの食べ物の特徴を知っておいてください。

 「バラバラしたもの」

お口の中でバラバラになる食べ物は誤嚥を起こしやすいです。

代表的な食べ物としては、

・おから
・牛や豚の挽き肉

また、気を使って細かく刻んだ次のような食材も注意しましょう。

・かまぼこ
・寒天
・こんにゃく

口の中で食材が塊にならないものは食べにくいのです。

 「パサっとしたもの」

口の中に入れるとパラパラになるものも注意が必要です。

・パン
・カステラ
・もみじまんじゅう

スポンジ状の食べ物は、パラパラになりやすいので飲み込みにくくなります。また、口の中に長い時間入れていると、唾液を吸収することでベタつき、のどが詰まることもあります。

 「ペタッと貼りつくもの」

のどに貼りつくと吐き出せなくなります。

・わかめ
・のり
・おもち

きな粉なども粉末ですが、のどに貼りつきやすい食べ物です(若い方ならシナモンパウダーを思い浮かべると理解できると思います)。

また、高齢者に好きな方も多い

・もなか(実際には皮の部分)
・ウエハース

なども注意が必要です。

 「サラサラと流れるもの」

サラサラした液体なら食べやすくて飲み込みやすいと思いがちです。しかしそんなことはありません。液体はイメージされているよりも早い速度でのどを通ります。そのため気管へ入ってしまうことがあるのです。

少しゆっくりのどを伝っていくように「とろみ」をつけることが大切です。

 「大きさや硬さが混ざっているもの」

健康な方や若い方は気にならないのですが、噛む力が落ちてくると、口の中で同じくらいの大きさにそろえることができません。

そのため、のどを通るちょうど良い大きさにできないため、誤嚥しやすくなってしまいます。

大きさや硬さを出来るだけそろえるようにしましょう。

 「中から汁が出るもの」

噛むと中から美味しい汁が出てくる食べ物。

・がんもどき
・高野豆腐
・水分の多い果物

こういったものが代表的ですが、中から汁の出てくる食べ物は、「噛む」「飲み込む」を同時に行う必要があります。

これは噛む力、飲み込む力が落ちてきている人にとっては、かなり難しい動作です。誤嚥しやすい食べ物です。

介護食注意点:誤嚥を防ぐ方法

誤嚥を防ぐためには「とろみ」を上手に使う必要があります。

「とろみ」があることで、口の中で食べ物を塊りにできますし、飲み込みやすくもなります。

「身近な「とろみ」を知っておきましょう」

私たちの身近にある「とろみ」は、このような食材です。

でんぷん粉 片栗粉、くず粉、小麦粉など
とろみのある野菜 長芋、オクラ、とろろなど
でんぶん質の野菜 じゃがいも、さつまいも、里芋など
油脂 ヨーグルト、ホワイトソースなど

普段から使いやすい食材として、くず粉があります。また意外に使いやすくて喜ばれるのがホワイトソースです。それでは続いて「とろみ」を使うときの注意点を見ておきましょう。

 「介護食で注意したいとろみとは」

とろみというとゼラチンが代表的です。しかしゼラチンは口の中に入ると体温で溶けてしまいます。

片栗粉なども使いやすいとろみですが、時間が経過すると「とろみ」がゆるくなるので注意して使いましょう。

そこで身近なとろみ食材として便利なのが、ホワイトソースなどです。とろみもあり、食べ物の表面が滑らかになるので、食べやすくなります。食感も楽しめるので食事が楽しくなります。

 「ちょっと食べたい!ときに便利なとろみ」

「くず粉」をご存じでしょうか。「葛」という植物の根っこから出来た食材でとろみをつけるのに使えます。

また葛は体を内側から温めてくれるとも言われていますので、寒い冬などにはうってつけです。

くず粉は大量の食材にとろみをつけたい場合には向きませんが、ご家庭などで少量の食材にとろみをつけたい場合には簡単に使える方法です。

片栗粉とは違い、時間が経過してもとろみがゆるみませんので、時間が必要な介護の食事でも便利に使えます。

 「使いやすいのはゲル化剤」

介護食は毎日のことです。そこで出来るだけ簡単にとろみを付けた食事を食べてもらいたい場合には、販売されているゼリー状のゲル化剤がおすすめです。

加熱や冷やすことで「とろみ」が出るもの、常温で混ぜると使えるものがあります。

各メーカーによって使い方やとろみを付ける分量は違いますが、介護食が必要なシーンでは準備しておくと安心です。

 「とろみ食品の正しい食べ方」

介護食の中でゼリー状になった食品を、ぐちゃぐちゃと混ぜてしまう方がいらっしゃいます。

一見すると正しいように見えますが、実は間違っています。ゼリー状の食品がバラバラになると飲み込みにくくなってしまいます。

ですからゼリー状の食品を食べる場合には、スプーンにのるくらいの大きさの「うすい板状」にするのが誤嚥しにくい方法です。こうすると、スルッと安全に飲み込むことができます。

お口のケアで健康を守ろう

誤嚥を防止する方法「とろみ」についてお伝えしました。しかしどれだけ誤嚥防止を注意しても、の日の体調や気分で誤嚥が起こることもあります。

そんな場合を考えると、できるだけ肺炎にならないように、そして栄養不足にならず「むせる」「せきこむ」力、および噛む力や飲み込む力をキープしてもらうために、お口のケアを心掛けてもらいたいのです。

負のサイクルから脱出しよう

高齢者のお口の中の不調は、次のようなサインでわかります。

・最近食べ物をよくこぼすようになった
・口が乾くと言っていることが増えた
・滑舌がわるくて話していることがわかりづらくなった
・大好きな汁物を食べると「むせる」ことが増えた
・スルメや少し硬い食べ物を噛みにくそうにしている

小さなことですが、こういった状態を放置すると、次のような負のサイクルに入ってしまいます。

噛めない → やわらかいものを食べる → 噛む力が低下 → 栄養不足に → よけいに噛めなくなる

もし、入れ歯が合っていないのなら、調整することで負のサイクルから脱出し、健康なお口の中、噛む力や飲み込む力を維持することができます。

虫歯や歯周病の影響で、噛み合わせが上手くいっていないのなら、歯医者さんで治療してもらうことで、負のサイクルから抜け出すこともできるでしょう。

食べやすい介護食は必要ですが、いつまでも美味しく安全に食事を楽しんでいただくためには、食べ物を最初に入れる「お口のケア」をおろそかにしてはいけません。

健康は口からはじまります

また、お口の中を清潔に保つことで、介護中に起こりやすい次のような病気や症状を回避することもできるでしょう。

・脳梗塞
・心臓病
・糖尿病
・筋力低下
・骨粗鬆症
・腎臓病

適切な栄養を体に取り込むことは、高齢者にとっていつまでも健康に楽しく過ごせる秘訣です。

誤嚥を防止する方法である介護食の工夫とあわせて、お口のケアも油断せずに整えておきましょう。

誤嚥の原因と防止の方法まとめ

誤嚥は苦しい体験です。また、まわりから見ていても辛いものです。そして誤嚥が原因となり肺炎や窒息という大変心配な状態になる可能性もあります。

そこで今回ご紹介しました、誤嚥を起こしやすい食材の特徴を知っていただき、こういった特徴の食材を使うときには「とろみ」を工夫していただきたいのです。

そして、誤嚥を防ぐため、もし誤嚥が起きた場合のリスクを下げるため、健康のためにも食事の入り口である「お口のケア」に注意していただくことが大切です。

とろみがあり、食べやすくて栄養バランスも考えられた食事とケアで、これからも食事の時間を楽しみにしてもらいましょう。

ご家庭で介護食を作ると、どうしても同じようなメニューになってしまいます。そういった場合には、気分転換や、介護されている方の息抜きとして介護食の宅配弁当の利用を考えてみてください。

簡単に外食できないからこそ、普段と違ったメニューが出てくることで、きっと話も弾み喜んで頂けることでしょう。

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