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HOME > コラム一覧 > 介護食レシピ 冷えを溜めないために、年末年始は冷たい飲み物に注意! / 更新日:2019年12月10日
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介護食レシピ 冷えを溜めないために、年末年始は冷たい飲み物に注意!

介護食レシピ 冷えを溜めないために、年末年始は冷たい飲み物に注意!

寒い季節に温かい部屋でいただく、冷たいお酒にジュースやアイスコーヒーなど、おいしいですね。しかし、お正月が明けてみてどうも胃腸の調子が悪い、お腹を触ってみても何となくひんやりと冷たかったり、固い感じがしたりすることはないですか?もしかしたら冷たい飲み物の飲み過ぎで胃腸が冷えてしまっているのかもしれませんね。今回は、そんな胃腸をいたわり、温める食べ物や飲み物をご紹介します。

冷たい飲み物は体を冷やす

日本では昔から、「冷えは万病のもと」と言いますね。では、なぜ、冷えは万(よろず)の病を呼ぶのかを、まずは考えてみましょう。

血行が悪くなり、体が冷える

本来、私たちの体は、冷たい飲み物や食べ物を飲食することに対応できていません。そんなところに冷たい飲み物を取り、胃腸が冷えを感じると、体は体内の温度を保とうとして温かい血液を胃腸に集めます。その結果、全身の血管に血液が行き渡らなくなり、手足の冷えにつながってしまいます。
さらに冷たいものを取り続けると、胃腸で冷えた血液が全身を巡り、最終的には全身をも冷やすことになります。

胃腸が冷えると下痢や便秘に

このように胃腸が冷えると、その動きが悪くなり、消化不良を起こします。
また、胃痛や胃もたれを起こし、未消化のまま腸まで運ばれた食べ物は、そのまま動きの悪い腸を通りぬけ、下痢をしたり、動きの悪い腸の中を上手く進むことができずに便秘を起こしたりします。

その結果、栄養の吸収が悪くなり、代謝が落ちてさらに冷えが加速し…とよくないことの繰り返しになります。

体温が下がり、抵抗力が落ちる

このように、消化吸収がうまくいかなくなり冷えから起こる悪いスパイラルに陥ってしまうと、栄養不足から疲労が抜けにくくなったり抵抗力が落ちて風邪を引きやすくなったりします。

冷えから肩こり、腰痛を感じてストレスとなり、自律神経のバランスが乱れ、さらに不調を呼ぶこともあります。
冷えから引き起こされるさまざまな症状については、二プロ株式会社様のサイトにも掲載されています。ご参照くださいね。https://www.nipro.co.jp/sukoyakanet/50/

栄養バランスを崩さないように

このように、冷えによる不調が重なってきたときに大切なことは、まずは冷えを解消することです。さらに、落ちてしまった代謝や抵抗力を高めるためにも栄養バランスの整った食事をとることが重要です。
下痢がひどくなってしまった時には、まずは温かいお粥などで胃腸の働きを整えます。その上で、咀嚼や嚥下に不安がある方はもちろん、通常の食事を召し上がっている方も、普段の料理の状態よりも一段階柔らかく調理したものから胃腸を慣らしていくのがおすすめです。

しかし、調理する立場の方にとって、栄養バランスをとりつつ柔らかい食事を用意するのはハードルが高いことかもしれません。そんな時にもおすすめなのが、配食のふれ愛のお弁当です。

配食のふれ愛のお弁当は、咀嚼・嚥下に不安がある方にもおすすめできる、やわらか食やムース食はもちろん、きざみ食やきざみ食のとろみつきなども選ぶことができます。さらに、持病により食事制限がある方にも選んでいただきやすい、たんぱく調整食やカロリー調整食も充実しているのもうれしいですね。
今なら無料試食キャンペーン実施中です。この機会にどうぞお試しくださいね。

食べ物の力で胃腸を温め血行促進

では、どのような食べ物が胃腸を温め、滞ってしまった血液をうまく流してくれるのかをご紹介していきます。

肉・魚介類 鶏肉、羊肉、ブリ、鰯、鰺など
野菜 カブ、玉ねぎ、ねぎ、ニラ、にんにく、みょうが、大葉、よもぎ
スパイス・調味料類 味噌、甘酒、酒、花消

玉ねぎ

今や日本の食卓には欠かせない野菜のひとつ、玉ねぎには体を温め、血液をサラサラにする効果があります。また、玉ねぎ独特の香り成分、硫化アリルには疲労回復に効果的なビタミンB1の吸収力を高める働きがあるので、豚肉料理にあわせると良いですね。

オニオングラタンスープ
少し時間はかかりますが、しっかりと茶色になるまで炒めた玉ねぎにはとても濃厚なうま味と甘みがあります。まとめて作っておくと、少し冷えを感じる時にさっと煮て飲むことができますし、煮込み料理に加えるうま味として調味料として使用することができます。
なお、よく見るような焦げ茶色になるまで炒めなくても十分にうま味が出ています。下の写真のような色で大丈夫ですので、構えずチャレンジしてみてくださいね。
オニオングラタンスープ
【材料】  4人分
≪炒め玉ねぎペースト≫
玉ねぎ      中2個
オリーブオイル  大さじ1
塩        ひとつまみ

水        400cc
しょうゆ     小さじ1
こしょう     適宜

フランスパン   2切れ
ピザ用チ―ズ   適宜

【作り方】
≪炒め玉ねぎペースト≫
1、玉ねぎは皮をむき、千切り、又は荒みじん切りにする。
2、フライパンにオリーブオイルを熱し、(1)の玉ねぎを入れ、塩をふって弱火で炒める。
 (先に塩を振ることで玉ねぎから水分が出て早く仕上がります。また、途中一部だけが焦げてしまう場合はその都度水を加えてこげを溶かし、全体をよく混ぜる。)

≪スープの仕上げ≫
1、ココット、又はマグカップなどに炒め玉ねぎペーストを一人分につきピンポン玉1個分程度入れ、熱湯を注ぐ。
2、しょうゆで味を整え、好みでフランスパンのスライスとピザ用チーズを入れてトースターでチーズが溶けるまで焼く。
咀嚼や嚥下に不安がなければ、好みでフランスパンとチーズの代わりに餅を入れて柔らかく煮てもおいしいです。

玉ねぎのコンソメ煮
少し手間のかかるオニオングラタンスープと違い、火にかけておくだけでよい玉ねぎのスープは、あっさりとした香りと甘みが魅力のスープです。とろけるほど柔らかく煮た玉ねぎは、咀嚼・嚥下に不安がある方にも食べやすい一品です。

【材料】  2人分
玉ねぎ     小2個
 あれば新玉ねぎ
ベーコン    1枚
ソーセージや鶏、または豚肉でも作ることができます
ローリエ    1枚
コンソメスープ 600cc程度
 (市販のコンソメスープのもとを規定通りに溶かしたもの)
しょうゆ    適宜
水溶き片栗粉  大さじ1程度

【作り方】
1、玉ねぎは皮をむき、大きければ茎の部分に十字の切れ目を入れる。
2、鍋を熱し、ベーコンをさっと炒め、火を止めて熱が落ち着いたら玉ねぎ、ローリエ、コンソメスープを入れて、玉ねぎが柔らかくなるまで煮る。
3、玉ねぎに竹ぐしをさしてみてすっと通るようになればしょうゆ少々で味を整え、水溶き片栗粉でとろみを付ける。
※鶏や豚肉など、生の肉類を利用するときは、あらかじめ熱湯をくぐらせて表面を固めてから煮る。

カブ

カブには胸及び腹部の冷痛を緩和し、体を温める作用があります。また、穏やかな消化促進作用、咳を鎮める効果も期待できます。冬が旬のカブ、ぜひ季節のうちにいただきたいですね。

カブとベーコンのクリームシチュー
ベーコンのスモーキーな香りがアクセントになるシチューは、カブもとろとろと柔らかく、とても温まります。
レシピでは小麦粉を使って作る方法をご紹介していますが、市販のシチューのルーを利用していただいても大丈夫です。

【材料】  2人分
カブ         中2個
ベーコン       2枚
玉ねぎ        1/2個
薄力粉        大さじ2
バター        大さじ1
水          200cc
牛乳         200cc
コンソメスープのもと 1個
塩・こしょう     各適宜

【作り方】
1、カブは葉を切り落として皮をむき、くし切りにする。
2、ベーコンは一口大に切る。玉ねぎはみじん切りにする。
3、バターを室温に戻し、薄力粉を茶こしでふるって加え、よく練り混ぜておく。
4、フライパンにベーコンを入れてから火にかけ、中火でさっと炒める。
5、ベーコンの脂が出てきたら玉ねぎを加えて炒める。
6、玉ねぎに透明感が出てきたらカブ、水を加え、カブが柔らかくなるまで煮る。
7、カブにすっと竹ぐしが入るようになれば牛乳を加え沸騰させる。
8、(7)が沸騰したら(3)の薄力粉入りのバターを加え、とろみがつくまで混ぜながら煮る。
9、塩・こしょうで味を整える。

カブのそぼろ煮
鶏肉には、体を温める働きがあります。同じく体を温めるしょうがは、生のままだと体の芯の熱を体表へと発散してしまいますが、しっかりと煮込むことで体を芯から温める働きを持ちます。冬にしょうがを利用する際は長めに加熱してくださいね。

【材料】  2人分
カブ      小2個
鶏ひき肉    100g
サラダオイル  大さじ1
だし      200cc
しょうが    1/2かけ
水溶き片栗粉  大さじ1~
しょうゆ    小さじ1

【作り方】
1、カブは葉を切り落として皮をむき、くし切りにする。しょうがはすりおろす。カブの葉は細かく切り、さっと塩茹でしてしっかりと水分を切っておく。
2、鍋にサラダオイルを熱し、鶏ひき肉を炒める。(1)のしょうがのすりおろし、だしを加え、カブを加え10分ほど煮る。
 (煮込み時間が取れない場合は、(1)のカブを耐熱容器に入れ、水大さじ1をふりかけてふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで4分程度加熱してからそぼろの鍋に加える。)
3、(2)のそぼろあんにしょうゆを加え、味を整えたら水溶き片栗粉でとろみをつける。
4、(3)のカブとあんを器に盛り、カブの葉を天盛りにする。

菜の花

春の気配が訪れると店頭に並ぶ菜の花は、体を温めるとともにデトックス効果があり、冬の間に溜まった老廃物を排泄し、春に出る吹き出物などを未然に防ぐ助けになります。ここ数年で年明け早々から店頭に並ぶようになりました。ぜひともメニューの一つに取りいれてくださいね。

菜の花の辛子和え
辛子には、菜の花同様、体を温める働きがあります。ですが、少しピリっとした風味が苦手な場合は、めんつゆで味つけしたあと、かつおぶしをふってお浸しにしてあげると食べやすくなりますよ。

【材料】  2人分
菜の花     1把
塩(塩茹で用) 小さじ1程度
めんつゆ    大さじ1.5
錬り辛子    小さじ1/2~

【作り方】
1、菜の花は切り口を落とし、きれいに洗ってから塩茹でし、冷水に取って冷やしてからしっかりと水分を切っておく。
2、めんつゆに練り辛子を溶き混ぜ、(1)の菜の花を和える。
※めんつゆはメーカーにより希釈率が違います。今回は3倍希釈をもとにしていますので、加減してくださいね。

菜の花とエビの炒め煮
エビも、中医薬膳学では体を温める作用がある食材として知られています。プリプリとした食感とうま味があるエビは、お好きな方が多いですね。今回はオイスターソースを利用して中華風の味付けで、ごはんも進むおかずに仕上げました。

なお、エビは種類により身の固さが違います。咀嚼・嚥下に不安がある方には赤足エビや甘エビが、身も柔らかく、召し上がりやすいと思いますので、お試しくださいね。

【材料】  2人分
エビ       8尾
菜の花      1把
白ネギ      1本
しょうが     1/2かけ
日本酒(下味用)  大さじ1
塩        1つまみ
片栗粉(下味用)  大さじ1/2
サラダオイル   大さじ1
≪調味料≫
オイスターソース 大さじ1
しょうゆ     小さじ1
日本酒      大さじ1
中華スープ    100cc
(市販の中華スープのもとを表示通りに薄めておく)
片栗粉      大さじ1/2

【作り方】
1、エビは殻をむいて背ワタを取り、片栗粉(分量外)をまぶしつけ、きれいに洗ってしっかりと水気を切る。
2、(1)のエビに塩、下味用の日本酒、片栗粉をまぶす。
3、菜の花は切り口を落とし、さっと塩茹でしてしっかりと水気を切り、一口大に切っておく。
4、白ネギ、しょうがはみじん切りにする。調味料はすべて混ぜ合わせておく。
5、フライパンにサラダオイルを熱し、(4)の白ネギ、しょうがを炒める。
6、(5)の香りが出てくれば、(1)のエビを炒める。
7、エビに火が通ったら、(3)の菜の花を入れてさっと炒め合わせ、(4)の調味料を良く混ぜて加え、とろみがつくまで煮たてる。

胃腸を温めるメニューまとめ

冷たい飲食物で内側から冷えた胃腸を温めるメニュー、いかがでしたでしょうか?今回ご紹介したような、体をあたためる働きのある食材を取り入れるほか、軽い運動をして血行を良くしておくことも有効ですね。

また、筋肉は熱を生産しますので、医師や理学療法士の指導のもと、無理のないペースで筋力トレーニングをしておくと、冷えの予防にもなります。もちろん、栄養バランスを整えておくこともお忘れなく、春を健やかに迎えられるよう、胃腸の調子、体調が整うとよいですね。

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