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介護食作り時に、あると便利な調理器具

作成日:2019年4月10日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
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介護食作り時に、あると便利な調理器具

毎日家族そろって同じメニューをみんなで食べたいものですが、少しだけ取り分けて介護食用にペーストにしたり、すりおろしたり、なかなか手間がかかりますね。今回はそんな時に便利な調理器具と、家族も一緒に食べられる、とろみのあるスープメニューをご紹介します。

便利な調理家電について

ハンディブレンダー

ハンディブレンダーはサイズが小さいので、収納場所に困らず、基本的には手に持って使用するので狭いキッチンでも使いやすいのが魅力です。

さまざまなアタッチメント、アクセサリーがあり、介護食だけでなく色々な用途で利用できます。本体にみじん切り用カップをセットして、野菜やゆで卵、生の肉類のみじん切り、ブレンダーをセットしてポタージュやディップ、ご飯と熱湯でとろみのある重湯状のものも作ることができます。

いくつかの小さなカップに入れたさまざまな食材を次々とペースト状にすることができ、作業がスピーディーになります。

スープと具材を、炊いている鍋の中で直接、ブレンダーでつぶしてポタージュを作ることもできますが、仕上がりにつぶしむらができやすいことがデメリットです。

そのほか、泡立て機能もあり、ホイップクリームを作ったり、ムース食を作ったりするのにも使えますね。

ミキサー

容量のバリエーションが多く、一人分のものには、ミキシング容器がそのままコップとして利用できるものもあります。介護食1食のみをポタージュ状にするときに向いています。

オプションでミルサーがついているものなら、かつお節やだしじゃこ、だし昆布で、粉末だしをつくることができます。要介護者の状況によりますが、カルシウムやミネラルも豊富な粉末だしをふりかけにしたおかゆは味もよく、食が進みそうですね。

野菜や豆類だけでなく、炊いた肉じゃがの肉などもひたひたの水分とともにすりつぶすことができます。ほんの少しだけペースト状にしたいときにも使用できますが、ハンディーミキサーのようにいろいろなカップを使用できないところがデメリットですね。

フードプロセッサー

大きなケースの中に入れた食材を主にペースト状、またはみじん切りにするときに使用しますが、さまざまなオプションの刃がセットされていて、スライスやすりおろし、パン生地をこねることができるものもあります。

さまざまなサイズがありますが、容量が多いものがメインです。家族の人数が多く調理する量が多い場合、手作りの料理やパン、お菓子作りにも興味があるかたには、こちらがおすすめです。ポタージュスープを作るときは、先ほどのハンディブレンダーよりもフードプロセッサーのほうが早くきれいに仕上げることができます。

デメリットは、サイズが大きく収納場所、使用場所を選ぶこと、大きいため、洗うのが手間になることですね。

調理家電でペーストを作る際の注意点

ミキサーが「すりつぶす」感覚に近いのに対し、フードプロセッサーやハンディブレンダーは「刻む」感覚に近くなります。

また、加熱が十分でないとどれを使用しても全体にザラザラとした粒が残り、豆の皮などは硬いまま残ることがあります。万が一のどにはりついてしまった場合、むせてしまう可能性があります。強いパワーでペーストにできるとはいえ、しっかりと加熱し、あらかじめやわらかくしておいてくださいね。

さらに、パワーのある調理家電を使って豆、いも類や栗をペースト状にする場合、多めの水分とともに状態を見ながら、時にはパルススイッチ(押したときだけ回転するスイッチ)を使用して調理してください。これらの食材は、長時間回したり、水分が少なかったりすると、粘りが出てもちのようになり、食べたときにのどに詰まる可能性があります。

離乳食用調理セット

便利とは分かっていても、介護食つくり以外にこのような調理家電を使用することもない、という方もいらっしゃることと思います。そんなときに手軽で便利なのが、離乳食を作るときに使用する調理器セットです。

すり鉢やおろしがね、ゆで野菜やゆで卵を角切りにできるプレート、裏ごし器などがセットになっています。製品によっては調理したものをその容器のまま電子レンジにかけることができるものもあります。離乳食調理セットはリーズナブルなものが多く、手軽に使うことができますね。

ハンディブレンダーミキサーフードプロセッサー離乳食用調理セット
食材をペーストにする方法刻むつぶす刻む裏ごす
ペーストにしたときの食材の粘りありありありなし
使用できる容器ヘッド部分が入るものなら、マグカップから鍋まで、さまざまな容器が使用できる。専用カップのみ専用カップのみ専用カップまたはボールなど(製品による)
主な動作
(付属品による)
刻む
泡立てる
つぶす
混ぜる
砕く
混ぜる
つぶす
刻む
つぶす
混ぜる
砕く
(パン生地を)練る
輪切り
裏ごす
角切り
すりおろす

※各製品の代表的な使い方と食材の仕上がり具合

調理家電おすすめ

多くのメーカーから販売されていますが、中でも人気のあるメーカーを3社ご紹介します。

各社のホームページにはレシピも多く掲載されていますので、ご参考になさってくださいね。

クイジナート

https://www.cuisinart.jp/
アメリカのメーカーでフードプロセッサー、ミキサー、ハンディブレンダーともにとても人気があります。

ブラウン

https://www2.braunhousehold.com/ja-jp
ドイツのメーカー、髭剃りが有名ですが、調理家電も性能のよいものがあります。

パナソニック

https://panasonic.jp/cooking/
言わずと知れた日本を代表する家電メーカー。さまざまな製品がお手元にもあることと思います。

調理家電でつくるスープ料理

かぼちゃのポタージュ

かぼちゃのポタージュ

かぼちゃには、ビタミンA、C、Eが多く、胃腸の働きを助け、皮膚や粘膜を保護する働きがあります。かぼちゃと同様に、胃腸の働きを助け、熱に強いビタミンCを多く含むジャガイモ、血中脂質の抑制、粘りのある痰、咳を切る効果のある玉ねぎを使用して作ります。

【材料】  4人分
かぼちゃ1/6個
玉ねぎ1/2個
じゃがいも中1個
バター10g
50cc
豆乳または牛乳400cc
コンソメスープのもと1個
塩・こしょう各適宜

【作り方】

1. かぼちゃ、じゃがいもは皮をむき乱切りにする。玉ねぎは薄切りにする。

2. 鍋にバターを熱し、かぼちゃ、玉ねぎ、じゃがいもを炒める。

3. 全体にバターが行きわたり、玉ねぎに透明感が出てきたら水を加えて蓋をし、蒸し煮にする。

4. かぼちゃ、じゃがいもが柔らかくなれば、フードプロセッサーなどを利用してむらなくペースト状にする。

※この段階でファスナーつきのビニール袋などにとりわけて冷凍しておくことができます。

5. (4)を鍋に戻し、豆乳または牛乳、コンソメスープのもとを加えてのばし、あたためる。塩・こしょうで味を調える。

スープを作る際、色が悪くなるので皮は使用しませんが、咀嚼・嚥下に問題がないならば少量を細く切り、別の鍋でゆでて火を通したものを浮き身に使用するとよいですね。ほかにも、サンドイッチ用のパンを多めのバターで焼いたクルトンを浮かべても美味しいです。

単なるスープだけでは、同居のご家族には物足りない場合、このような浮き身ひとつで満足感が得られる場合もありますので、時間的に余裕があるときは試してみてください。

きのこのポタージュ

きのこ類には全般的に食物繊維が多く、腸の動きを整え、便秘解消に効果があり、肌荒れの改善やコレステロールの低下、肥満解消にも役立ちます。また、薬膳では黒きくらげには鉄分が多く含まれ血液を増やしてくれる効果が、白きくらげには肺や肌を潤す効果があるといわれています。

種類により味や香りに違いのあるきのこは、数種類取り混ぜて使用すると味の幅が広がり、とても美味しいポタージュになりますよ。

【材料】 4人分
きのこ類(色々取り混ぜて)150g
じゃがいも中2個
白ねぎ1/4個
バター20g
豆乳または牛乳400cc
コンソメスープのもと1個
塩・こしょう各適宜

【作り方】

1. きのこ類は石づきを落とし、小房に分けておく。

2. 白ねぎは薄切りにする。

3. 鍋にバターを熱し、白ねぎを炒め、しんなりしてきたら、(1)のきのこを入れて炒める。

4. きのこに火が通ったら、(3)、豆乳または牛乳200cc程度とともにフードプロセッサーなどにかけ、ペースト状にする。

5. (4)を鍋に戻し、残りの豆乳または牛乳を加え温め、塩・こしょうで味を調える。

しめじは苦味が強いので、量は少なめに使用したほうが食べやすいです。かぼちゃのポタージュと同様に、(3)で炒めたきのこを少量取り分けておいたものや、バターで仕上げたクルトン、また、みじん切りのパセリなどを浮かべるとよいでしょう。

じゃがいものビシソワーズ

暑い季節には、ポタージュスープは少し重く感じます。夏には冷たいビシソワーズ(冷静ポタージュスープ)はいかがでしょうか。じゃがいもには熱に強いビタミンCが多く含まれています。肌を整え、骨などのコラーゲンの形成には欠かせないビタミンC ですが、水溶性なので、スープにして食べるとむだなく摂取することができますね。

【材料】  4人分
じゃがいも中3個
白ねぎ1/2本
サラダオイルまたはオリーブオイル大さじ1
白ワイン(あれば)50cc
50cc
コンソメスープのもと1個
豆乳または牛乳300cc

【作り方】

1. じゃがいもは皮をむいて乱切りに、白ねぎは薄切りにする。

2. 鍋にサラダオイルまたはオリーブオイルを熱し、じゃがいも、白ねぎをいためる。

3. 白ワインとコンソメスープのもとを加え、沸騰してアルコールが飛んだら水を加え、蓋をして蒸し煮にする。

4. (3)と豆乳または牛乳をフードプロセッサーなどにかけ、ペースト状にする。

5. 冷蔵庫で冷やす。

※暑い季節にさっぱりといただきたいビシソワーズには、あれば白ワインを加えてみてください。ワインの酸味ですっきりとした味になります。

また、スープを冷やすことで、体にこもった熱をすっと鎮めることができます。

ビシソワーズの浮き身にはオリーブオイルで仕上げたクルトンや刻みパセリ、ねぎ、1cm角に切った絹ごし豆腐もよく合います。

介護食作り(まとめ)

ペースト食、とろみ食は、同居する若い世代には違和感があり、なかなか受け入れてもらえないこともあるかと思います。しかし、ポタージュスープにすると分け隔てなく一緒に食べることができる一品として、テーブルに並べることができますね。

浮き身などをちょっと工夫することで、どの世代のメニューにも組み込むことができますので、ぜひ試してみてくださいね。
なお、調理器具は使用後、分解できる部分は分解してしっかりと洗浄・乾燥させてください。

特にパッキンの部分には調理した食材が残りやすく、腐敗し食中毒を引き起こす可能性があります。

また、ペースト状の食品自体も、通常の料理より腐敗スピードが速いものです。調理後は速やかに食べるか、保存する場合はなるべく早く温度を下げ、冷凍保存して1週間程度で使い切ってくださいね。

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