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クレアチニンを下げる!腎臓病改善が期待できる食事とは

作成日:2022年10月24日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
栄養バランスのよい食事をとりたい方へ、お弁当の無料試食はこちらから!

クレアチニンを下げる!腎臓病改善が期待できる食事とは

定期健康診断の結果報告を受けたとき、「クレアチニン」という項目に異常が見られたことはありませんか?

検査項目の一覧を見ると、腎臓病に関するグループに含まれている「クレアチニン」。

今回は、「クレアチニン」とは何か、また、「クレアチニン」を下げる方法や食事メニュー、レシピもあわせてご紹介します。

クレアチニンと腎臓病との関係とは

暮らしの中でほとんどの方が意識することのない腎臓。

健康診断や他の治療で血液検査をすると「クレアチニンが高いですね」と指摘されたことはないでしょうか。

クレアチニンとはどのようにして発生する物質で、腎臓がどのように悪くなって数値が高くなってしまっているのか、肝臓病との関係を確認してみましょう。

まずは腎臓の役割を知っておこう

胃の痛みを感じたり、下痢や便秘でおなか(腸)が痛みやハリを感じたりすることはありますね。

では、腎臓はどうでしょうか?

内臓の位置を示した、人体図などで何となく把握はしているものの、胃や腸のように、痛みや調子の悪さを感じたことがあるという方は少ないのではないでしょうか?

腎臓は、他の臓器とは違い、負担がかかっていても、調子が悪くなってしまっていても、痛みや不快感といった自覚症状がでにくいため、気づいた時には病気が進行してしまっていることもありえます。

では、腎臓とはどのような働きがあるのかをご紹介します。

(1)腎臓は2つある

腎臓は胃や腸、肺などと比べと、それほど大きな臓器ではありません。

大人のにぎりこぶしくらいの大きさで、腰よりも少し上、脊柱をはさんで左右に1つずつあります。

(2)腎臓の役割

腎臓は、私たちの体内で発生した「老廃物」を体外へ排出するという、重要な役割を担っています。

血液は私たちの体の隅々にまで、新鮮な酸素や栄養分を運び、体内で発生している不要な成分、たとえば

・炭酸ガス
・尿素
・尿酸
・クレアチニン
・アンモニア

など「老廃物」と呼ばれるものを受け取って循環します。

こういった老廃物はそのまま体内で増え続けると有害になるため、老廃物を含んだ血液を濾過し、不要なものは体外へ排出する必要があります。

この必要なものと不要なものを選別する「濾過」の役割を担っているのが「腎臓」なのです。

この、クレアチニンをはじめとする体内で発生した老廃物は、血液に乗って腎臓内の糸球体といわれる部分に到達します。

糸球体は、その名の通り、糸を緩く玉結びしたような形をした組織です。ここで老廃物がろ過され、尿として排泄されています。

いわば浄水器のろ過装置のようなものですね。

(3)どうやって排出されるの?

腎臓で濾過された排出物は、尿として体外へ排出されます。健康な成人の場合は、1分間に90ml以上の血液をろ過し、尿を作り出しています。

ところが、糸球体が何らかの原因で機能しなくなると、この働きが低下して、老廃物は尿として排泄されなくなってしまいます。

本来排泄されるべき老廃物が体内を巡ってしまっているとなると、何らかの病気を引き起こす原因にもなりまねませんね。

この時、クレアチニン値などが異常になるため、腎臓の病気を見つけることができるのです。

(4)体内水分の調整もしている

私たちの体に必要なの、不要なものを分け、尿を作る役割を司る腎臓は、体内に必要となる水分と電解質のバランスも調整しています。

平均的な成人の水分量は体重の約60%と言われていますが、数値を維持することができているのも、腎臓の働きがあってこそ、なのです。

(5)血圧のコントロールや骨にも関係している

腎臓ではホルモンの分泌も行われています。

・エリスロポエチン
エリスロポエチンとは、赤血球を作り出す働きをするホルモンです。

日々体内の血液の状態を確認している腎臓が、血液中の酸素不足を感じ取った時に赤血球を増やし、酸素をもっと取り込もうと分泌されています。

・レニン
レニンは血圧をコントロールするために分泌されるホルモンです。

腎臓のろ過装置、糸球体に送り込まれる血液の圧力が下がると、血液をろ過する力が働かなくなってしまいますね。

そのため、血管を収縮させる働きを持つ「アンジオテンシンⅡ」というホルモンを刺激し、血液を上昇させて血圧を一定に保っているのです。

・活性型ビタミンD
私たちが食事をしたり紫外線を浴びたりすることで体内に取り入れるビタミンDですが、実はこのままの形では利用することはできません。

カルシウムの吸収を助け、骨や歯に沈着させる働きを行うことができるのは、活性型ビタミンDという物質なのです。

腎臓内では、酵素の働きを利用して、ビタミンDを活性化ビタミンDへと変化させ、骨を丈夫にする働きを促しています。

このように腎臓の役割は、体の健康の根幹に関わることが多いため、意識していないと体の中心から病気を引き寄せてしまうこともあるのです。

クレアチニンとは?

クレアチニンとは、体内で筋肉や皮膚、内臓といったたんぱく質が分解された時に発生する老廃物のことです。

通常、クレアチニンの基準値は男性で0.61~1.04mg/dl、女性で0.47~0.79ml/dlですが、男女ともに筋肉量が多いとクレアチニンの量は多く、筋肉量が少ない女性や高齢者は、クレアチニンの量も少なくなりやすいと言います。

さまざまな要因で腎臓病になると、ろ過機能の働きが悪くなり、クレアチニンなどの老廃物が血液中にとどまり、血液検査のデータとして現れてくるということですね。

腎臓病の原因とは

腎臓は私たちの健康と切り離して考えることはできません。

では、どうしてこのように大切な臓器である「腎臓」が病気になってしまうのでしょうか。

現在の日本における透析患者数を見ると、腎臓病を患っている方の推移がわかってきます。

『わが国の慢性透析療法の現況(2019年12月31日)』より抜粋

『わが国の慢性透析療法の現況(2019年12月31日)』より抜粋

出典:日本透析医学会~2019年末の慢性透析患者に関する集計~より抜粋
URL:https://docs.jsdt.or.jp/overview/file/2019/pdf/01.pdf

このグラフを見るとおり、腎臓の調子が良くない方は、年々増加の傾向にあります。このように増加している主な原因は、

・糖尿病
・高血圧
・高血糖

など、俗に言われている「生活習慣病」だといわれています。

腎臓病の自覚症状

自覚症状がほとんどない腎臓病ですが、症状が進行すると、以下のような症状が出るようになります。

(1)尿がにごっている

尿に血液や糖、タンパク質が混じってくると、尿がにごることがあります。

血液が混ざっていると、尿が赤みを帯び、糖が混ざっていると、甘いにおいを感じることもあります。

タンパク質が混ざっていると、長時間「泡立っている」ことがあります。

(2)排尿量の変化

少しずつ変化しているので自覚しづらいのですが、尿の量が増えたり、反対に減ったりすることがあります。

極端に汗をかいたり、大量に水分を取ったりしていないにもかかわらず、尿の量が変化している場合は注意が必要です。

(3)むくみやすい

体の末端部分は、老廃物がたまりやすいところです。そのため腎臓の調子が低下すると、顔や脚、手がむくみやすくなります。

腎臓の不調が原因でむくんでいる場合、むくみを感じる部分を押すと、へこんだまま元に戻りにくいのが特徴です。

症状が進行すると、顔や脚、手だけではなく内蔵にもむくみが起こることがあり、非常に危険な状態になってしまいます。

(4)高血圧

先ほどもご紹介したとおり、腎臓は体内の水分調整も行っています。

そのため、水分調整がうまくいかないと、体にたまった不要な水分や塩分が原因となって高血圧をまねく可能性も出てきます。他にも、

・動悸
・息切れ
・倦怠感
・食欲不振
・呼吸困難

などの症状を感じる方もいらっしゃいます。

腎臓病を調べる方法

腎臓病は「静かに進行する」のが特徴です。そのため、自覚症状が出てくる前に、腎臓の調子を調べておくことが大切です。

(1)尿検査

検査しやすい方法の一つが尿検査です。尿の色や、尿に混ざっている成分によって、おおまかですが調べることができます。

尿検査は、検査前の食事や疲労度合いなどのによって、若干結果が変る場合があります。

定期的な検査を続け、自覚症状がなくても状態を知ることができます。

尿検査は病院で受けるほか、薬局で購入することができる検尿テープを用いて自己検査をすることもできます。

(2)血液検査

血液の成分を調べることで、腎臓の状態を知ることができます。

腎臓が健康な状態であれば、老廃物は尿と一緒に体外へ排出されます。

そのため血液中に含まれる老廃物の濃度は低下します。しかし、腎臓が健康な状態でない場合、老廃物は体外へ排出されにくくなっていますから、濃度も高くなってきます。

このような理屈から、腎機能を知る上で重要だと言われているのが「血清クレアチニン値」と呼ばれている数値です。

腎臓の機能が低下していると、先ほどご紹介したとおり、クレアチニンなどの老廃物は、体外へうまく排出されなくなるため、血液中に含まれる量が増えてしまいます。

このような視点から、血液検査を受け、クレアチニンをはじめとする老廃物の数値を調べることで、腎臓の機能が正常に保たれているのかどうかを判断することができるのです。

腎臓病には種類があります

ご存じのとおり、ひとくちに腎臓病と言っても、原因や症状など、いくつかの種類があります。

それぞれの特徴を知っておくことで、体の異常に気付き、少しでも早く治療を始められることにつながります。

ここからは腎臓病の種類についてご紹介します。

(1)急性腎炎症候群

風邪などのあとに腎臓病の症状が見られるケースです。

この場合、腎臓の働きが低下している原因は「ウイルス」などの感染によることが多いため、適切な感染治療を行うことで完治することがほとんどです。

(2)慢性腎炎症候群

尿の量や状態の変化、むくみ、高血圧など、1年以上同じ症状が続いている場合、慢性腎炎症候群をひきおこしているケースがあります。

原因となるのは、最近では生活習慣病です。放置すると症状が進行し腎不全を引き起こすこともあります。

(3)急速進行性腎炎症候群

国が指定している難病の一つです。腎臓病の症状が発生してから、数ヶ月で腎不全が進行するケースです。

とにかく早期発見、早期治療が肝心です。

(4)ネフローゼ症候群

尿の中のタンパク質が異常に増え、血液中のタンパク質が低下するケースです。

腎臓病が原因のネフローゼ症候群は「一次性ネフローゼ症候群」と呼ばれ、国の指定難病にもなっています。

(5)糖尿病性腎症

糖尿病が原因で腎臓病が起こっているケースです。現在、透析患者数が増加している原因だとも言われています。

尿に含まれる「アルブミン」の量を検査することで、早期に発見することもできます。

腎臓病改善に役立つ食事とは

それでは腎臓病改善に役立つ食事について見てきましょう。

ステージ別のポイント

腎臓病には進行によってステージがあります。

(1)G1またはG2

基本的には家族と同じ食事ができます。ただし摂取するエネルギーを調整し「肥満」に気をつけることが大切です。

肥満を改善することで、血圧や血糖値、血中脂質の軽減が期待できますので、腎臓への負担も少なくなり腎機能の改善に役立ちます。

血圧が高い方は、塩分を1日6g未満にすることを目標にしておくと、高血圧の予防にも役立ちます。

また、タンパク質や脂質の摂取量も、かかりつけの医師や管理栄養士の指導をうけ、とりすぎないように気をつけておきましょう。

(2)G3a

腎臓の機能低下を防ぐことが目標の食事です。塩分やタンパク質をとりすぎないように注意しましょう。

塩分は1日6g未満。タンパク質は健康な人の1~2割減を目安とした食事がおすすめです。

かかりつけの医師や管理栄養士の指示を受け、きちんと守ることが大切です。

(3)G3b、G4

腎臓の機能を維持することが難しい状態です。そのためタンパク質の摂取制限に力を入れることになります。

高カリウム症が起こった方は、カリウムの制限も追加されますので、生野菜や果物の摂取が難しくなります。場合によってはリンの摂取制限も追加されます。

(4)G5

尿毒素による合併症が出てくる可能性が高い状態です。

・塩分
・タンパク質
・カリウム
・リン

すべて制限が出てきますので、かかりつけの医師や管理栄養士の指示に従うようにしましょう。

自分の適量を知る

腎臓病におけるエネルギー摂取量や栄養成分の制限は、かかりつけの医師や管理栄養士からの指導をうけることができます。

それぞれの体型や体格、病状の進行によって「あなただけの適量」がありますので、必ず理解しておくことが大切です。

病状にあわない量を思いのままに食べ続けると、腎臓への負担はますます増え、病状が悪化してしまいます。

腎臓をいたわるために気を付けたい食事のポイント

塩分を控える

腎臓病や高血圧の方の場合、重症化の予防のためにも塩分の摂取量を1日6g未満とすることが推奨されています。

しかし、平均的な濃い口しょうゆ大さじ1杯に含まれる塩分量は、2.6gです。

1日3食とすると、1食あたり2gですから、少し油断すると超えてしまいます。しかし、次のようなポイントを知っておくと減塩に成功できるはずです。

(1)栄養成分表示

外食するとき、お総菜を購入するとき、栄養成分表示をチェックしましょう。

(2)正確に計る

食事を作る場合、食材や調味料は、目安の量ではなく、はかりや計量スプーンを使って正確に計りましょう。

(3)味付けに工夫

濃い味付けになれていると、減塩ではおいしくないと感じるかもしれません。

こういった場合は、減塩調味料を使ったり、香辛料や出汁、レモン、酢などを使ったりすることで、「おいしく」食べることができます。

同様に、片栗粉などでタレにとろみをつけると、塩分や脂質を含んだタレが具材に多くからまり、サラサラとした状態のものよりも、調味液をより多く取ってしまいます。

とろみは少なめに調整しましょう。

(4)盛り付け時に工夫する

炒めものを作った場合など、フライパンを傾けると、底に調味液が溜まっていることがありますね。

この中には、旨みとともに塩分や脂質がたっぷりと含まれています。

フライパンから皿に盛り付けるときには、この調味液は極力入らないように、具材のみ盛り付けるようにすることで塩分や脂質を抑えることができますよ。

もっとも難しいのが「外食」「総菜」です。

外食する場合、特に麺類のスープは一般的に塩分、種類によっては脂質も多く含まれているため、飲まないことをおすすめします。

どんぶりものは思っている以上に塩分が高いので「残す」勇気を持っておきましょう。

また、総菜は揚げ物や時間が経過しても味が変わらないもの、濃い味付けのものは避けるのが一番です。

どちらも簡単ではありませんが、自分の適量を理解しておくことが成功の秘訣になりますね。

こういった制限のある食事や献立を毎日考えながら暮らすのは、ちょっと窮屈かもしれません。

家族の中で一人分だけ特別なメニューをつくるのも、忙しい日々の中となると大変ですね。

そこでおすすめなのが、制限食にも対応している「宅配弁当」です。わたしたち「配食のふれ愛」では原材料からこだわり、管理栄養士が考える、栄養バランスが整った食事をお届けしています。今なら無料試食キャンペーン中ですので、お気軽にお試しいただけます。

おすすめの塩分控えめメニュー

ワカメと豆腐のサラダ

ワカメと豆腐のサラダ

取り過ぎたナトリウムを排泄するためにはカリウムが有効ですが、糖尿病の方の中にはカリウム摂取の制限を受けておられる方もいらっしゃることと思います。

そこで、今回は塩分を排泄する働きを持つ食物繊維をたっぷりと含む、ワカメや大麦を利用してサラダに仕上げました。

大麦のプチプチとした食感が楽しい一皿です。

【材料】2人分
・乾燥ワカメ…4g
・豆腐…1丁
・大麦(乾燥したもの)…大さじ1
・プチトマト…6個
・レタス…適宜
・しょうゆ…小さじ1/2
・黒酢(または酢)…大さじ1(※)
・すりごま…ひとつまみ

【作り方】

①乾燥ワカメは水に浸けて戻し、柔らかくなればザルにとって余分な水を切っておきます。

②大麦はパッケージの指示通りに茹で、さっと洗ってぬめりを取ります。ザルにとって冷ましておきます。(まとめて多めに茹で、1回分ずつ冷凍しておくこともできます。)

③レタス、プチトマトは洗って水気を切り、適宜食べやすいサイズに切っておきます。

4皿に③、一口大に切った豆腐、①の乾燥ワカメを彩りよく盛り付け、②の大麦を散らし、酢、しょうゆを合わせて回しかけます。

④すりごまを散らします。

普段からしょうゆが好きで、いろいろなものにたっぷりとかけて召し上がっておられた方には、穀物酢や米酢をしょうゆに加えたタレでは色が薄く、かけた気にならない、もっとかけたい、と思われることもあるでしょう。

そこで今回は黒酢を利用し、見た目にも色が濃く、視覚からもしょうゆをたっぷりとかけて食べている「気持ち」になっていただけるように工夫しました。

今回のサラダに限らず、さまざまなシーンで活用してみてくださいね。

イワシの蒸し煮 トマトソース添え

腎臓には実に多くの毛細血管が張り巡らされ、糸球体へとつながり、血液をろ過しています。

そのため、腎臓を守るためには、しなやかで強い血管、サラサラの血液を保つ必要があります。

青魚に含まれる血液サラサラ成分、DHAやEPA、血管をしなやかに保つ働きがあるトマトに含まれるリコピンを合わせて取れるメニューで、血管をいたわりましょう。

今回はバジルの香りを生かし、減塩に役立てています。

【材料】2人分
・イワシ…中サイズ6匹(大きさにより加減してください)
・バジルの葉…6枚(イワシの数に合わせます)
・白ワイン…大さじ1
・片栗粉…適宜
・塩…ひとつまみ
・こしょう…適宜

<フレッシュトマトソース>
・トマト…中1個
・酢…大さじ1
・塩…ひとつまみ
・こしょう…適宜

【作り方】

①イワシは腹開きにし、中骨、腹骨などを掃除しておきます。

②イワシの腹側に塩、こしょう、片栗粉を薄くまぶします。

③②のイワシの腹側にバジルの葉を乗せ、腹の方から尾の方に向かってくるくると巻き、巻き終わりを楊枝で止めておきます。

④トマトは皮を湯むきし、角切りにしておきます。分量の酢、塩、こしょうを加え、味を整えます。

⑤フライパン(フッ素時油脂加工がされていないものの場合はオリーブオイルを少々)をあたため、③のイワシを並べ、白ワインを振りかけて、蓋をして中心まで火が通るように蒸し焼きにします。

④のイワシが焼ければ皿に盛り、⑤のトマトソースを添えます。

腎臓をいたわるために取りたい!そのほかの栄養素や食材

腎臓が血液から老廃分を取り出し、尿として排泄する働きを促すためには、尿を作り出すために適度な水分を取る必要があります。

中でも、利尿作用があるカフェインを含むお茶(緑茶)やコーヒー、紅茶、また、カリウムを多く含むしじみやサワラ、玉ねぎやきゅうり、さらに、おやつにはすいかやメロンなどがおすすめです。

ただし、カフェイン、特にカリウムは腎臓に不安がある方は、取り過ぎは禁物です。

かかりつけの医師や管理栄養士と相談しつつ、適量を召し上がってくださいね。

定期的な健康診断で早期発見を

今回は腎臓病と、改善に役立つ食事のポイントについて紹介しました。腎臓病に関しては、やはり早期発見が大切です。

他の病気とは違い、自覚症状が現れづらいこと、症状に気づいたときにはすでに病状が進行していることからも、まずは定期的な健康診断を利用して、自分の体の調子を知っておくことが必要です。

クレアチニンやアルブミンなどの数値が基準値を超えていないかどうかを確認し、腎臓病の早期発見につながるとよいですね。

この記事の作成者:真鍋 実穂(調理師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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