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春は肌荒れしやすい!肌にいい食べ物とおいしいメニュー

作成日:2020年3月10日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
栄養バランスのよい食事をとりたい方へ、お弁当の無料試食はこちらから!

春は肌荒れしやすい!肌にいい食べ物とおいしいメニュー

ようやく春が訪れたかと思うと、花粉症で目の周りや鼻の下が肌荒れしてしまったり、なぜか吹き出物やじんましんのようなかゆみを伴う発疹が出てしまったりすることはないですか?中には、花粉症の自覚がないにもかかわらず、毎年春になると調子が悪い、という方もいらっしゃることと思います。

今回は春特有の肌荒れの原因を考え、肌荒れによい食品とメニューをご紹介します。

春特有の肌荒れと解消法

冬の老廃物をデトックス

冬の老廃物?というと、いったい何のことか判りにくいですね。これはどのような意味なのでしょう?

太古の昔、私たちの祖先は寒さをしのぐため、代謝を落としてじっと春が来るのを待っていました。その名残か、快適な生活を手に入れた現代の私たちの体も、冬になると少なからず代謝を落としています。そのため、どうしても体内には老廃物が溜まっていきます。

ところが、春を迎えて気温が上がりはじめると、体は植物が発芽するかの如く肌の老廃物を体外へと出そうとするために、皮膚や内臓の機能が追い付かず、吹き出物や湿疹といった症状として現れるのです。

代謝の機能を助けるために、春にはデトックス効果のある食材をとるとよいといわれています。

中医薬膳学的に見たデトックス効果のある食材

いも・豆類里芋、小豆、黒豆、豆腐、納豆、緑豆、緑豆春雨など
菌類・野菜類・果物類エノキタケ、かぶら、きゅうり、空心菜、しそ、しょうが、しろうり、せり、タケノコ、タラの芽、冬瓜、菜の花、ニガウリ、にら、にんにく、ねぎ、フキ、フキノトウ、マコモダケ、イチジクなど
魚介類・肉類・卵類しじみ、どじょう、イノシシ、卵白、ピータンなど
し好飲料類・調味料類ウーロン茶、プーアール茶、緑茶、味噌など

これらすべてを毎日食べないとデトックスできないわけではないですが、一日のうちどこか一食に、デトックス効果のある食材を使った料理を取り入れてみてください。

また、デトックスには、代謝をあげることも効果的です。体調に合わせて適度な運動を取り入れ、入浴で血行を促進してもよいですね。なお、肌が荒れている場合は入浴後速やかに保湿クリームなどを利用することも忘れず行ってくださいね。

しじみの台湾風

しじみには、オルニチンという肝臓の働きを保護する成分が多く含まれています。しじみ、オルニチンというと、お酒を召し上がられる方によい成分と思われがちですが、肝臓そのものの機能を助け、解毒を促しています。

肝臓にはアルコールや薬物などの解毒以外にも、糖やたんぱくなどの代謝促進、胆汁生成などを行い、デトックスにはとても大きな役割を果たしている臓器です。

【材料】  2人分
しじみ(大きめのもの) 150g程度
酢         小さじ1
酒(あれば紹興酒) 大さじ2
にんにく      2かけ
鷹の爪       1本
しょうゆ      大さじ2
みりん       大さじ2
ゆで汁       大さじ4

【作り方】
1、しじみは1%の塩水(水1リットルに塩10g・分量外)で砂抜きをし、時間があれば一旦冷凍する。(しじみは一度冷凍したり、水から上げて一晩程度冷蔵庫で保存しておいたりすることで旨味成分が増えることが確認されています。時間が許すようでしたらお試しくださいね。)

2、にんにくは半分に切って芽を取りのぞき、軽く叩いてつぶし、鷹の爪はヘタを取り、種を除いておく。

3、(1)のしじみを鍋に入れ、酒、酢をふりかけて酒蒸しにする。
(酢をふりかけることで、殻に含まれるカルシウム分が蒸し汁の方に溶けだします。加熱することにより、酸味は飛びます。)

4、しじみの殻が開いたら、ゆで汁、しょうゆ、みりん、にんにく、鷹の爪を合わせたタレに漬ける。

※本場台湾では、生や生に近い状態でタレに漬け、殻をこじ開けて食べる料理ですが、傷んでいる貝をあらかじめ取り除き、食有毒を予防する観点から、加熱して作ることをお勧めします。

花粉皮膚炎による肌の乾燥を防ぐ

コラーゲン

花粉症で肌が荒れている場合、鼻のかみすぎや、かゆみから目をこすってしまったためにおこるまぶたの腫れが思い浮かびますが、これとは別に「花粉皮膚炎」という疾患も認められています。

花粉が肌に付着することでおこるアレルギー反応で、肌がかゆく赤みをもち、ひどくなると顔がむくんだり、肌がカサカサとして乾燥したりします。皮膚があれがちなアトピーの方に多く、傷や湿疹など、肌のバリア機能が低下している場合によく見られます。

普段は何ともない化粧品類や、水を使う時にしみて痛いこともあります。
肌のバリア機能を保つためには、皮膚の原料となるたんぱく質やコラーゲンが多い食材、コラーゲンの吸収率を高める食材を取りたいですね。

コラーゲンが多い食材・コラーゲンの吸収を助ける食材

コラーゲンが多く含まれる食材スッポン、豚スペアリブ、豚足、鶏手羽肉、フカヒレ、ハモ、牛スジ、ゼラチン、白きくらげ(植物性コラーゲン・白きくらげ多糖体)など
コラーゲンの吸収を助ける食材果物類、じゃがいも、トマト、緑茶、のりなど

豚スペアリブのトマト煮
豚肉、特にスペアリブや豚足には動物性のコラーゲンが多く含まれています。ビタミンAやCを含むトマトでさっぱりと食べやすい煮込みに仕上げました。まとめて作っておいて、パスタソースに利用してもおいしいですよ。

【材料】  2人分
豚スペアリブ   4本
(切り方により、肉が多くついているものや少ないもの、いろいろあります。肉の付き具合で加減してください)
にんにく     1かけ
玉ねぎ      1/4個
セロリ      10cm程度
にんじん     1/4本
パプリカ     1/2個
オリーブオイル  大さじ1
水        200cc程度
トマト缶     1/2缶(約200cc)
塩        ひとつまみ
あればタイム、ローズマリーなど 1枝

【作り方】
1、スペアリブはたっぷりの熱湯につけ、染み出てくる血液やアクを取り除く。

2、(1)のスペアリブをフライパンに入れ、弱火で15分ほどじっくりと焼いて脂を溶かしだす。

3、(2)のスペアリブに再び熱湯をかけ、脂を落とす。

4、にんにく、玉ねぎ、セロリはみじん切りに、にんじんは皮をむいて乱切りに、パプリカは必要に応じて皮をむき、1.5~2cm角に切る。

5、フライパンにオリーブオイルと(4)のにんにくを入れ、火にかける。にんにくの香りが立ってきたら玉ねぎ、セロリを加え炒める。

6、全体に透明感が出てきたら(3)のスペアリブ、ハーブ類(手に入った場合)、水、にんじんを加え、30分程度、スペアリブが柔らかくなるまで煮る。

7、(6)にトマト缶、パプリカを加え、約10分煮て味をなじませる。

肌の乾燥と炎症が同時にみられる場合

肌の乾燥がひどくても、炎症による湿疹や赤み、腫れなどがある時に動物性コラーゲンの含有量が多い食材を使うと、炎症を助長してしまうことがあります。肌の状態をよく観察し、湿疹、腫れなどがあるにも関わらず乾燥が気になる場合は、コラーゲンを多く含む食材ではなく、下記のような肌にうるおいを与える効果のある食材もぜひ活用してみてくださいね。

・納豆や酒粕、味噌などの発酵食品→多くのミネラルや植物性たんぱく質をバランスよく含み、肌にうるおいを与える。

・卵・肉類・魚類→良質の動物性たんぱく質(アミノ酸)を含み、肌細胞の原料となる。

・緑黄色野菜→βカロテン(ビタミンA)などのビタミン類やミネラル類を多く含み、肌や粘膜の保護、再生に役立つ。

・食物繊維→体内の老廃物の除去を助け、吹き出物などを防ぎ、肌を美しく保つ。

日焼け・花粉症による肌の炎症を鎮める

気象庁の研究によると、日本国内の紫外線量は1990年初頭の計測開始時に比べ、増加傾向にあることが認められています。また、年間を通してみると、3月の後半から急に増えていることも確認されています。(紫外線量の増加及び年間紫外線量については、気象庁のサイトに詳細が掲載されています。ご参照ください。https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/diag_cie.html

日焼け対策として、外出時の日焼け止めの塗布や日傘、帽子の着用はもとより、食べ物を選ぶことで体の内側から、紫外線にまけない基盤づくりをしておきたいものですね。

肌が弱い方は、紫外線対策をしていない窓ガラス越しの日差しでも日焼けをおこすことがあります。
室内にいても、朝の洗顔後はUVカットクリームを利用し、紫外線対策が施されているカーテンや窓ガラス用の保護シートなどを活用してみてくださいね。

肌の熱を取る食材

日焼けにより肌に熱がこもってしまった場合、体を冷やす食材で熱を取ってあげることが有効です。が、春に夏野菜をたくさん食べると体の芯から冷えてしまい、元から胃腸が冷えやすい方は下痢を引き起こすことがあります。
春には穏やかに体を冷やす、中医薬膳学で言うところの「涼性:おだやかに体の熱を冷ます」食材を利用しましょう。

涼性質の食材セロリ、アボカド、ごぼう、マイタケ、はとむぎ、葛、大根、豆腐など

アボカドとサラダチキンの和え物
アボカドとサラダチキンの和え物

森のバターともいわれるアボカドには、体の熱を取る効果のほか、良質のビタミンE、ビタミンB6、葉酸、銅、カリウムなど、豊富な栄養素を含み、その栄養価の高さはギネスにも記録されています。

一方、さっぱりとしたサラダチキンには良質のたんぱく質が含まれています。日焼けで傷んでしまった肌を修復するためにも、たんぱく質は必要です。合わせてとるとよいですよ。

【材料】  2人分
サラダチキン    1個
アボカド      1/2個
玉ねぎ       1/8個
酢         大さじ1/2
しょうゆ      小さじ1
柚子胡椒、またはわさび 適宜

【作り方】
1、サラダチキンは食べやすい大きさに手で裂いておく。

2、玉ねぎはみじん切りにしてさっと水にさらしておく。

3、アボカドは縦半分にぐるりと包丁目を入れ、手でねじるようにするときれいに半分に割ることができます。種を除いて果肉をボールに入れ、ざっと潰して(3)の玉ねぎ、酢、しょうゆ、柚子胡椒またはわさびを入れてよく混ぜる。

4、(1)のサラダチキンを和える。

体の基礎を整えるために

腸内環境を整え、肌を清潔に保つ

冷えから血行が悪くなり、肌の隅々まで栄養素が届きにくくなっていたり、代謝が落ちて角質がたまり、肌の再生能力が落ちてしまっていたりすることが、肌荒れ、乾燥の原因の一つになります。

質の良い睡眠をとり、体調や天候に問題がない時に、無理のない範囲で運動をしたり、入浴後の肌が柔らかいうちに乳液やボディークリームを塗布して保湿したりしておくことも有効です。

また、中医薬膳学では腸の不調は肌に現れ、肺を痛めるといいます。納豆や味噌、甘酒などの発酵食品をしっかりと取って腸内環境を整えることも大切です。

栄養バランスが整った食事をとる

さまざまな肌のトラブルに有効な栄養素は、一つだけではありませんでしたね。しっかりと栄養バランスが取れた食事をとり、体調を整えて代謝をあげ、肌や粘膜を保護しておくことがポイントです。

ですが、日々仕事や介護の傍ら栄養バランスを考えて調理をするのは、とても大変です。それがストレスになって、肌あれの一因になってしまっては元も子もありませんね。

料理を作る時間を取ることが難しい、忙しい日には、あらかじめ配食のふれ愛のお弁当を依頼しておきませんか?配食のふれ愛のお弁当は、栄養学のプロである管理栄養士が、食べる方のことを想って作ったお弁当です。

普通食はもとより、こだわりを持って選び抜いた食材を使い、持病による食事制限がある方のために考えられた、たんぱく調整食やカロリー調整食、咀嚼・嚥下に不安がある方にも手に取っていただきやすい、きざみ食ややわらか食、ムース食と、豊富な種類のお弁当から選ぶことができます。

このように豊富な種類が用意されているので、高齢者様はもちろん、同居するご家族それぞれがご自身に合ったお弁当を選び、一緒に注文することができるのも魅力です。
今なら無料試食キャンペーンを実施中です。この機会にぜひお試しくださいね。

春特有の肌荒れについてのまとめ

春は寒かった冬からようやく過ごしやすい気温になり、外出が楽しくなる一方、花粉や黄砂、PM2.5と、肌や呼吸器に負担になることも多い季節ですね。さまざまな肌トラブルを解消するために栄養バランスを取り、粘膜を保護していくことは、呼吸器を健康に保つことにもつながります。

栄養バランスが整った配食のふれ愛のお弁当や、その時々の体調にあった料理を食べることで、春を楽しく迎え、健やかにお過ごしくださいね。

この記事の作成者:真鍋 実穂(調理師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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