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高齢者の「痔」の特徴とは?食事や生活習慣で良くなる!?

作成日:2019年10月16日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
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高齢者の「痔」の特徴とは?食事や生活習慣で良くなる!?

若者から高齢者まで多くの人が抱えているお尻の悩み。痔は日本人の3人に1人がかかっていると言われている程身近な病気です。痔は痛みや出血を伴うことがあり、悪化すると手術が必要になることもあります。ここでは、痔の原因や治療法、痔に良いとされる食事や生活習慣などを詳しく解説します!

痔とは?原因と症状

痔とは肛門やその周囲に発生するトラブルのことであり、いくつか種類があります。一般的に痔と聞いてイメージするのは「いぼ痔」ではないでしょうか。いぼ痔は医学用語では「痔核」といって、痔疾患の中で半数を占めています。他にも裂肛(切れ痔)や痔瘻(穴痔)などの種類があり、これらは「痔の三大疾患」と呼ばれています。痔は男女問わず生じる身近な病気ですが、恥ずかしさがあってなかなか治療に積極的になれない人も多いと思います。

しかし、そのまま放置してしまうと次第に痛みが強くなったり、大量に出血してしまうこともあるのです。市販薬が多く販売されていますが、成分は病院で処方されるものに比べると劣ります。痔の専門は肛門科であり、特に女性は受診をためらってしまいますが、痔だと思っていたら別の病気だった、ということもあるため痛みを我慢せずに早期の受診が勧められます。

痔の原因とは?

痔核は肛門に強い負担がかかることによって肛門のクッションの役割を果たしている組織がうっ血し、腫れたり肛門から飛び出たりすることで生じます。排便時に強くいきんだり、長時間座ったままや立ったままの姿勢が続くことで肛門周囲の血行が悪くなることなどが原因となります。

また、女性の場合は妊娠や出産の際に肛門に大きな負担がかかるため痔核が生じやすいです。痔核には、肛門の内側に生じる内痔核と外側に生じる外痔核、両方が連なった内外痔核があります。

裂肛(切れ痔)は肛門が切れたり裂けたりすることで生じます。便秘で硬くなった便を無理に押し出して肛門が傷ついてしまうことが原因となります。

痔瘻(穴痔)は直腸と肛門の境目の上にある肛門陰窩(こうもんいんか)という小さな浅いくぼみに便が入り、便の中の細菌が炎症を起こすことが発症の原因となります。肛門陰窩は個人差がありますが6~11個程度存在しており、多くは複数のくぼみで炎症を起こすことがあります。

細菌が進入し肛門周囲に炎症が起きると膿が溜まり、化膿した状態となります。その膿が排出されると細菌が進入したくぼみと肛門の内部に通じる穴がトンネル状に開通し、残ることがあり、これを痔瘻といいます。

肛門は元々免疫力が強いため簡単に細菌が感染することはありませんが、ストレスや疲労などで免疫力が低下した時に軟らかい便が詰まることで起こりやすい、と言われています。

痔の症状とは?

内痔核は脱出の程度でⅠ~Ⅳ度に分類されており、初期のⅠ度の状態であれば痛みはありません。しかし、進行すると痛みを伴ったり排便時に真っ赤な血が出ることがあります。痔核は細かい血管が集まってこぶ状になっているため、出血量が多く、時には便器全体が真っ赤になってしまう程大量出血することがあります。貧血や血圧低下を伴うことがあるため、大量に出血した場合はすぐに受診しましょう。

<痔核分類>

分類症 状
Ⅰ度痔核はほとんど脱出しない
痛みはないが、排便時に出血することがある
Ⅱ度痔核がより大きくなり、いきむと脱出するが自然に戻る
Ⅲ度いきむと痔核が脱出し、戻すには手で押し込む必要がある
Ⅳ度痔核を手で押し込んでも戻らない大きさ
粘液で下着が汚れることがある

裂肛は排便の時に鋭い痛みがあり、トイレットペーパーに付着する程度の少量出血することもあります。初めは痛みの程度は軽く持続時間も短いですが、慢性化すると傷が深くなるため、便の中の細菌が炎症を起こして化膿したり、常に痛むようになったりすることもあります。

痔瘻は前段階の膿が溜まっている肛門周囲膿瘍という状態の時にはお尻が熱を持ち赤く腫れて痛みを伴ったり発熱することがあります。膿が排出されると、鋭い痛みから鈍い痛みに変わり、穴から出る分泌物で下着が汚れたり、かゆみを生じたりすることがあります。

痔の治療法は?

痔核の場合には症状が軽い場合には軟膏や座薬で症状を軽減させますが、脱出したまま戻らなくなったり、出血をすると手術が必要となります。痔核の手術には、痔動脈を糸で縛り切除する方法や、痔の周囲の組織を切除して痔への血流を遮断させる方法、痔に薬剤を注射し硬化させる方法などがあり、手術の方法は痔の範囲や程度によって決定されます。

裂肛では、何度も再発を繰り返し肛門が狭くなった状態になってしまった場合に手術をします。手術では狭くなった肛門の内括約筋の一部を切除して肛門を拡張し、病変部だけを取り除きます。この手術は局所麻酔をして1~2分の短い時間で外来で行うことができます。

裂肛が慢性化して潰瘍化し、肛門の狭窄が高度である場合などでは肛門の一部を切開して縫い合わせる手術を行うこともあります。

痔瘻は自然に治癒することは難しく、多くは炎症を繰り返し、稀にがんとなることもあるため、基本的に手術での治療が適応となります。手術は、肛門にできたトンネルを切り開いて開放する方法や、トンネルの周囲の組織ごとくりぬく方法などがあります。

痔を悪化させない

痔を悪化させないためには、肛門に負担がかからないようにすることが大切です。
座ったまま、立ったままなど長時間同じ姿勢を続けないようにしたり、排便時に強くいきみすぎたり長い時間いきまないようにすることで肛門の負担を軽減できます。

また、高齢者は筋力が低下することで腹圧が低下し便を押し出しにくくなるため、腹筋を鍛える運動をすることで便をいきみすぎずに出すことができるようになります。免疫力が低下すると肛門周囲が炎症を起こしやすくなることから、ウォシュレットを利用して肛門周囲を清潔に保つことも痔の悪化を防ぐのに有効です。また、痔の悪化予防で特に重要なのは、便秘にならないようにすることです。

便秘を予防するための生活習慣

・毎日食事以外で水分を1~1.5L摂る
→便が硬くなりすぎず、出しやすくなります。

・朝起きてすぐコップ1杯の水を飲む
→起床後に水を飲むことで腸の動きが促されます。

・ストレスを軽減する
→ストレスは交感神経を高め腸の運動を抑制してしまうため便秘の原因になります。

・起床後トイレに行く習慣をつける
→毎朝必ずトイレで軽くいきむようにしましょう。続けることで排便の習慣が作られます。

・お風呂にゆっくり浸かり、お腹を温める
→冷えは血行が悪くなり、痔や便秘の悪化に繋がります。また、お腹を温めることで腸の運動を促します。腹巻を巻いたりカイロや湯たんぽを巻くことも効果的です。

・背筋を伸ばすことを意識する
→背筋が曲がっていると腸管が押しつぶされるため、便の流れが悪くなります。なるべく背筋を伸ばし、姿勢を正すようにしましょう。

・お腹のマッサージをする
→おへそを中心に「のの字」を書くように手で軽く押したり擦ったりしてマッサージをすることで、腸の運動を促します。

痔に効果的な食事

乱れた食生活や便秘がちなままだと、便が硬くなりやすく痔をさらに悪化させてしまうこともあります。痔の悪化予防には食生活も重要な鍵となるのです。

・朝食は毎朝同じ時間にしっかり食べる
→直腸に便が送られることで「便意」が起こりますが、便意は特に朝食後の1時間の間に起こりやすいと言われています。毎朝同じ時間に食べることで排便習慣がつき、便が出やすくなります。

・ヨーグルトや乳酸菌飲料を積極的に摂る
→乳酸菌が含まれる食品を摂ることで腸内の細菌の数や種類をバランス良くすることができます。

・食物繊維を多く摂る
→食物繊維には2種類あり、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、溶けにくい不溶性食物繊維があります。水溶性食物繊維は、海藻類や果物類、納豆などに多く含まれており、水分を吸収して便を軟らかくする効果があります。不溶性食物繊維は野菜や穀類に多く、腸内の食物のボリュームを増やし腸の運動を促す効果があります。2種類の食物繊維を摂取する理想的な割合は、不溶性食物繊維2:水溶性食物繊維1が良いと言われています。

・過度の食事量の制限は避ける
→ダイエットなどで食事量を減らしすぎてしまうと、便のボリュームが減るため便秘になりやすくなります。不足した食事量はカロリーが少ない野菜や海藻類などの食物繊維で補いましょう。

・暴飲暴食はしない
→暴飲暴食は腸内の細菌バランスを崩し便秘や下痢を起こしやすくなります。バランスの良い食事を心がけましょう。

・アルコールや香辛料は避ける
→適度なアルコールや香辛料は肛門の粘膜を刺激するため痔を悪化させる原因となります。痛みや出血を招くおそれもあるため、注意しましょう。

痔と食事まとめ

痔を生じる原因となったり、悪化させる要因には便秘があります。高齢者は、腸の動きが鈍ったり、水分の摂取量が減少するなどの様々な理由で便秘になりやすいため、注意が必要です。また、食物繊維が足りないなど偏った食事や不規則な生活も便秘を招きます。規則正しい生活をし、バランス良く食べることが大切です。

栄養バランスの良い食事を毎日作るのは大変ですが、宅配弁当を利用すれば負担を軽減することができます。高齢者向け配食サービス「配食のふれ愛」では、栄養士が献立を考えたお弁当を手軽に味わうことができ、今なら無料試食サービスで2食まで試すことができます。この機会に是非お試しください。

参考:肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドライン2014
https://www.coloproctology.gr.jp/files/uploads/肛門疾患診療ガイドライン2014-2刷.pdf

この記事の作成者:A.N(看護師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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