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介護食の作り置き:離れて暮らす両親に届けたい下ごしらえ

作成日:2019年4月10日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
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介護食の作り置き:離れて暮らす両親に届けたい下ごしらえ

核家族化が進む中、両親とは離れてくらしている方が多いこととでしょう。そんな中、多少ではあってもどちらか一方に介護が必要となってしまった時、お世話にかけつけたいと思っても、なかなか思うようには動けず、歯がゆい思いをされている方は多いと思います。

でも、作り置き、下ごしらえ置きをとどけることで、介護するかたを手助けすることはできますよ。今回はそんな作り置きの作り方やコツをご紹介します。

老老介護・認認介護の実態と危険性

老老介護・認認介護の世帯は介護世帯の半数を上回る

もともと子どものいない世帯であったり、子どもが自立したりして親世代が定年を迎えた頃に、夫婦二人だけでの生活が始まるご家庭も多いことでしょう。

時を経てどちらか一方が認知症や何らかの病気を発症し、多少なりとも介護が必要となり、老老介護、認認介護をしている世帯では、核家族世帯が37.9%と多く、単独世帯が29.0%、その他の世帯が18.3%となっています。

要介護者等との続柄別、主な介護者の構成割合
要介護者等との続柄別、主な介護者の構成割合
平成28年 国民生活基礎調査の概要より抜粋
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/05.pdf

この中で、要介護者と介護者の関係は、配偶者と子、子の配偶者の合計が56.7%にも上ります。要介護者が仮に80歳だったとして配偶者が介護している場合の年齢は70歳以上、程度に差があるにしても、共に要介護であったり、認知症であったりすることが推測できます。

介護する側の疲労、ストレス

要介護者の体重が重い場合や、特に介護する側が女性の場合は、身体的な無理が重なり、疲労や腰痛などの問題を抱えることも出てきます、また、当然のことながら、日々の家事もこなさなくてはなりません。その上に介護で時間的に拘束されることが多くなってくると、ストレスも抱えることになります。

それがもとで介護する側のかたが内にこもるようになり、介護鬱や認知症になるリスクも増えてきますね。無理がたたり、介護者の要介護度が要介護者よりも上がってしまうこともあり得ます。

このようなことが積み重なり、悲しい事件が新聞の紙面に上ってしまうことも、残念ながらあります。

家庭にこもりがちになり、社会との接点が減る

介護や家事に時間を取られ、身体的、肉体的に疲弊してくると、だんだんと趣味や運動、外出の機会が減ってしまいます。先ほども述べたようにうつ状態になったり、認知症になったりすると、不測の事態への対応が難しくなってしまいます。

地域によって多少の違いはあるとは思いますが、地域のサービスを確認したり、ケアマネージャーに介護サービスのプラン作成の依頼、サポートをお願いしたりするのもおすすめです。

また、普段からちょっとした見守りをおねがいできる近所の方と連絡をとれるようにしておくことも大切ですね。

家事の負担を減らす

高齢世帯の料理にかかわる問題

介護と並び、時間的、体力的に大きな負担になるのが家事です。中でも料理は、買い物に行き、メニューをきめ、立ちっぱなしで調理して、と、時間と体力を使います。通常であれば健康維持のためにもとても良いものですが、介護をしながら、となると少し話は違ってきます。

さらには高齢者単身、又は二人だけの暮らしだと食べられる量も少なくなってくるため、一度購入した食材を何日もかけて食べ続け、栄養が偏ったり、食中毒を招いたりする恐れもあります。

このような時に離れて暮らしていてもできる手助けが、作り置きや下ごしらえ置きを届けることです。封を切って温めるだけで食べられるものがある、と思えるのは、とても安心できるものです。

作り置きを届ける

主に魚の煮漬け、牛肉のしぐれ煮や野菜なら煮物類が保存も効き、おすすめです。

じゃがいもは食感が悪くなってしまいますが、カレーやシチューなどもお勧めですね。

 「さばの味噌煮 冷凍・冷蔵共に可」

認知症予防にもとてもよい青魚をつかった料理、サバの味噌煮は、男女を問わず人気のあるメニューですね。

【材料: 4人分】  調理時間 約40分(煮込み時間を含む)
さば 4切れ
200cc
200cc
さとう 大さじ2.5
味噌 150g
しょうが 2かけ
ネギ(青いところ) 1本分
白髪ネギまたは針生姜、ゆずなど 適宜

【作り方】

1. さばは中骨を取り、一度沸騰させて一呼吸置き、ぐらぐらと煮立たない状態になった湯をかける。(霜降り)もろもろとしたアクや血液があれば洗い、火が通りやすいように皮の方に切れ目を入れておく。

2. しょうがは千切りにしておく。

3. 面積の広いフライパンなどに、水・酒・さとう・ネギ・しょうがを入れ、煮立ったら1.のさばを入れ、落とし蓋をして約10分煮る。

落とし蓋がない場合はアルミホイルや使い捨てのオーブンペーパーをフライパンのサイズに合わせて切って作ります。

4. 約10分煮て、さばに火が通ったら、分量の半分の味噌をフライパンの煮汁で溶きのばして加え、さらに5分煮る。このとき、落とし蓋ははずして、さばに時々煮汁をかけながら、水分を飛ばすように煮る。

5. 煮詰まってきたら、残りの味噌を煮汁で溶きのばし、加え、ひと煮立ちさせる。

6. 火を止め、ひと肌程度に冷めたら保存容器にサバと煮汁を入れて密閉する。

※レシピは、すぐに食べるよりもかなり煮汁分量が多く仕上がる配合にしています。

多めの煮汁と共に届けることにより、再加熱時の焦げ付きや加熱むらを防ぎ、おいしく食べることができます。

 「豚と大根の琥珀煮 冷蔵向き(大根以外は冷凍可)」

皮膚を保護する働きのある豚肉、消化を助ける大根を使ったメニュー

【材料】4人分  調理時間約15分
大根 8cm分
豚バラ肉(お好み焼き用などの厚切り) 300g
青ネギ 2本分
しょうが 1かけ
大さじ2
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
サラダオイル 大さじ1

【作り方】

1. 大根は拍子木切りまたは小さめの乱切りにする。

2. 豚バラ肉は大根と長さを合わせて切る。豚バラは脂が多いようならボールに入れ、熱湯を回しかけ、脂を落としておく。

3. 大根を耐熱容器に入れ、水大さじ1(分量外)をかけ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600wで3分加熱する。

4. しょうがはせん切り、青ネギは小口切りにしておく。

5. フライパンにサラダオイルと4.のしょうがを入れ、火にかけ、しょうがの香りがしてきたら(2)の豚バラ、(3)の大根、を入れてざっと炒め、油が回ったら酒、みりんを加える。

6. 一呼吸置き、しょうゆを回し入れ全体に絡める。煮汁が半分くらいに煮詰まれば、冷まして保存容器に入れる。

下ごしらえ置きを届ける

下ごしらえ置きを届ける
画像:photoAC

 「調理を煩わしく感じるようになる原因は下ごしらえと調理ゴミ」

根本的に「料理」が嫌いな人はともかく、もともとは好きだったはずなのに、介護にかかる時間的、身体的な負担が増えた、またはご自身が要介護になってしまったために、調理することが億劫になることがあります。

原因としてよく耳にするのが、海老や野菜の皮をむいたり、カボチャなどの固い野菜を切ることが難しかったり、という下ごしらえの手間、重いゴミが増えることが挙げられます。

これらの解消に、完成した料理ではなく、半調理したものを届けるのが「下ごしらえ置き」です。

 「下ごしらえ置きのポイント~野菜」

アクの少ない大根やカボチャ、キャベツなどの野菜は、切っただけで数日間冷蔵保存することができます。重くて硬いカボチャや大根は、用途にあわせて切って届けると加熱するだけで食べることができ、便利です。

また、傷みやすい葉物野菜は下茹でしてしっかりと水分を絞り、適当なサイズに切り、一回分ずつに個包装して冷凍すると便利ですね。食べるときはさっと熱湯を通し、出汁とゴマをかけて胡麻和えにしたり、椀だねにすると簡単に食べることができます。

あくの強いごぼうは茹でたり炒めたりして加熱してから届けましょう。

じゃがいもを茹でただけのもの、水分の多い大根は冷凍には不向きです。また、つぶしたじゃがいもやカボチャをは傷みやすいので、送り届けたい場合は冷蔵ではなく冷凍保存してください。

きのこ類はバラバラにほぐして冷凍保存すると、そのまま煮たり炒めたりして使うことができます。

 「下ごしらえ置きのポイント~肉・魚介」

肉類は余分な筋や脂肪を取り除き、用途にあわせたサイズに切って、下味をつけて冷凍しておきましょう。

魚はおろして、のどにかかりやすい骨やうろこを注意して取り除き、水分をしっかりと拭き取って肉と同様に下味をつけて冷凍するとよいですね。

塩こしょうだけのものやショウガ焼き、フライ衣をつけたものは冷凍保存、味噌漬けや塩麹漬けは漬けてすぐは、味が染み込みやすいように冷蔵保存がおすすめです。多くの種類の食材を使い切れない高齢者世帯には、鍋の季節には、カキや海老、豚などを下ごしらえしたものを2切れ3切れずつ合わせた、「鍋セット」が重宝します

 「食材と共に届けたいレシピカード」

下ごしらえした野菜や肉を届けても、認知症が認められる場合、人により、自分が冷蔵庫に入れたものではないものを食べることに抵抗を感じることがあります。

ぱっとみただけで、誰が届けて、どのように、いつまでに食べたらよいのかをわかってもらえるように、以下のようなカードを貼り付けておくのもひとつの方法です。

○月○日   娘の○○より大根の拍子木切り
・味噌汁の具に
・豚肉の琥珀煮を温めるときに一緒に入れて炊いてもおいしいですよ。
・冷蔵庫にある塩蔵ワカメを水で戻して、この大根と一緒に冷蔵庫のポケットにあるドレッシングをかけてサラダにしてね

○月○日までに食べてね。わからなければ000-0000-0000まで電話してね

認知症がある方は、残念ながら名前の認識ができなくなっている場合があります。手間ですが、カードを作る際、一緒にうつっている写真を印刷したカードを用意し、書き込んであげると安心して使ってもらえることがあります。書き込む際は、結露で消えないように油性ペンを使用し、カードだけを小さなビニール袋に入れて食材の保存容器に貼りつけましょう。

味噌漬けや塩麹漬けは、必要以上に漬けこんでしまうと塩辛くなりすぎることがありますので、何日までは冷蔵庫で、そのあとは冷凍庫で保存するように、ということも記載しておきましょう。

まとめ

調理をするということは、心身の働きにも良い影響があります。宅配弁当に添える一品を作ってもらう、一日のうちの一食は自炊してもらう、と、軽い気持ちで調理して食べてもらえるようにすすめてみましょう。

とはいえ、「わざわざ作って送り届ける」と意気込むと、こちらも疲れてしまいますし、長続きはしないものです。家族の食事を作る際、1人分、2人分多く作る感覚で下ごしらえ、調理し、とりわけて保存するとよいでしょう。

宅配を利用することにより、配達員さんの目も行き届くようになります。いろいろと負担もあるとは思いますが、出来る範囲で少しずつ試してみてくださいね。

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