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HOME > コラム一覧 > 離れて暮らす両親に届けたい秋の作り置き 季節の養生 介護食レシピ   / 更新日:2019年11月10日
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離れて暮らす両親に届けたい秋の作り置き 季節の養生 介護食レシピ  

離れて暮らす両親に届けたい秋の作り置き 季節の養生 介護食レシピ  

住宅事情、家族の仕事、子どもの学校の都合など、そろそろ介護が必要な親と一緒に暮らしたくても、ともに暮らすことができない方は多いですね。しかし、親の年齢を重ねるごとに、家事や炊事が負担になっているのでは?持病の通院は大丈夫なのか?など、心配なことも増えていくものです。そんな中でも、炊事については作り置きや下ごしらえ置きを届けることで、家事の負担を減らし、気持ちを通わせることができますよ。

食欲の秋 旬の味を楽しむために

秋の不調と選びたい食材

秋の不調といえば、まず思い浮かぶのが「乾燥」です。大陸性の高気圧が運んでくる乾燥した空気は、私たちの鼻やのど、気管支などを乾燥させてしまいます。これらの粘膜は、乾燥するとその防御作用が弱くなってしまいます。
そのため、秋になると風邪や気管支炎、喘息などを引き起こしやすくなります。

また、秋になると冷えが気になる方も出てきますね。冷えがたまると、胃腸の働きも落ちやすくなり、食欲不振や下痢、便秘を引き起こしたり、胃の痛みを感じたりする方もいらっしゃいます。
そのため、秋には潤いをもたらし、乾燥を防ぐ食材を中心に選ぶとよいでしょう。

肌や髪に潤いを与える食材 蓮根 長いも 豆乳 水あめ 白きくらげ みかん 牛乳 甘酒
冷えをとり、体をあたためる食材 黒砂糖 玉ねぎ しょうが(しっかりと加熱したもの) しそ 胡椒 鮭 いわし ぶり 鶏肉 適度な酒 

作り置きと下ごしらえ置き

このような食材を使って用意する「お届けするための料理または下ごしらえ」ですが、お届けする先の高齢者様の体調、要介護度に即して、どこまで調理をしておくとよいかが変わってきます。というのも、できる家事はできるだけご自身でしていただくほうが、高齢者の健康維持のためによいからです。

健康に過ごしておられる方には、かぼちゃのような硬い野菜を切って冷凍する程度にしておくのがおすすめです。

また、食の細くなった高齢者のみの世帯では多くの品目の食材を購入しても食べきることは難しいですね。そのため、少しずつ多くの食材を取り混ぜてお届けすると喜んでいただけることでしょう。

下ごしらえ置きができる秋メニュー

ぶりの幽庵地漬け(保存期間 冷蔵 3~4日・冷凍2週間)

秋から冬にかけて美味しくなるぶりは、幽庵地という漬けダレにつけて冷凍しておくことができます。柚子の香りもさわやかなこのタレは、和食の基本で、ブリ以外にも使用することができます。

【材料】   2人分
ぶり 切り身   2切れ
しょうゆ     大さじ1.5
みりん      大さじ1.5
酒        大さじ1・5
ゆず       1/2個

【作り方】
1、ぶりは必要に応じて骨や皮を取り除く。
2、ボールにしょうゆ、みりん、酒を合わせ、すりおろしたゆずの皮を加え混ぜ、(1)のぶりを漬け、30分以上冷蔵庫で保存し、味をしみ込ませる。
3、(2)を取り出し、空気が入らないようにラップで包み、ファスナーつきの保存袋に入れて冷凍する。

※この幽庵地タレはさまざまな魚や肉を漬け込み利用できますが、豚や鶏などはしょうゆの塩分で脱水され、若干硬くなります。肉類を漬け込む場合は小さじ1程度の塩麹をプラスするか、すりおろした玉ねぎを大さじ2杯程度加えてください。

これらの持つ酵素の力で、肉を柔らかく食べやすくすることができます。
このたれは、鶏もも肉や豚肩ロース肉、さわらやさんま、アジ、いわしなどがよく合います。いろいろとお試しくださいね。

甘塩鮭の粕漬け(保存期間 冷蔵 2週間・冷凍2カ月)

春から夏にかけては、すっきりとした塩辛さとうま味を楽しめるシンプルな味噌漬けがおいしいですが、寒くなってくると、まったりとした旨味をプラスできる粕漬けがおいしくなりますね。

酒粕には胃腸の働きを助け、体を温める働きがあります。また、酵素の力で素材が柔らかくなります。

なお、お手元の酒粕や味噌により、甘み、塩分量が変わります。味を見ながら、甘すぎる場合はみりんの一部を日本酒に変更して粕床の味と固さを調整してください。このとき加える水分をみりんや酒のようにアルコールが入っているものではなく、水にしてしまうと、腐敗しやすくなります。必ずアルコールを含むもので緩めてくださいね。

【粕床 材料】
酒粕      300g
味噌      大さじ4
 (手に入れば白味噌)
みりん
板粕の場合  大さじ6~
ねり粕の場合 大さじ4~
砂糖      大さじ3~

【粕床 作り方・板粕の場合】
板粕は小さめにちぎり、みりんとあわせて電子レンジにかけて柔らかく戻し、砂糖、味噌を加え、マヨネーズより少し硬めに調整する。
(粕の水分が足りなくて硬い場合はみりん、又は日本酒を加え、硬さを調整する。)

【粕床 作り方・ねり粕の場合】
ボールにみりん以外の材料を入れて練り混ぜ、みりんで柔らかさを調整する。

【漬け方 材料】   2人分
甘塩鮭の塩漬け   2切れ
上記粕床      大さじ6
(あればガーゼ、日本酒適宜)

【漬け方】
1、ファスナー付きの保存袋に粕床を大さじ3杯入れ、薄くのばす。
2、甘塩鮭は水分が浮いている場合はきれいにふき取ってから、(1)の中に入れ、上から残りの粕床を加え全体を覆うように伸ばす。空気を抜くようにしながらファスナーを閉じる。

※生の魚や肉類をつける場合は、魚や肉に一旦振り塩(分量外)をして30分程度冷蔵庫で塩をなじませる。その後出てきたドリップを拭き取り、漬けこむ。

※本来、日本酒で濡らして硬く絞ったガーゼで、魚や肉を包んでから漬けこみますが、この工程は省き、直接漬けこんでも大丈夫です。
焼く時は、粕床を拭いとり、さっと洗って焼くと焦げにくくなります。

根菜セット(保存期間 冷凍 3週間)

土を洗い流し、皮をむいてアクを取り…根菜は硬いものも多く、下ごしらえが大変です。この下ごしらえの部分を済ませたものをいろいろ取り混ぜておくと、後の調理が楽になります。
また、一度冷凍することで野菜の繊維質がほぐれ、火どおりが早く煮えやすくなります。

秋に取りたい根菜と、中医薬膳学からみたその効能

れんこん 肺にこもった熱を取り、潤いを与える 下痢、貧血の予防、下痢の解消
さといも 便秘・下痢の解消 消化促進 高血圧予防
さつまいも 胃腸の疲弊によるむくみの解消 便秘 高血圧予防
かぼちゃ 胃腸の保護 疲労回復 粘膜及び皮膚の保護 血行促進
山の芋 疲労回復 咳を鎮める 消化促進 老化予防
大根 消化促進 痰の多い咳を鎮める 口の渇きを癒す 正し、胃腸虚弱の方は生食は控えめに

味噌汁用

味噌汁用根菜セット(
豚汁、けんちん汁のように数多くの野菜をしっかりと取ることは、少しずつでも、多くの種類の栄養素を取ることにもつながります。味噌汁に利用するものは薄めに切っておくと、すぐに火が通り、使いやすく、また柔らかく食べやすくなりますね。

出汁じゃこを利用する方は、頭とわた、背骨を抜いたものをあわせて加えると、あとは味噌を加えるだけと簡単です。
出汁じゃこの硬さが気になる場合は、あらかじめミルで粉末状にひいたものをまぶしておくか、出汁パックを添えておくとよいでしょう。

筑前煮(煮炊き)用

同じように多くの種類の野菜を取ることができる筑前煮は、作り置きの常備菜としてもおなじみですね。
筑前煮用には薄切りよりはさいの目切りに、しっかりと噛めるかたには一口大の乱切りにしてお届けするとよいでしょう。

海鮮セット・きのこセット

筆者が実際に作成し、喜んでもらっているものが、鍋などに使う海鮮セットときのこセットです。
親御さんが一人暮らしの場合は特に、鍋など温かいものを召し上がりたいと思っても、多くの種類の食材を準備することは難しいものです。あさりやカキ、海老などはひとパックずつ購入していくとかなりの量になってしまいます。

鍋料理や魚介のスープなどを作ることがあれば、あさりなら砂だし、海老なら殻をむいてワタを抜くところまでを済ませたものを、それぞれ一人分、1~3個ずつ取り分けて冷凍しておくと、一人鍋や海鮮チゲなどを楽しんで頂けます。

パスタがお好きな方なら、シーフードパスタへのアレンジもおすすめできますね。
同様にきのこも、多くの種類を取り混ぜて料理することでそれぞれのうま味が出て味の幅が広がります。きのこの場合は色の濃いもの、薄いもので分けて冷凍しておくのがおすすめです。

きのこは、スープや味噌汁、炊き込みご飯などにアレンジできますね。

届ける際にはレシピも添えて

せっかく届けた下ごしらえ置きも、受け取った側は食べ方がワンパターンになることもあるでしょう。また、認知症の方は特に、誰が作って入れたかわからないものに対し、警戒をされることがあります。

これは誰が作って、今この冷蔵庫(冷凍庫)に入っている。どのようにして、いつまでに食べるとよいのか、を書いたシールをあらかじめ貼っておくと、安心して召し上がっていただきやすくなります。

また、たとえば粕漬けの鮭なら、「焦げやすいので弱火で焼いてくださいね。焼いてそのまま食べるのはもちろん、焼いたものをこまかくほぐしてお茶漬けにするとよいですよ。」や「半分残ったら翌日の昼にほぐして、千切りにした大葉とともに混ぜご飯やチャーハンにしても良いですよ。おいしい食べ方が見つかったら教えてネ。」と書いておいてもコミュニケーションがとれて良いですね。

作り置き、下ごしらえ置き

食中毒には注意が必要

自宅で食べる時ももちろんそうですが、宅急便にしろ、ご自身で届けてさしあげるにしろ、お届け中に温度が上がると腐敗してしまったり、食中毒菌が繁殖してしまったりすることがあります。
暑い夏に多いと思われがちな食中毒ですが、年間を通して一番発生件数が多いのが、実は秋なのです。

特に生の魚介などは傷みやすいので、下処理・包装ができたらすみやかに冷凍または冷蔵し、移動の際は保冷材や保冷バック、発砲スチロールなどで温度の上昇を防いでください。
食中毒予防については、厚生労働省よりとてもわかりやすい動画が公開されています。
ご参照ください。
https://www.youtube.com/watch?reload=9&v=TI03jn2ElbU

時には手を休めることも大切

一度、このように作り置きや下ごしらえ置きを届けるようになると、本当に喜ばれ、次は何を送ってくれるの?次はいつ届けてくれるの?と、楽しみに待って下さることと思います。これは本当にうれしいことですね。

また、荷物が届くことで連絡を取るきっかけになり、安否確認の一助にもなります。
しかし、作る側にも家族や仕事があり、時間的な制約もある中で行うことになることでしょう。
時には休む期間も作り、あまり負担にならないように、細く長く続けることも大切ですね。

宅配のお弁当も利用しましょう

お届けをお休みされる期間、配食のふれ愛のお弁当を利用してみてはいかがでしょうか?配食のふれ愛のお弁当は、栄養学のプロである管理栄養士が、こだわりを持って選んだ食材を利用し、栄養バランスを考えて作っています。

普段は作り置きや下ごしらえ置きを活用、自炊して召し上がっている高齢の方にも、届いた美味しいお弁当をいただく機会があるというのは、調理を休めるよい機会になります。
何が入っているのかなぁ、と、お弁当のふたを開けるときのワクワク感も楽しめます。

また、ご両親のどちらかが介護食が必要な場合などにも、たんぱく調整食やカロリー調整食、ムース食にきざみ食などさまざまな形態から一つづつ、必要なお弁当、食べたいお弁当を選ぶことができるのもうれしいところですね。
今なら無料試食キャンペーンを実施しております。この機会にぜひお試しくださいね。

秋の作り置きレシピまとめ

歳を重ねると、硬い野菜の下ごしらえや魚の処理が難しくなってきます。また、一人暮らしや食の細い夫婦二人の生活だと、食べられる量に限りがあるために食材が無駄になってしまうのでは、と、購入をあきらめてしまうこともあるでしょう。
その結果、低栄養や栄養バランスの乱れにつながり、ひどい場合は抵抗力が低下して風邪などをひきやすくなることもあります。

出来ることはご自身でこなしていただくのが、健康に過ごしていただく一番の近道です。が、ちょっとした作り置き、下ごしらえ置きをお届けするのは、私たちの心を通わせる近道でもあります。
作り置き、下ごしらえ置きが、元気に楽しく過ごして頂く為のちょっとしたお手伝いになるとよいですね。

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