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水害対策|高齢者に必要な避難対策とは

作成日:2020年8月6日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
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水害対策|高齢者に必要な避難対策とは

近年は、毎年のように日本の各地で水害が発生しています。一般的に災害弱者と呼ばれる方々の中でも、とりわけ心身に制約を抱える高齢者では、自力での避難が困難な状態になりやすく、避難対策は地域社会においても喫緊の課題となっています。

日本で水害が発生しやすい理由

日本の国土は約70%が山地や丘陵です。山や川などの豊かな自然に恵まれている一方で、川の氾濫などの水害も発生しやすいといえます。さらに地形開発が進み、人為的に山や丘陵を造成したり海岸を埋め立てたりして都市部の開発が進められました。その結果、河川や海岸と都市が隣接している場所も多く、水害や土砂災害、液状化現象などの災害が発生しやすくなってしまったといえます。

日本の河川の特徴

日本の河川は、世界の代表的な河川と比較すると急勾配で、水が一気に海へと流れています。そのためいったん雨が降ると急に増水し、短時間のうちに洪水のピークに達します。また日本の年間平均降水量は世界の平均降水量の約2倍といわれており、雨量は梅雨の時期や台風の時期に集中します。その結果、例えば利根川では、洪水の時には平常時のおよそ100倍の流量にもなるといわれます。

水害発生時の高齢者の避難の現状

2000年の東海豪雨において、高齢者が避難に要した時間を調査した結果、若い人と同居の高齢者では約1時間半、高齢者のみの世帯では約2時間半と、1時間もの差がありました。このことから高齢者のみの世帯では、そうではない世帯よりも1時間早く避難行動を起こさなくてはならないといえます。しかし高齢者の方々は、避難のタイミングがわからずに躊躇したり、事態が悪化すると避難をあきらめてしまう傾向もあります。

避難準備・高齢者等避難開始情報

平成31年3月、避難勧告などに関するガイドラインに変更がありました。それまでにも防災情報は発信されていましたが、多くの住民が実際の避難行動に活用できない現状があったことから、住民等が情報の意味を直感的に理解できるよう、防災情報を5段階の警戒レベルで提供し、住民自らが避難行動を起こすことを期待して発令されます。5段階の警戒レベルの警戒レベル3が「避難準備・高齢者等避難開始」とされ、「避難に時間がかかると思われる高齢者や要配慮者は避難を開始し、その他の人は避難の準備をして自発的に非難する」ことを促す意味で発令されます。次の段階の警戒レベル4では、全員の避難を促しています。

警戒レベルの情報と並行して、災害の種類に応じて指定河川洪水予報や土砂災害警戒情報などの防災気象情報が提供されるので、それらも参考にしながら、その地域の現状によっては避難準備・高齢者等避難開始の発令を待たずに避難を開始することも必要な場合があります。

避難行動要支援者名簿

これまでの大きな自然災害を教訓に、自力での避難行動に困難がある、高齢者や障がい者の避難を支援するために、市町村には避難行動要支援者名簿の作成が義務付けられ、平成26年4月に施行されています。災害時の避難に支援が必要な場合は、市町村の担当窓口に相談してみましょう。実際に災害が発生した場合には、避難行動要支援者名簿は安否確認のために活用されています。適切な個別計画の策定や、情報共有のための個人情報の取り扱いなどにおいては課題も多く、災害発生時の避難支援にどのように活用されるかは、市町村によって異なっているのが現状です。

平常時にできること

最も大切なのは平常時の準備です。想定されている被害を、具体的に想像しながら準備をしておくことで、いざという時にも落ち着いて対処することができます。

水害リスクの確認

まずは、自宅周辺の水害リスクが高いかどうかを知っておきましょう。各市町村では、自然災害の種類ごとにハザードマップが作成されています。ハザードマップとは自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所、避難経路などの防災関係施設などを表示した地図のことです。役所で配布されていたり、市町村のホームページで確認することもできます。

ハザードマップポータルサイトです。各市町村が作成したハザードマップを調べることができますのでご利用ください。
https://disaportal.gsi.go.jp/

家族の状況を確認

水害発生時、家族全員が自宅にいるとは限りません。ハザードマップの確認は自宅の周辺だけではなく、家族の職場や学校、その他日常的に利用している施設などについても確認しておきましょう。また通勤や通学に使用する交通機関によっても、水害発生時の対応が異なる場合があります。その時間と状況によっては自宅に帰ろうとするよりも、職場や学校など、その場にとどまる方が安全なことも考えられます。

家族一人一人のケースについて対応を考えておきましょう。特に高齢者の場合、利用している施設や担当のケアマネージャーなどとの連携も必要となります。どのような状況の時どのような対応をとるのかを、平常時から話し合っておきましょう。

マイ・タイムラインの検討

マイ・タイムラインとは、個人の防災行動計画のことです。台風の接近や大雨による河川の水位上昇に対して、どのような状況の時に、どのような行動をとるかを時系列に整理しておくことで、命を守る避難行動の助けとなります。平常時に家族と一緒にマイ・タイムラインを作成しながら家族それぞれの身近な水害のリスクを知り、どのようなタイミングで非難するのが良いかを考えておくことで、いざという時に離れている家族でも行動の予想ができます。

非常持ち出しのリスト作成と物品の準備(参考例)
物品チェック物品チェック
現金健康保険証
通帳介護保険証
携帯電話・スマートフォン予備バッテリー
携帯ラジオラジオ予備電池
常備薬(処方薬)お薬手帳
メガネ・ケース入れ歯・ケース
補聴器・ケース補聴器予備電池
大人用紙おむつ・パットとろみ剤
飲料水食品
衣類タオル
洗面用具トイレットペーパー
マスクアルコール消毒液

上記のチェック表は、あくまでも参考例です。一人一人の状況に応じて変更しましょう。

水害の場合は、避難までに多少の時間があります。平常時にはある程度の準備をしておき、災害発生時に早めに非常持ち出し品をチェックして、災害の状況に応じて常備薬や飲料水、食品などの量も調整をしましょう。避難先の状況によっては、ラジオなどは不要な場合もありますし、携帯トイレなどの用意があった方がよい場合もあります。しかし悪天候の中を徒歩で非難することを考慮し、無理のない重さにしておくことも大切です。

非常持ち出し品は両手が空くようにリュックに詰め、レインコートと靴や杖なども同じ場所に準備しておくとよいでしょう。避難時は長靴ではなく運動靴が適しています。

避難場所・避難経路の確認と防災散歩

ハザードマップをもとに、実際に水害が発生したときの避難場所と避難経路を確認しておきましょう。

避難場所への経路は、いくつかのパターンを想定しておくようにします。さらに、避難場所までの経路を歩いてみる防災散歩をしてみましょう。天気の良い日中、家族と一緒に、実際に非常持ち出しリュックを持って歩いてみることをお勧めします。実際に歩いてみることで、ハザードマップには記されていない、ちょっとした危険個所に気づくことがあります。

また、非常持ち出し品の量に無理がないかも確認しておきましょう。悪天候の中を徒歩で移動するのは、想像以上に体力を消耗します。非常持ち出し品の重い荷物が負担になり、被害につながることも考えられます。

地域との連携

高齢者の場合、避難の際に具体的にどのような支援が必要なのかは、一人一人の状態によって異なります。若い家族と同居していても、日中は仕事のために不在で、高齢者だけになっているケースも多くあります。どのようなときに、どのような支援が必要なのかを具体的に考えておきましょう。

日常的に地域の民生委員や近隣の人たちとのコミュニケーションをとり、災害時の協力を依頼できるのが理想的です。要介護認定を受けている場合は、ケアマネージャーや利用している施設との連携も欠かせません。水害の発生時は、指定緊急避難場所までの避難が困難と考えられる場合は、近隣の安全な場所や安全な場所にある親戚・知人宅への避難も検討しましょう。あらかじめ、災害時に避難が可能かどうかを相談しておくと安心です。

停電時の医療機器確認

在宅で医療機器を使用している場合には、停電時の電源について対応方法を確認しておく必要があります。特に在宅酸素療法機器、喀痰吸引器、人工呼吸器など、生命の維持に直結するような危機の場合は、予備バッテリーの準備やバッテリーの稼働時間も確認が必要です。災害時の対応については、医療機器のメーカーや福祉用具のレンタル先などにも相談してみましょう。また医療機器の種類によっては、医療機器を持参して避難することが困難なこともあります。災害時の対応について、かかりつけの医師とも、具体的に相談しておく必要があります。

水害発生時にやるべきこと

地震などの自然災害と異なり台風や洪水は、実際に災害が発生するまでに時間があります。その時間を適切に利用して、命を守るための準備をしましょう。

天気予報や災害情報の確認

現在、天気予報の精度は高く、台風や雨の状況も時間の経過に従って予測されています。また雨量観測所のリアルタイム情報や、ライブカメラによる河川の映像などを確認することもできます。テレビやラジオ、パソコン、スマートフォンなど、情報の入手手段も増えているので、こまめに必要な情報を確認しましょう。

非常持ち出し袋の準備

身近に水害の発生が迫る可能性がある場合、平時に準備しておいた非常持ち出し袋を完成させましょう。作成しておいたリストに従って、常備薬や飲料水・食品、貴重品などを確認し、手元に置いておきましょう。

避難のタイミング

避難行動は浸水前に始める必要があります。浸水の深さがひざ上になると、徒歩での避難は困難です。浸水が0.5m以上になると建物の1階では床上浸水になるため、浸水が始まる前に早急に安全な場所に避難しましょう。浸水が始まってから避難所への移動は危険が伴うため、状況に応じて丈夫な建物の2階以上に垂直避難をしましょう。

垂直非難の時に気を付けること

マンションなどの高い建物に居住、または避難する場合には、浸水が長時間継続した場合や孤立した場合に備えておくことも必要です。数日分の水と食料、停電に備えた準備を整えておきましょう。

水害発生時にやってはいけないこと

災害が身近に迫ったときに、やってはいけないことがあります。

「大丈夫だろう」の思い込み

災害が近づいていることを理解していても、心のどこかで「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」と思い込んでしまうことがあります。これは、恐怖や不安から心を守る防衛機能のひとつといわれ、心理学では「正常性バイアス」と呼ぶ心の動きです。しかしその「大丈夫だろう」という楽観的な思考には根拠のないことがほとんどで、避難を遅らせ、被害を拡大させる原因となる可能性があります。避難が空振りに終わったとしても、その非難は無駄ではありません。正常性バイアスに惑わされずに、いち早く避難行動をとりましょう。

川や用水路の様子見に行く

川や用水路の様子を見に行って被災することがあります。避難のタイミングを計るために、状況を見たくなることがあるかもしれませんが、現在河川の様子は、自治体などでもライブカメラの映像や、リアルタイムでの水位が公開されています。実際に様子を見に行くことはせずに、これらの情報で現状を把握しましょう。

車での避難

冠水した道路は目視で水深をはかることは難しく、進入してしまうと、思っていたよりも水深が深いことがあり非常に危険です。また台風や大雨では、急に道路の冠水が起こることがあるため、そのまま立ち往生する可能性もあります。水害発生時は、車での避難は避けましょう。

暗くなってからの避難

暗くなってからの避難は非常に危険です。周囲の状況が見えにくいだけではなく、雨により音が聞こえにくかったり、道路の冠水によって足元の状況が悪くなっていると、避難中に被災する可能性もあります。被害がなければ、翌朝明るくなったらすぐに帰ることができると考え、特に高齢者や小さな子供のいる家庭では、暗くなる前に早めの避難をしましょう。

水害対策に関するまとめ

台風や大雨による水害は、誰にでも身近な自然災害であると同時に、比較的高い確率で予測が可能な自然災害でもあります。適切な情報収集と事前の備え、早めの避難行動で、水害から命を守りましょう。

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