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HOME > コラム一覧 > 白内障は予防ができる!?高齢者に多い目の病気について解説 / 更新日:2019年8月10日
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白内障は予防ができる!?高齢者に多い目の病気について解説

白内障は予防ができる!?高齢者に多い目の病気について解説

白内障は、発症の原因として加齢が一番多く、高齢者に多い目の病気です。初めは自覚症状が乏しいのですが、進行すると視力が低下したり、物が二重に見えてしまうようになり、日常生活に支障をきたすこともあります。ここでは、多くの人が悩む白内障の原因や治療法、予防法などについて詳しく解説します!

目の病気、白内障とは?

白内障とは目の中のレンズの役割を果たす水晶体が濁ってしまう病気です。レンズが濁ると物が霞んで見えたり、弱い光でもまぶしく感じるようになってしまいます。また視力も低下しますが、白内障による視力低下は眼鏡をかけても見えやすくなることはありません。一番多い原因は加齢であり、40歳代から進行しはじめ、50歳代では40~50%、60歳では70~80%、70歳代で80~90%、80歳代ではほぼ100%に近く白内障の進行が認められる、と言われています。残念ながら今の医学では白内障を完全に予防することはできませんが、国内での白内障による失明率は3%程度と低く、治療を受けることである程度進行を遅らせることができます。しかし、薬を使って一度濁ったレンズが元に戻る、という訳ではないため、あくまでも早期発見、早期治療が進行を遅らせるためには重要です。

白内障の原因は?

白内障の原因で一番多いのは加齢によるものです。歳をとると目の中にあるたんぱく質が変化し、水晶体を濁らせてしまいます。たんぱく質が変化する原因は「酸化ストレス」です。酸化とは、身体の中に取り込まれた酸素の一部が活性酸素となり、身体の中の細胞を傷つける反応であり、金属が錆びるのと同様に酸化によって人間の身体も錆びると老化が促進すると言われています。本来、人間の身体には活性酸素の働きを抑制したり、損傷した細胞を修復する力が備わっていますが、この抗酸化防御機能と酸化のバランスが崩れ、活性酸素の産生が上回った状態が「酸化ストレス」です。酸化ストレスは加齢以外にも、喫煙、紫外線、目への衝撃、放射線の影響などで高まります。

他にもステロイドや痛風治療薬、向精神薬といった薬剤やアトピー、糖尿病、目の炎症を起こす病気なども白内障の原因となります。

白内障の症状は?

白内障は初期の段階では自覚症状がありません。進行すると、視界が全体的に霞んだり黄色く見えるようになったりすることがあります。また、普通は眩しく感じないような弱い光でも眩しく感じてしまったり、物が二重に見えるようになったりすることもあります。さらに進行するとどんどん目の中のレンズが濁ってしまうため、視力が低下してしまい、最悪の場合失明に繋がります。

白内障で見えにくいまま生活をしていると交通事故に遭うリスクが普通の人の2.5倍にもなると言われています。少しでも自覚症状がある方は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

白内障の種類は?

白内障は、水晶体の濁り方によって3種類に分けられます。それぞれのタイプによって進行の早さや自覚症状の感じ方、手術が早期に必要かどうかなどが異なります。

種類 水晶体の濁り方 自覚症状
後嚢下白内障 後ろ側から 強い羞明感
急激な視力低下
核白内障 中央部から 色彩感覚の変化
一時的に老眼が治る
皮質白内障 周辺から 強い羞明感
かすんで見える

白内障の治療法とは?

初期の白内障では点眼薬で進行を遅らせることができます。しかし、薬だけでは濁った水晶体を元に戻すことはできません。進行した白内障では、外科的手術が適応となります。

白内障の手術は年々進化しており、現在では超音波乳化吸引療法・眼内レンズ挿入術がメジャーな手術となっています。超音波吸引療法とは、濁った水晶体を超音波にて硬化させ、分割、吸引する事をいい、水晶体が抜けたスペースに人工眼内レンズを入れる治療法です。わずか2-3mmの切開で、濁ったレンズを人工的に作られたレンズに交換するため、低侵襲でクリアな視覚を取り戻すことができます。日本において年間120万件も施行される一般的な手術です。また、この手術のメリットとして、手術時間が30分程度である事、局所麻酔で行える事、保険適用である事、日帰りでの手術も可能であることが挙げられます。人工眼内レンズに関して、現在、単眼式(ピントが近く、もしくは遠くで合う)、二式(近く、遠く両方に合う)、ハイブリットタイプ(乱視などでもピントが合う)などの種類があります。

白内障の予防方法とは?

白内障は、個人差がありますが40~50代から進行し高齢になるにつれ有病率が高くなっていくため、老化現象と言っても過言ではありません。一度濁ってしまったレンズは手術以外では元に戻すことはできませんが、進行を遅らせることは可能です。

・糖尿病などの生活習慣病にかからないようにする
→糖尿病になると若い人でも白内障が進行しやすくなります。そのため、普段から食生活に気をつけたり、肥満にならず適正体重を維持できるよう運動習慣を持ちましょう。

・強い赤外線や紫外線は避ける
→強い赤外線(熱線)を浴びる職業の人は白内障になりやすい、と言われています。また、紫外線を多く浴びる国の人にも白内障が多い傾向にあります。オゾン層の破壊とともに日中降り注ぐ紫外線量は増加の一途を辿っており、日本においても紫外線は予防するに越したことはありません。外出時はサングラスをかけて目を保護するようにしましょう。また、太陽が高く昇るとサングラスの隙間から紫外線が目に入ってしまうため、つばのある帽子を併用して紫外線を防御すると良いでしょう。目に影ができるように帽子を深くかぶることで、紫外線のカット率は20%から50%にアップします。普段から眼鏡をかけている人は、レンズに紫外線カット効果があるものを選ぶのがおすすめです。

・禁煙をする
→喫煙は酸化ストレスを高め老化を促す原因となります。禁煙することで白内障以外の様々な病気を予防することにも繋がります。

白内障に良い食事とは?

白内障の進行を抑えるには、抗酸化作用のあるビタミンなどの栄養素を摂取することが有効です。ビタミンは野菜や果物に多く含まれており、野菜や果物を多く摂る人は白内障だけではなく、いくつかの病気にもかかるリスクが低くなる、ということが分かっています。酸化ストレスから目を守るために、抗酸化作用のある食品を多く摂るようにしましょう。

<抗酸化作用のある栄養素>
・カロテノイド(キサントフィル)
→ルテインやゼアキサンチン、アスタキサンチンといったカロテノイドという赤や黄色い色素には紫外線から目を守る効果があります。ルテインはパセリやほうれん草、ブロッコリーなどに多く、ゼアキサンチンはパプリカや柿、とうもろこしなどに多く含まれているため、緑黄色野菜を使ったサラダを毎日食べるようにすると良いでしょう。アスタキサンチンは鮭やいくら、エビやカニに多く含まれています。

・ビタミン群
→ビタミンCやビタミンEには抗酸化作用があり酸化ストレスから水晶体を守る効果があります。ビタミンCは赤ピーマンやブロッコリー、いちごやジャガイモに多く、ビタミンEはアーモンドやモロヘイヤ、木綿豆腐に多く含まれています。ビタミンCとビタミンEは一緒に摂ることで相乗効果がります。また、ビタミンCは多量に摂っても余剰になった分は尿として排出されてしまうため、毎日摂取することが大切です。

・オメガ3脂肪酸
→亜麻仁油、えごま油、クルミなどの植物系とサバやサンマ、アジなどの魚系があります。オメガ3脂肪酸は熱すると酸化しやすいため、植物系油脂はドレッシングにして摂取するのがおすすめです。また、高温圧搾された油よりも低音圧搾された油の方がオメガ3脂肪酸は豊富に含まれています。一度蓋を開けた油は冷蔵庫で保管すると良いでしょう。魚は表面は酸化しても内部までは酸化しないため、焼き魚にしても問題はありません。煮魚ならほとんど酸化しないため、より多くのオメガ脂肪酸を摂取することができます。

・アントシアニン
→目に良いことで有名なアントシアニンは抗酸化作用を持つ青や紫色の色素のことです。水晶体に凝集するたんぱく質を抑制する効果があるため、白内障予防にも効果があります。アントシアニンはブルーベリーやぶどう、赤キャベツや茄子などに多く含まれています。

・ミネラル
→亜鉛やセレンといったミネラルは抗酸化物質と一緒に摂ることで抗酸化作用を高める効果があります。亜鉛やセレンは魚介類や肉類、海藻などに多く含まれますが、主食、主菜、副菜を揃えて毎食バランスの良い食事を摂って身体に必要な栄養素を補うことが大切です。

白内障の予防まとめ

白内障は自覚症状の程度は違えど高齢者であれば誰でも発病し得る病気です。進行を遅らせるには酸化ストレスが鍵となっており、赤外線・紫外線を避けたり禁煙することで白内障を予防できるだけでなく、アンチエイジングにも繋がります。また、糖尿病などの生活習慣の予防も白内障予防と関係が深く、栄養バランスの良い食生活が健康には欠かせません。しかし、栄養バランスを意識した食事を作るために献立を考えて買い物をして調理をする、というのは高齢者にとっては大変なことです。そこでおすすめしたいのが、配食サービスです。「配食のふれ愛」では前日までのご注文で、自宅に栄養士が献立を考えたお弁当を届けます。一般の高齢者に向けたお弁当だけではなく食事制限がある方への対応や、摂食機能によって食事の形態を変更するなど、一人ひとりの事情に合わせて届けてもらうことも可能です。この機会に是非無料試食サービスをお試しください。

参考:日本白内障学会
http://www.jscr.net/index.html

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