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HOME > コラム一覧 > 口内炎が痛くて食べられないときに、刺激を少なくするレシピ / 更新日:2019年9月10日
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口内炎が痛くて食べられないときに、刺激を少なくするレシピ

口内炎が痛くて食べられないときに、刺激を少なくするレシピ

疲れがたまるといつも口内炎ができる。口内炎が痛くて食事がのどを通らない、と、高齢者ならずとも口内炎に関する悩みは尽きないものですね。また、いつも口内炎に悩まされている、という方、逆に口内炎とは無縁だ、という方もいらっしゃいます。今回はいくつかある口内炎の原因や種類を探り、痛みを抑えるため、また、痛くても食べやすい食材や料理をご紹介します。

口内炎の種類と対策

色々ある口内炎の種類

丸くてプツっと痛いものができたり、時にはざらざらとしたものができたり…と、いろいろなタイプの口内炎を経験したことはないでしょうか?ひと口に口内炎と言っても、いろいろありますね。

口内炎とは、一つの病気を表すのではなく、「口の中や口の周りの粘膜部分にできる炎症」の総称なのです。

アフタ性口内炎

皆様がよくかかる、最も一般的なものは赤い丸枠の中に白く塗りつぶしたようなものではないですか?
これは「アフタ(潰瘍)性口内炎」といい、睡眠不足や疲労、ストレスによる免疫力の低下や低栄養に陥ったときにできると考えられています。

通常1~2週間で完治しますが、あまりにもたくさん出来てしまっている時、治りが悪いとき、頻繁に繰り返す時には他の病気や服用している薬に原因がある場合があります。
そのような場合には医師の診断を仰ぎましょう。

ウイルス性口内炎

私たちのからだの中には多くの常在菌が存在しています。これらは、私たちが健康な状態の時には何ら影響のないものが多いのですが、中には体調が悪くなり、免疫力が落ちてくると増殖し、口内炎などをもたらすものがあります。

カビ(真菌)の一種のカンジダ菌、単純ヘルペスウイルス、また、梅毒や淋病などの性感染症などが主な原因となります。
ウイルス性の口内炎の多くは、口の粘膜に水疱やびらんを生じ、強い痛みや熱を持つことがあります。

また、市販の口内炎用の薬は効果がありませんので使用せず、このような症状が出た場合はすみやかに医師の診断を仰いで専用の抗生物質などの処方を受けて治療して下さい。

カタル性口内炎

カタル性口内炎とは、義歯が合わなくなったために、歯茎がすれたり硬いものが挟まったりした、ほおの内側を切ってしまった、熱い飲み物などで火傷をしたなど、口の中の怪我が原因で起こります。もちろん、傷そのものも痛みますが、傷の部分が赤くはれてしまったり、水疱になったりして、ひどくなると不快な口臭に悩まされ、味覚が衰えることがあります。

口の中とはいえ化膿することもありますので、症状がひどくなってきたら早めに医師に相談するとよいでしょう。

その他の口内炎

今ご紹介した他にも、食べ物や虫歯の詰めものなどが原因のアレルギー反応、風邪などでおう吐を繰り返した場合などの胃酸の刺激により、口内炎が発生することがあります。

また、たばこによる熱を含む煙に口の中が長期間さらされることから起こる、ニコチン性の口内炎や、唾液の分泌量が減ったり口呼吸をしていたりする、いわゆるドライマウスや、空気の乾燥から粘膜を損傷し、口内炎になることもあります。

口内炎ができる時は胃腸の調子が落ちているとも言います。いつもの口内炎だから、と軽く見るのではなく、治りにくいなど異常を感じた場合は、その裏に大きな病気がかくれていないかの診断を受けることも肝心ですね。

一般的にみられる口内炎の種類と症状

口内炎の名称 症状 原因
アフタ性口内炎 丸くて白っぽい潰瘍。 免疫力の低下・ストレス・低栄養・粘膜の火傷などの損傷
ウイルス性口内炎 赤くただれてびらんができる。
口の中にカビ状の斑点ができることもある。
単純ヘルペスウイルス・水痘帯状ヘルペスウイルス・コクサッキーウイルスA群
カタル性口内炎 水泡ができるがすぐに潰れる。
※傷の原因となるものの治療が必要。
・義歯の不具合・やけど・口の中を噛んでしまった、魚の骨などが刺さったなど

口内炎を予防、解決するために

このように、ウイルスや細菌の口腔内での増殖、ドライマウスが原因になっている口内炎は、口の中を潤し、清潔に保つことである程度予防することができます。
こまめにうがいをしたり、水分を摂取したりすることで口の中を洗い流す習慣をつけられるとよいですね。

誤嚥などの恐れから、うがいや水分摂取を頻繁に行うことが難しい場合は、唾液線のマッサージも効果的です。詳しいマッサージ法については、一般財団法人 日本口腔保険協会様のサイトに、唾液線マッサージの方法が掲載されています。ご参照ください。
https://jfohp.or.jp/okuchikenko_navi/senior/

口内炎があるときにおすすめの栄養素と料理

口内炎が出来ている時は、熱いもの、冷たいもの、塩辛いものやスパイスなど刺激のあるものは沁みて痛みが出やすく、食べにくいものです。
また、硬いものやかまぼこのように弾力があるものも、噛むたびに口内炎を刺激してしまうことがありますね。

口内炎がひどい時はできるだけ刺激が少なく、柔らかくて水分が豊富で、粘膜を保護する働きのある食材を活用しましょう。

ビタミンB2

ビタミンB2は、水溶性のビタミンの一種で皮膚や粘膜を保護する働きがあります。
また、脂質、糖質、タンパク質などを分解してエネルギーに変換し、成長にも大きくかかわっているため、「発育ビタミン」とも呼ばれています。

水に溶ける性質のため、取り過ぎにはあまり過敏になることはありませんが、不足すると口内炎はもとより肌や粘膜が荒れたり、疲れやすくなったりします。また、成長期の子どもは成長障害が発生することがあります。

レバーや乳製品、卵、うなぎ、カレイ、海苔などの海藻類、キノコ類、納豆やナッツ類に多く含まれています。

ふかひれ風、キノコと卵のスープ

ふかひれ風、キノコと卵のスープ
キノコ類は食物繊維を多く含み、胃腸の働きを整える働きもありますので、便秘気味の方にも良いですね。きのこの中でも、もし白きくらげが手に入れば、この中に加えてみてください。

白きくらげには、「白きくらげ多糖体」別名植物性コラーゲンが多く含まれ、皮膚や粘膜を潤し、保護する働きに優れています。
胃腸が悪くなると口内炎ができやすい方にもおすすめです。

今回は刺激が少なく優しい味に仕上げましたが、同居するご家族で、口内炎の心配がない方には、少量の酢やこしょう、ラー油を加えてもおいしく召し上がっていただけます

【材料】 4人分
キノコ類(種類はお好みで) 150g程度
白きくらげ 2個程度
アミエビまたは干しエビ 大さじ1
出汁 600cc
にんにく、しょうがのすり下ろし 各小さじ1/3
酒        大さじ1
しょうゆ     小さじ1
オイスターソース 小さじ1/2
水とき片栗粉   大さじ1
卵        1個

【作り方】
1、キノコ類は石づきを落とし、口腔内の状態にあわせて小ふさに分けるか細かく刻んでおく。
アミエビまたは干しエビが大きい場合は、分量の水で柔らかく戻し、刻んでおく。

2、鍋に出汁をわかし、(1)のキノコ類とアミエビ、にんにく、しょうがのすり下ろしを加え、10分程度煮る。

3、アミエビが柔らかくなり、全体に火が通ったら、酒、しょうゆ、オイスターソースを加えひと煮立ちさせる。

4、水溶き片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を少しずつ入れてかき卵にする。

※とろみがつき、なかなか冷めにくいスープですが、口内炎がある場合は熱いものが沁みることがあります。必要に応じて冷ましてから召し上がってください。

※咀嚼・嚥下に不安がある場合※

固形物の嚥下が難しい場合は、キノコをごく細かく刻んで作るかミキサーにかけてポタージュにしてください。
今回は片栗粉でとろみをつけていますが、スプーンなどから唾液が混入することで片栗粉のでんぷんが分解され、サラサラになることがあります。必要に応じて市販のとろみ材をご利用ください。

ビタミンC

ビタミンCもまた、皮膚のもとであるコラーゲンを合成し、健やかな状態を保つためにとても重要です。
ですが、ビタミンCで連想するものは、かんきつ系のフルーツが多くないでしょうか?これらはとても刺激があり、痛いですね。

口内炎がひどい時は野菜からビタミンCを取りましょう。
じゃがいもやレンコン、カボチャに含まれるビタミンCはでんぷん質に包まれていて、熱に強いという性質があります。

れんこんと豚ひき肉の柔らかあんかけハンバーグ

豚肉には疲労回復効果の高いビタミンB1をはじめ、口内炎に効果的なビタミンB2、また、良質のたんぱく質を含んでいます。

ビタミンC豊富なレンコンは、すり下ろして肉に混ぜ込んで焼くことで穏やかに火が通り、ビタミンCの損失が少なくなります。また、薬膳ではレンコンには肺を潤す効果が期待できるとされています。

【材料】 2人分
れんこん   80g
豚ひき肉   120g
塩      小さじ1/2
しょうが   1かけ
酒      大さじ1
しょうゆ   大さじ1
片栗粉    大さじ1
サラダオイル 大さじ1
出汁     200cc
水溶き片栗粉 適宜

【作り方】
1、れんこんはよく洗い、必要に応じて皮をむき、すり下ろす。水分が多ければザルにあげて自然に垂れる分を取りわけておく。
(れんこんの有効成分は皮と身の間に多く含まれています。皮は傷んでいる部分のみを取り除く程度にとどめましょう。)

2、豚ひき肉に塩、しょうがのしぼり汁、酒、しょうゆを加え、しっかりと錬る。

3、(2)の豚ひき肉に粘りがでてきたら片栗粉、(1)のれんこんを加え、全体が馴染むように混ぜ合わせる。

4、フライパンにサラダオイルを熱し、(3)を丸めて焼く。片面に焼き目がついたら裏返し、必要に応じて水大さじ1程度(分量外)を足して蓋をして、蒸し焼きにする。

5、鍋に出汁を熱し、沸騰したら(1)で取りわけておいたれんこんのしぼり汁を加えてとろみをつける。とろみが足りないようなら水溶き片栗粉を加え、加減する。

6、(4)が焼けたら器に盛り、(5)をかける。

※咀嚼・嚥下に不安がある場合※

(3)で作るハンバーグ生地には片栗粉は入れず、卵黄1個と出汁適宜を加え、とろとろになるまでのばし、茶碗蒸しのように器に流して蒸すか電子レンジで加熱する。分離して2層になり、スープに透明感が出ればできあがり。

ムチン

里芋や納豆、オクラなどに含まれるネバネバ成分は「ムチン」といい、タンパク質に多糖類が結合してできています。

このムチンには、粘膜を保護し、口内炎はもとより胃潰瘍や胃炎の予防・改善に効果的です。また、鼻粘膜を保護することにより、風邪やインフルエンザなどのウイルスの侵入を抑える働きがあるといわれています。

うなぎと里芋のごまよごし

秋に旬を迎える里芋は20分程度で柔らかく煮え、味も優しいので口内炎の痛みがある時でも食べやすいですね。口内炎で痛みが出ると、どうしても食が進まずに低栄養になりがちです。今回は滋養に富み、ビタミンB2を多く含むうなぎと共に、同じく栄養豊富なごまを加えて和えものにしました。

【材料】 2人分
里芋       4個
うなぎ      1/2尾
酒        大さじ1
白ごまペースト  大さじ1
出汁       大さじ2
塩またはしょうゆ 適宜

【作り方】
1、里芋は皮をむいて酢水にさっとさらし、さわると潰れそうな柔らかさに茹でる。一口大に切っておく。

2、うなぎはたれが付いていたら洗い流し、アルミホイルにのせ、酒大さじ1をふりかけて包み、トースターや魚焼きグリルで温める程度に蒸し焼きにする。

3、白ゴマペーストに出汁を少しずつ加えては混ぜ、なめらかに伸ばす。塩、またはしょうゆ少々で味を整える。

4、ボールに(1)の里芋、(2)のうなぎを入れ、(3)のごまだれをまわしかけてそっと混ぜ、うつわに盛る。

※咀嚼・嚥下に不安がある場合※

里芋、うなぎ共に必要に応じて出汁を加えてペースト状にし、(3)のごまだれをトッピングする。

栄養バランスが大切

口内炎は疲労やストレスが原因となりますが、栄養不足も大きな原因の一つです。
加齢と共に食が細くなり、どうしても栄養のバランスは崩れがちになりますね。どれだけビタミンB2やビタミンC、ムチンを摂取しても、健やかな肌、粘膜をつくる原料になるたんぱく質や、その吸収を司る腸の健康が守られていなければ、十分に吸収して体を守ってもらうことはできません。

家庭で完璧に栄養バランスを整えるのは、難しいものです。
週に何度か、配食のふれ愛のお弁当を利用してみてはいかがでしょうか?

配食のふれ愛のお弁当は、栄養学のプロ、管理栄養士が栄養バランス、味、素材にこだわりを持って作ったお弁当です。
口内炎が傷むときにも安心して食べられるやわらか食やムース食、きざみ食など、咀嚼の状態にあわせて選ぶことができるほか、持病による食事制限にも対応できるたんぱく調整食、カロリー調整食など、豊富な選択肢から選ぶことができます。

今なら無料試食キャンペーンを実施中です。この機会にぜひお試しくださいね。

口内炎を抑えるレシピまとめ

痛い口内炎、つらいですね。口内炎そのものや薬を塗布したことにより、口の中に気持ち悪さがあったり、苦味などが残っていたりすると、さらに不快になり、食も進まなくなります。そうなると、低栄養が心配になりますね。

たかが口内炎、されど口内炎。よくあることと軽視せず、ケアすることが大切です。薬局では、さまざまな形の歯ブラシや口腔衛生用のスポンジも販売されています。

今回ご紹介した食事面からのサポートだけでなく、定期的な歯科の受診も含め、口腔内のトラブルの予防ができるとよいですね。

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