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風邪で鼻づまり!そんな時に選びたい冬のレシピ

作成日:2019年12月5日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
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風邪で鼻づまり!そんな時に選びたい冬のレシピ

冬になり、風邪を引いてしまったとき、喉が痛くなる方、頭痛や熱が出る方、そして鼻づまりに悩まされる方といろいろなタイプがありますね。中でも、鼻がつまってしまうと口で呼吸するために、口の中が乾いてしまったり、呼吸器が乾燥して喉に痛みが出てきたりすることがあります。息苦しさから睡眠が浅くなることもありますし、なんとしても早くに解消したいものです。

今回はそんな鼻づまりを少しでも早く解消するために、その一助になる食材と料理をご紹介します。

鼻づまりの原因?風邪とは?

風邪を引き起こすウイルスの感染経路

通常、私たちののどや鼻、気道などの呼吸器系器官は適度に湿気を帯び、粘膜は潤っています。しかし、呼吸することで冬の乾燥し、冷えた外気にさらされることにより、粘膜も乾燥して傷んでしまいます。

そこにウイルスや細菌が感染し、炎症を引き起こします。「風邪」とは、このように、主に上気道が急性の炎症を起こした状態で、原因となるウイルスは様々です。

鼻水、痰、咳、くしゃみ

風邪を引くと、せきやくしゃみ、たん、鼻水が出ますね。また、感染からの炎症で鼻づまりやのどの痛みがおこることもあります。個々の体質やそのとき感染したウイルスの種類により、その時々の症状は違ってきますが、たんや鼻水はウイルスを包みこみ、免疫細胞の働きにより、それ以上のまん延を防ごうと働きます。続いて、咳やくしゃみにより、体外へ排出されます。

発熱、頭痛、寒気などの症状

風邪を引き起こすウイルスなどの異物が体内に侵入すると、それを撃退し風邪を治すために、私たちの体は免疫の働きを活発にします。上記のせきやたんなどの他、体温を上げることでウイルスを撃退することもあります。これが発熱の原因のひとつですが、急激に体温を上昇させるために体力を奪われることでだるさを感じ、寒気を感じることもあります。

風邪は万病のもと 医師の診察を仰ぐことも忘れずに

風邪を引いた、と思ってから3~4日たっても熱が下がらない場合、せきや鼻づまりなどの症状が治まらない場合、風邪を引き金とする気管支炎や肺炎、中耳炎などの病気を併発していることがあります。高齢になると抵抗力が落ちている方が多いので注意が必要です。

熱などが続いて、数日間横になってすごしたことがきっかけで寝たきりになってしまうこともありますし、単なる風邪、と侮らずに早めに医師の診察を仰ぎましょう。

つらい鼻づまり、原因と対応方法

鼻粘膜の炎症が原因の場合

かぜなどのウイルスの増殖以外に、アレルギーによる鼻腔内の粘膜の炎症が原因となる場合があります。
鼻粘膜が炎症を起こし、肥大すると、空気の通り道をふさいで呼吸しにくくなるために寝付きが悪くなり、日中もぼおっとしてしまうことが多くなります。

鼻が詰まり、黄色くて粘りのある鼻水が出ている方は、発熱とまではいかなくとも何となく熱っぽさを感じている場合が多くあります。中医薬膳学では、「風熱の状態」と言い、体の芯に溜まった熱を取ると、楽になることがあります。

また、熱のせいで体内の水分が不足しやすくなっています。こまめな水分補給で、脱水に備えましょう。熱を冷まし、炎症を抑える効果のあるハーブティーがお勧めですが、あまり飲みたくない、という時なら、氷を口に含んでいると、目や前頭部の熱っぽさが少し楽になります。嚥下の面で不安がなければ、お試しください。

菊花茶・ミントティー

菊花茶は文字どおり、菊の花を乾燥させて作るお茶です。中医薬膳学では、解熱、解毒効果があり、皮膚の炎症を鎮め、眼精疲労やアレルギーによる目のかゆみを抑える効果があるといわれています。

また、ハーブティーで知られるカモミールと同様に菊の仲間で、リラックス効果にも優れています。中華食材の専門店などに行けば手に入りますので、機会があればお試しください。

一方、菊花よりも入手が簡単なのが、ミントです。大手のスーパーのお茶・コーヒーコーナーに行くとティーパックのものが、野菜コーナーには生のミントが販売されています。ティーバックは包装の指示通り、生のものはふわっとティーポット一杯になる程度に葉を入れて熱湯を注ぎ、抽出してください。

どちらもゆったりと飲みながら、上がってくる香りと蒸気をできる範囲で吸いこむことで、鼻腔の炎症や熱っぽさが少しずつおさまり、呼吸が楽になっていきます。
その外にも、炎症を抑え、殺菌作用があるハーブはいろいろとあります。以下の通り、その一部をご紹介します。

カモミール気分をリラックスさせ、痙攣を抑え、抗炎症作用、抗菌、抗ウイルス作用があります。
ローズヒップビタミンC が豊富で殺菌作用、利尿作用があります。
エルダーベリー熱を下げ、呼吸器の感染症を予防、免疫システムを活性化します。
タイム下痢や膨満感の解消、腸内のガスを排泄する作用のほか、痰を出しやすくし、抗ウイルス作用、殺菌作用も認められています。

これらはハーブティーとして用いたり、料理やお菓子の味付けとして使用したりすることができます。
また、アロマオイルとして販売されているものもありますので、お湯に数滴落として香りを楽しんでもよいですね。

なお、ローズマリーにも鼻づまりを解消する作用がありますが、心臓に対する作用が強いため、高血圧など、心臓に何らかの不安がある方が使用する際は注意が必要です。使用の際は医師やアロマセラピストなど、専門の資格を保有する方とご相談のうえ、お試しくださいね。

れんこんとねぎのゆず塩和え

れんこんには抗アレルギー作用があるといわれています。鼻炎や花粉症などのアレルギー症状でつらいとき、また、風邪のひきはじめにもおすすめの食材です。

ただし、炒めたり揚げたりという高温調理ではアレルギーを抑える効果も半減してしまいますので、さっと茹でたり蒸したりする調理法が向いています。

また、ねぎには殺菌作用、体内のできものなどを軟化して解消する働きがあるといわれています。
なお、今回は素材の白い色を残すため、塩とゆずで味を整えましたが、茶色い色がついても気にならない方は、ポン酢を利用して簡単に仕上げていただいてもおいしいですよ。

【材料】    2人分
れんこん    100g
酢       少々
白ねぎ     1本
塩       1つまみ
ゆず      1/2個

【作り方】
1、れんこんは皮の傷んでいる部分をむき、薄くスライスする。
※れんこんの薬効成分の多くは皮と実の間に含まれています。皮は、できるだけむかずにご利用ください。

2、白ねぎは斜め薄切りにする。ゆずは皮をすり下ろし、酸味が大丈夫なら汁をしぼっておく。

3、鍋に湯を沸かし、酢少々を加えて(1)のれんこんを茹で、引き上げてから白ねぎもさっと茹でる。茹で汁は少々残しておく。

4、(3)のれんこんと白ねぎの水分を軽く切り、ボールに入れ、塩、(3)のゆずの皮、絞り汁適宜を加え、和える。パサパサとしている場合は茹で汁少々を加える。

※咀嚼・嚥下に不安があるとき
1、れんこんはすり下ろす。

2、水300ccにスライスしたねぎとゆずの皮のすりおろしを入れ、よく揉んでねぎの香りと味を移す。

3、(2)の水を漉し取って沸騰させ、(1)のれんこんを入れて弱火で煮る。

4、れんこんのでんぷんでとろみがつくが、状態をみて片栗粉、または市販のとろみ材でとろみをつける。好みでゆずのしぼり汁を加え。塩少々で味を整える。

にんじんのくるみ味噌和え

にんじんのくるみ味噌和え
にんじんには皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンA(カロテン)が多く含まれています。鼻炎で痛んだ粘膜の保護、また、鼻のかみすぎで、鼻の下の皮膚が赤くただれたようになるのを予防する効果もあります。

また、発酵食品である味噌は、胃腸の働きを整えます。鼻炎の原因の一つとも言われるアレルギー疾患は、腸の不調がもたらすこともあります。発酵食品も積極的に取りたいですね。
くるみは「健脳のナッツ」とも言われ、老化防止、抗酸化作用に優れ、整腸作用があることも確認されているということです。どれも毎日少しずつ取りたい食材ですね。

【材料】   2人分
にんじん     1/2本
味噌       大さじ1
みりん      大さじ1
くるみ      大さじ山盛り1杯程度

【作り方】
1、にんじんは皮をむき、千切りにする。生のままでも大丈夫ですが、硬すぎる場合はお好みの柔らかさに茹でてください。

2、くるみはトースターでさっと温める程度に加熱し、すりばちで擂る。※咀嚼・嚥下の状況により、すり具合は加減してください。

3、みりんは、アルコールが気になる場合は耐熱性の器に入れて10秒程度電子レンジにかけ、(2)のくるみに加える。味噌を少しずつ加えてはすり混ぜ、全体をなじませる。

4、(1)のにんじんを(3)に加え、和える。

長引く鼻づまりは、慢性化している可能性も

風邪を原因とする鼻づまりの場合、長くてもひと月弱で収まるものですが、なかなか改善しないときは「肥厚性鼻炎」を発症していることがあります。アレルギー性鼻炎がベースになっていることが多いのですが、市販の点鼻薬を長く常用することで発症する場合もあります。

また、生まれつき、あるいは事故などで、鼻の穴を左右仕切っている軟骨の壁が湾曲している方がいらっしゃいます。人間は工場製品ではありませんので、多くの方に湾曲はみられるものですが、ひどくい場合は鼻づまりを起こしてしまいます。
さらに、副鼻腔炎が長引いている方は、鼻たけ(鼻ポリープ)ができることがあります。

これは副鼻腔粘膜が腫れて大きなイボのように成長してしまうもので、大きくなると鼻腔をふさいでしまいます。
いずれの場合も、鼻づまりはもとより嗅覚異常やいびき、睡眠時無呼吸症候群、睡眠不足などの弊害がありますので、長引く場合や辛い症状が続く場合は、医師の診断を仰ぎましょう。

鼻と副鼻腔の病気に関しては、MSDマニュアル家庭版というサイトに、いくつか掲載されています。ご参照ください。
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/19-%E8%80%B3%E3%80%81%E9%BC%BB%E3%80%81%E3%81%AE%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E9%BC%BB%E3%81%A8%E5%89%AF%E9%BC%BB%E8%85%94%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97

土台となる体を健やかに保つ

先ほどもご紹介したとおり、鼻づまりの原因の一つ、アレルギーは、大腸が弱くなって起こっている場合があります。
中医薬膳学では、大腸の不調が肺を病み、皮膚を痛めるといいます。私たちの体は各器官が単一で存在するわけではなく、それぞれがともに助け合い、協調して健康を維持しています。

そのために大切なのが、栄養バランスの整った食事を取り、全身の状態を良くすることです。しかし、毎日念入りに、となると、負担に感じることもありますね。
そのような日には無理をせず、栄養バランスが整った配食のふれ愛のお弁当を利用してはいかがでしょうか?

配食のふれ愛のお弁当は、栄養学のプロ、管理栄養士が栄養バランスを考え、こだわって選んだ材料を使って作ったお弁当です。また、持病により食事制限がある方にも選びやすい、たんぱく調整食、カロリー調整食、嚥下に不安がある方にも召し上がっていただきたい、きざみ食や、極小きざみ食のとろみつき、やわらか食やムース食などの選択肢が多いのもうれしいポイントです。
今なら無料試食キャンペーンを実施中です。この機会にどうぞお試しくださいね。

鼻づまりレシピまとめ

たかだか鼻づまり、とはいえ、鼻がつまっていると呼吸が苦しく、食事の味がわかりにくくなります。そのため食が進まない日もありますね。また、同居するご家族においては、いびきの音が気になって眠れない日もあることと思います。

先ほどご紹介したアロマオイルを利用して鼻づまりを整えるのも一つの方法です。食用としては利用しませんが、ティトリーやユーカリは殺菌作用もあるすっきりとした香りで、呼吸器疾患を解消するアロマとして有名です。

冬はもとより、これから春にかけて花粉症による鼻の不調も出る季節です。アレルギーをお持ちの方は特に、今からのケアが大切になります。
バランスよい食事や日々のちょっとした運動などで、健やかな体調を保ち、風邪や鼻づまりが予防できるとよいですね。

この記事の作成者:真鍋 実穂(調理師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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