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高齢者の食欲不振と困ったときの対策

作成日:2022年12月7日

こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
栄養バランスのよい食事をとりたい方へ、お弁当の無料試食はこちらから!

高齢者の食欲不振と困ったときの対策

高齢者は、さまざまな理由で食事の摂取量が減少することがあります。

もちろん加齢とともに自然に減っていくこともありますが、極端に食事の量が少なくなることや、全く食べなくなることは心配です。

食事が摂れない、食べたくない理由を自分から伝えてもらえれば対処は可能です。

しかし特に認知症の高齢者の場合は、食べない、食べたくない理由を正確に訴えることが難しくなります。

認知機能の低下が食事に及ぼす影響は?

認知機能の低下は、食事の場面において広く影響を及ぼします。

スムーズに食事が摂れない原因は体調、身体機能の変化、精神面の健康、食事の環境など多岐にわたりますが、認知症の場合に最も困ることは、本人が正確に理由を訴えることが難しいことではないでしょうか。

言葉ではうまく伝えられなくても、何かサインを発しているはずです。

周囲の人が食事の時の様子を見て、食べない理由についていろいろな面から考えてみることが必要です。

食べ物かどうかがわからない

私たちは食べ物を食べようとするとき、初めにその食べ物を見て、それが食べ物であるかどうかを判断します。

これはほとんどの場合、それまでの経験に基づいて無意識に行われています。

しかし認知症では、食べ物を食べ物と認識することができなくなっていることがあります。

極端なことを言えば、里芋と石ころの区別がつかないかもしれませんし、麺が虫のように見えているかもしれません。

そのような場合はそこにあるものが何であるか、「里芋の煮物です」「お蕎麦です」などと献立の説明をしながら食事を勧めてみましょう。

近くで同じ食事を食べている人がいると、その様子をみながら一緒に食べることもあります。

また食べ物を認識する情報は視覚だけではなく、においをかいだり、パンやおにぎりなど手で持って食べられるものは手に持ったりするなど、目以外の感覚器も使うことで食べ物の認識ができることがあります。

食べ物の認識について機能の低下がある場合は、食べ物ではないものを口に入れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

食欲がわかない

 日中の活動量が少ないことで食欲がわかないということも可能性のひとつとして考えられますが、それまで活動的だった人が無気力な状態になった場合は、認知症の進行やうつ症状の可能性もあります。

・うつ病

65歳以上の人がうつ病を発症した場合、「老人性うつ病」と呼ぶことがあります。

65歳未満の人のうつ病と違う病気ではありませんが、他にも持病の治療や継続的な服薬などによって症状に気づきにくいことがあります。

うつ病の場合、半数以上の人に食欲の減退があるといわれています。食べてもおいしく感じられず、食事そのものが苦痛に感じることもあります。

食欲低下の他に、元気がない、イライラしている、口数が減った、人とのかかわりを避けるようになったなど、気になる変化があった場合は早めに精神科を受診してみましょう。

・アパシー

「アパシー」は社会学や心理学において用いられる「周囲の事象に対する無関心」を表す言葉で、高齢者の認知機能の低下などに伴う、無気力や無関心な状態を指して使われるようになっています。

アパシーでは食欲不振だけではなく、着替えや洗面、入浴など、生活の全般において無気力や無関心な状態があらわれます。

認知症の進行の他にも、強いストレスや環境の変化などが原因となってアパシーを引き起こすこともあります。

原因によって対処法が異なる場合もあるので、症状に気づいたときはかかりつけ医などに相談してみましょう。

食事の時間に覚醒しない、途中で眠ってしまうとき

食事中の覚醒は、安全に食事を摂るために非常に重要です。人には一日周期の体内時計があり、朝に目が覚めて夜眠るというサイクルが体内時計によって調節されています。

高齢者はこの体内時計が前倒しにずれてくることがわかっています。

また体内時計に作用して眠りをコントロールするメラトニンというホルモンが、高齢者は減少するといわれています。

このように加齢に伴ういろいろな現象によって、高齢者は睡眠に障害がおこりやすくなっています。

睡眠時間が短いことだけではなく、浅眠(眠りが浅い)や中途覚醒(夜中に目が覚める)などによっても、日中に強い眠気がおこることがあります。

昼夜逆転

昼夜逆転の傾向がある場合は、まず昼間の活動量を上げるようにしましょう。眠った時間にかかわらず、朝は同じ時間に起きるようにします。

朝は太陽の光を浴び、日中はできるだけ活動的に過ごします。昼寝は短時間のうたたね程度にとどめ、寝床で横になるのは我慢してもらいましょう。

薬の副作用で、日中眠くなってしまう可能性もあります。副作用として眠気がおこる薬はいろいろとあるので、かかりつけの医師や薬剤師に相談してみましょう。

残眠

睡眠剤などを服用している場合は、薬の影響が朝まで残ってしまうことがあります。

睡眠を調整する薬にもいろいろな種類があり、薬の作用する時間も異なります。薬の影響が朝まで残っているようなときは、かかりつけの医師に相談しましょう。

疲労

高齢者は食事に疲労が伴うこともあります。

特に自分で食べるときの動作に困難があったり摂食嚥下機能に障害があったりする場合は、私たちが思っているよりも食事は疲れる行動なのかもしれません。

一般的に食事に集中できる時間は20~30分といわれます。個人差はありますが、適正な時間で食事を終えられるように工夫しましょう。

認知症の睡眠問題

アルツハイマー型認知症の場合、同年代の人と比べて脳の体内時計を司る部位に変化が生じ、さまざまな睡眠問題がみられることがわかっています。

またレビー小体型認知症の初期では悪夢を見ることが多いことから、寝ぼけて起きたり、大声で叫んだり、暴れるなどの症状があらわれることがあります。

このような症状によって連続して眠ることが困難になると、睡眠と覚醒のリズムが不規則になりますが、残念ながら認知症の方の睡眠障害に有効な治療方法はないのが現状です。

夜間の眠りと日中の覚醒を良好に保つために、次のことに注意しましょう。

睡眠環境行動治療
室温を適正にする午前中に日光を浴びる痛みのコントロールをする
照度を適正にする食事時間を規則的にする認知症の服薬をコントロールする
入床時間を規則的にする昼寝は避ける睡眠剤の服薬をコントロールする
起床時間を規則的にする夕食後の水分摂取は控える排尿のコントロールをする
寝室は朝に日の光が入るようにするアルコール、カフェインの摂取を控える

上記の中で、家庭でもすぐに取り組める対策について具体的に説明します。

・日光を浴びる

体内時計を整えるためには、午前中に日光を浴びることが効果的です。朝に太陽の光を浴びると、日中の覚醒の状態を清明にすることに役立ちます。

朝のうちに散歩などができれば理想的ですが、洗濯物を干しに外に出たり、家の周りを掃除したりするなど、家事の延長で外に出るだけでも効果は期待できます。

・睡眠環境を整える

一般的に眠るときには照明を消しますが、認知症の場合、暗い場所では不安になってしまうこともあります。

間接照明や足元の常夜灯などを利用して、リラックスできるような照明を工夫しましょう。

・生活サイクルを整える

日中の活動量を増やすことは、良い睡眠につながります。できるだけ規則的な生活のサイクルを作りましょう。外出したり体を動かしたりする活動は良い睡眠には効果的です。

また趣味など好きなことに集中する時間を持つことも大切です。

食事を食べ始めないとき

食卓に食事が用意されても食事を食べ始めないことがあります。食事の習慣は、それまでの職業や生活習慣などによっても特徴的なことがあります。

食事時の様子やこれまでの食事習慣から、どうして食べ始めないのかを考えてみましょう。

環境刺激

認知機能に低下がある場合は特に、食事をする場所の環境刺激によって食事に集中できないことがあります。

1.音

テレビやラジオの音や人の話し声、外の車の音、工事の音などで気が散ったり、不安になったりすることがあります。

人は無意識のうちに周囲の音を選択して、自分が必要な音を集中して聞き取っていますが、認知機能の低下により音の選択が困難となることで混乱してしまいます。

周囲の物音は静かに、音楽を流す場合は落ち着いたものを控えめに流し、食事に集中できるようにしましょう。

歌を歌うのが好きな人では、自分の好きな歌が聞こえてくると、食事よりも歌を歌うことに気持ちが動いてしまい、食事が摂れなくなることもあります。

2.動くものや人

テレビの画面や、室内で動いている人も食事に集中しない原因となります。

周囲を人が動いていて忙しそうにしていると「手伝おう」と思って食卓を離れる場合もあります。

食事の時間は周りの人も一緒に食事を摂ったり、いったん座って食事を見守ったりする方が、食事に集中することができます。

3.明るさ、室温

快適な室温と適度な明るさがあることは、安心感につながります。室温はエアコンの調整だけはなく衣類も調節しましょう。

着慣れていて、そでや首回り、腹部などが邪魔になったり圧迫したりしないような服装を選びましょう。

部屋の明るさは食卓の見えやすさと関係があります。高齢者の場合、視力が低下している原因によって見えやすい明るさは異なることがあります。

4.一緒に食べる人

周囲に一緒に食べる人がいると、気になって食事に集中できない人もいます。

特にご家族以外の人と一緒に食事を摂る場合、近くにいる人はよく知っている人や食べるペースが同じくらいの人の方が、最後まで落ち着いて食事が摂れることがあります。

初対面の人がいたり、その場所に慣れない人の場合は、第三者が声をかけてお互いを紹介したり、間に入ることが必要なことがあります。

反対に周囲の人が気になってしまう、怒りだしてしまうような場合は、ひとりで食事が摂れる環境が必要な場合もあります。

食べ方がわからない

食事に注意が向いていても、食卓の環境によって混乱していることも考えられます。

食器に手を伸ばしてみても食べなかったり、食器を並べ替えてみても「こんなに食べられない」などと拒否をしたりすることがあります。

「私のごはんじゃない」「お金をもっていないから」などの理由を訴えるケースもあります。

1.食事に必要なもの以外は置かない

食卓には食事に必要なもの以外は置かないようにしましょう。

食卓花や箸立て、塩・こしょう・醤油のような調味料も、食事時の様子によっては置かない方がよい場合もあります。

給食のようにトレイの上にひとり分の食事を置くようにすることや、ランチョンマットを敷くことで、「自分の食事はこの範囲」だとわかりやすく示してあげましょう。お弁当箱に詰めるのも効果的なことがあります。

2.わかりやすい食具

箸やスプーンなどの食具も、本人専用の物がよい場合もあれば、割り箸のように誰でもわかる一般的なものがよい場合もあります。

使いやすさを優先して変わった形の自助食器などを用いると、食具と認識できないこともあります。

置いてあっても自分からは手を出さない場合は、手に持たせてあげるとすぐに食べ始めることは少なくありません。

配膳時のちょっとした介助で、そのあとはスムーズに食事を終えられることがあります。

3.食器やテーブルの色

白いお茶碗にご飯やお粥をよそっても「中身がわからない」ということはよくあります。

また、食器の内側や底、縁に模様が描かれている場合は、模様と食べ物の区別がつきにくいことがあります。

テーブルと食器、食器と中身の食べ物のコントラストがはっきりしていると、視力の低下している高齢者にも食べやすくなります。

4.混乱しない品数

少しずつ多くの食品数を食べることは、栄養面を考慮すると大切なことではありますが、皿数が多いことで全体量が多く感じられ「こんなにたくさん食べきれないから・・」と食事に手をつけないことがあります。

どこからどこまでが自分が食べていい食事なのかがわからなくて、手を伸ばせないこともあります。

そのような場合は、おにぎりとみそ汁だけを提供すると、すんなりと食べ始めることがあります。

摂食嚥下機能に問題がなければ、丼形式やワンプレートの盛り付けにすると食べやすい場合もあります。

食事が見えていない

食事が見えていないために食べ始めないことはよくあります。

高齢者は疾患により一部の視野が欠けていることや、白内障などによって薄暗くて見えにくいと感じていることもあります。

視力が徐々に低下している過程では、本人には見えにくくなったという自覚が少なく、特に認知症がある場合には気づかないうちに症状が悪化していることもあります。

いつも同じ場所の器に残食がある、上下、左右のどちらかに偏って残食がある、同じ場所の食器を倒す、などがある場合は視野の欠損が疑われます。

見える範囲を確認し、見える場所に配膳するようにしましょう。配膳時に献立の内容と合わせて器の位置を説明し、全体が見えていることを確認しましょう。

晴天の日に「曇っている」や、明るい部屋の中で「電気がついていない」などと訴える場合は、視力の低下があるかもしれません。

食べ残しだけではなく食べこぼしが増えたり、食事に顔を近づけたりするために食事の姿勢が前かがみになることがあります。

箸でつまんだりフォークで刺したりすることが難しい場合は、咀嚼機能に問題がなくても、食材をスプーンですくいやすい大きさや形状にしてみましょう。

手に収まる大きさの器を用意して持っていただき、食事の進み具合に合わせて取り分ける介助を行うことも有効です。

他にやりたいことがある

食事よりもやりたいことがある場合は、食卓に落ち着いて座っていられず、食事を食べ始めないことがあります。

「買い物に行きたい」「孫を迎えに行かなくちゃいけない」など、今まで食事の前に行っていた習慣となっている行動がある場合があります。

一方的に「先に食事をしましょう」と話しても、納得してはもらえません。

どうして食事よりも先にやらなくてはならないのか、よくお話を聞いてから再度食事の時間であることを伝えましょう。

納得していただけない時はいったん食卓を離れて気分を変えてから、再び食事を勧めてみます。

どうしても食卓に着いていただけない時には、食卓でなくても食べられるようにおにぎりやパンなどを提供してみましょう。

十分に食べられなくてもその食事はいったん終了とします。

1回の食事にいつまでも固執してしまうと、次の食事に影響してしまうこともあります。

食事を拒否するとき

食事を拒否する原因は、体調不良や精神面の不調などさまざまです。

眠気があるときや、一時的に機嫌が悪いようなときは、お腹が空けば次の食事はスムーズに食べることもあります。問題となるのは継続して食事を拒否する場合です。

食事そのものを拒否する場合だけでなく、主食だけを拒否する、副食だけを拒否する、水分だけは摂る、お菓子は食べる、などいろいろなケースがあります。

食事時の様子や会話の内容などに注目し、多方面から原因を探ってみましょう。

全く食事が摂れなかった場合、疾病によっては服薬を避けなくてはならないこともあります。

反対に、食事が摂れなくても服用しなくてはならない薬もあります。

食事が十分に摂れないことが頻繁になった場合は、服薬についてかかりつけの医師に相談しておきましょう。

排便コントロールが不良

誰でも、便秘や下痢など排便に不調があるときは食欲が低下するものです。便秘が重症化すると、腹痛や吐き気がすることもあります。

ひどくなる前に便秘薬を使うのは決して悪いことではありませんが、薬が効きすぎてお腹が痛くなることや、便が緩くなってしまうことも食欲が低下する一因となるので注意が必要です。

排便の習慣は個人差が大きいので、これまでの排便習慣を把握しておくことは大切です。

毎日排便があった人は1日排便がないことでも不快感があるかもしれませんし、5日に1回でも定期的に排便があり、本人に苦痛はないこともあります。

下痢の場合は、感染症の可能性もあるため早期に受診をしましょう。下痢が継続することで脱水症状を招くこともあります。

下痢が継続し水分の摂取量も減少している場合は、点滴などの治療が必要になることもあります。

口腔内の不調

歯や歯ぐきに痛みがある、義歯に不具合がある、口内炎があるなど、口腔内に問題がある場合は歯科受診をしましょう。

義歯が原因で痛みがある場合は、歯科受診の日まで一時的に義歯の使用をやめ、お粥や煮込みうどんなど、やわらかくて消化の良い食事にします。

栄養量の不足が心配されるときは、食べやすい形態の介護食や栄養補助食品を取り入れてみましょう。

薬の副作用による食欲不振

高齢者は複数の薬を処方されていることがあります。多くの薬には、副作用として食欲不振が挙げられています。

薬の影響も個人差が大きいため、薬の追加や処方の変更などをきっかけに食欲が低下したような場合にはかかりつけの医師に相談してみましょう。

周囲の人や環境への不信感

食事の場面に一緒にいるのがご家族ではない場合や、その状況に不安があるような場合は食事を拒否することがあります。

食事の準備をしてくれる介護ヘルパーさんが変わった場合y、初めてデイサービスを利用する場合など、食事に関わる人や場所が変わることで食事に不信感を持つことがあります。

「お金を払えないから食べない」「毒が入っている」といった発言をすることや、険しい表情で黙ったままということもあります。

食事環境の変化に慣れることで自然に解消されることもありますが、認知機能の低下がある場合は特に、これから起こる変化についてあらかじめ説明をしておくことも大切です。

突然変化が起こるよりも、事前に説明をして納得していただくことで変化に対応しやすく、信頼関係が築きやすくなり、食事の環境にも馴染みやすくなるといえます。

注意が必要な食欲不振

健康な人であれば、たまに食事をしないことがあっても命にかかわるようなことは起こりにくいといえますが、高齢者では身体の特徴や持病などによって、食べないことで大きく健康を害する可能性があります。

・脱水症

高齢者は若い人と比べて、体重あたりの体内の水分量は減少しており、持病や服薬の影響で尿量が増加していることもあるため、常に脱水症になりやすい状態といえます。

私たちは食事からも1日におよそ1000mlの水分を摂っているといわれており、食事を十分に摂れないことで高齢者は脱水症のリスクが高まります。

脱水症が引き金となって、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

・低栄養

低栄養は、体に必要な栄養素やエネルギーが不足した状態のことです。

特にタンパク質の摂取が不足すると筋力が低下した状態である「サルコペニア」を引き起こすことや、体力や免疫力が低下し、体が脆弱な状態になる「フレイル」につながる可能性もあります。

食事を摂れないことが長期化しないように、早期に対処することが大切です。

・低血糖

糖尿病の治療薬の多くは食前に服用し、食事によって上昇する血糖値を抑えるもので、服薬のあとに食事を摂ることが前提です。

糖尿病の治療薬を飲んだ後に食事が全く摂れない場合、血糖値が下がり過ぎてしまい、最悪の場合は命の危険があります。

服薬の状況によっても異なりますが、特に夕食が十分に摂れなかった場合は、朝食まで何も食べない時間が長く低血糖を引き起こすリスクが高くなることがあるため、注意が必要です。

低血糖の主な症状としては、冷や汗、手足の震え、顔面蒼白、意識障害などがあります。低血糖が疑われる場合、意識があって口から飲食が可能な場合は、チョコレートや甘いジュース類、砂糖などを摂ります。

意識がなく口から摂ることが困難な場合は、砂糖を唇や歯茎、頬の内側などに塗り付けるようにして、医療機関を受診しましょう。

また糖尿病のある高齢者の方が食事の量が減少してきた場合は、早めにかかりつけ医に相談しておくようにしましょう。

食べないときの対応

食事を摂らないときに周囲の人がまずやってみるべきことと、やってはいけないことは次のようなことです。

・話を聞く

会話が可能な方の場合は、なぜ食事を摂らないのか話を聞いてみましょう。

認知症のある方の場合、的確な返事が返ってこなかったとしても、話をしているうちに原因につながる事柄がわかることがあります。

・体調を確認する

熱がないか、便秘や下痢をしていないかなど、基本的な体調を確認しましょう。

・無理強いしない

食べて欲しいと思っても、食事を強くすすめたり、無理に食べさせたりすることは避けましょう。

食事自体に嫌なイメージを持つと、ますます食事を拒否するようになることがあります。

いったん食事の席から離れることで気分が変わり、遅れて食事を摂り始めることもあります。

・本人の食事の習慣を大切にする

人それぞれ、長年続けている食事の習慣をもっていることがあります。

例えば食卓はイスとテーブルではなく座卓で食べる習慣を持っていることや、朝はごはんではなくパンを食べていたなど、今までと違うということに違和感をもち、食事を食べない理由になっていることもあります。

まとめ

高齢者が食事を摂らないとき、あれこれ方法を試しても何も食べないことや、怒りだしてしまうこともあります。

そんな時は、一緒にいるご家族も心配と困惑で不安になってしまうかもしれません。

栄養補助食品などをうまく利用し、「好きなものだけでも食べられれば大丈夫」と少し気を楽に持つことで、いつの間にか解決することもあります。

しかし急激に体重が減少した場合や、水分も摂らない場合など、体調に変化があった場合は早期に受診をおすすめします。

摂食嚥下機能や口腔機能の変化によって今までの食事が食べにくくなっている場合は、食事形態を変えると食べやすくなって食欲が回復することがあります。

【配食のふれ愛】では食事の形態を調節したお弁当もあります。

適切な食事形態がわからない場合は、栄養士に相談することもできます。

ただいま無料試食キャンペーン中です。ぜひご利用ください。

この記事の作成者:S.M(管理栄養士)
この記事の提供元:シルバーライフ

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