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そのめまい、もしかして病気のサインかも?高齢者に多いめまいの原因や対策について詳しく解説!

作成日:2019年6月10日

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そのめまい、もしかして病気のサインかも?高齢者に多いめまいの原因や対策について詳しく解説!

高齢者人口の増加により、めまいを訴える高齢者が増えています。高齢者のめまいの原因は加齢に伴う機能の低下や、持病、薬の副作用など多岐に渡り、危険な病気のサインとしてめまいがする可能性もあります。

ここでは、めまいの原因や対策について解説します。

高齢者のめまいの特徴は?

60歳以上の約30%に日常的にめまいの訴えがあると言われています。めまいの感じ方には、「ぐるぐる」と周囲が回る回転性のめまいや、「ふわふわ」と身体が浮く感じのする浮動性のめまいの2種類があります。

高齢者の場合、めまいの原因を明らかにすることは難しく、耳や脳、心臓などの病気の兆候としてめまいがしたり、加齢に伴う機能低下や薬剤の副作用など、様々な要因が絡み合っている場合もあります。

さらに、高齢者ではめまいから転倒してしまい、骨折してしまうケースも少なくありません。たかがめまい、と放っておかず早めに受診をして、自分自身に合った治療を行っていくことが大切です。

めまいの原因は?

高齢者の場合、めまいが起こる原因は1つと特定できないこともあります。背景に他の病気が隠れていたり、疲労やストレス、睡眠不足などでもめまいが起こることがあります。

また、高齢者では加齢に伴い平衡感覚が衰えたり、血圧を調節する機能が衰えるため、めまいが起こることもあります。さらに、血圧降下薬や利尿薬など持病の治療のために飲んでいる薬の副作用が原因となることもあります。

高齢者のめまいの原因

めまいの症状原因疾患
耳科疾患回転性めまい
浮動性めまい
良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、メニエール病、突発性難聴、聴神経腫瘍、中耳炎、内耳炎など
中枢神経疾患回転性めまい
浮動性めまい、失神感
椎骨脳底動脈循環不全症、脳梗塞、脳出血、脊髄小脳変性症、パーキンソン症候群、偏頭痛など
心・血管疾患浮動性めまい、失神感不整脈、大動脈狭窄症、心筋症など
自律神経障害浮動性めまい、失神感起立性底血圧、神経調節性失神
代謝疾患浮動性めまい、失神感糖尿病、甲状腺機能低下症
血液疾患浮動性めまい多血症、貧血
薬剤性回転性めまい
浮動性めまい、失神感
抗痙攣薬、降圧薬、抗うつ薬、抗精神病薬、筋弛緩薬、利尿薬、抗ヒスタミン薬、睡眠薬など
精神的要因浮動性めまい不安神経症、うつ病
その他浮動性めまい頸性めまい、視覚の異常など

<耳科疾患>

・良性発作性頭位めまい症
寝返りや上を向いたときなどに回転性のめまいを生じる病気です。60秒以内に治まることが多いですが、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。良性発作性頭位性めまい症は、耳石という耳の中の平衡感覚を維持するためのカルシウムの塊が本来の位置から剥がれてしまうことが原因で起こります。

耳石が剥がれてしまうと、頭の動きを止めたあとも耳石が耳の中を動くため、脳が「頭はまだ動いている」と錯覚して、めまいを生じます。耳石は直径0.01mm程度で約1万粒あり、歳をとるにつれ剥がれやすくなります。また、耳の感染症や耳の手術をしたことがあったり、頭を強く打ったりすることなどが原因で剥がれることがあります。

良性発作性頭位めまい症は、年齢が高い程発症しやすく、めまいを訴える高齢者に多い病気です。生命の危険はなく、自然に軽快することもあります。

・メニエール病
音を伝えたり平衡感覚を維持する働きのある耳の中のリンパ液が過剰になることでめまいを生じる病気です。発症の原因は未だ不明ですが、ストレスや疲労が関係している、と考えられています。

ぐるぐると周囲が回る回転性のめまいに加え、吐き気や嘔吐、さらに耳鳴りや耳の閉塞感、難聴を伴うことがあります。

<中枢神経疾患>

・脳卒中
脳卒中とは脳の血管が詰まる脳梗塞や、脳の血管が破ける脳出血などの脳血管疾患の総称です。脳卒中では、初期症状としてめまいが起こることがあります。

めまいの他にも呂律が回らなかったり、手足のしびれや脱力感、麻痺などの症状が伴う場合は生命の危険があるため、すぐに病院を受診する必要があります。

<心・血管疾患>

・不整脈
脈拍が遅すぎる徐脈、早すぎる頻脈ともに心臓の血液を送り出す量が減少することでめまいを生じることがあります。場合によっては失神してしまうこともあるため、ペースメーカーが必要になることもあります。

・心疾患
加齢とともに心臓の弁が硬くなることで生じる大動脈弁狭窄症や、僧帽弁閉鎖不全症や、心臓の血管に血の塊が詰まる狭心症、心筋梗塞などでもめまいを生じることがあります。心疾患の場合、労作時の息切れや胸痛、呼吸苦を伴うことがあります。

<自律神経疾患>

・起立性低血圧
起立性低血圧は、座った状態から急に立ち上がることで血圧が20mmHg以上低下することでめまいを生じます。高齢者では、加齢により血圧を保持する機能が衰えるため起立性低血圧となりやすいと言われています。

<血液疾患>

・貧血
貧血は、栄養不足や胃潰瘍やがんなどで身体のどこかで出血をしていたり、など原因は様々です。身体中に酸素を運搬するヘモグロビンが不足するため、身体全体が酸素不足となることで、めまいを生じます。

<代謝疾患>

・高血糖、低血糖
糖尿病などで血糖値が高すぎたり、薬の影響で低くなりすぎる場合にもめまいを伴うことがあります。どちらも意識消失をしてしまうことがあるため、高・低血糖症状がみられる場合は主治医に相談しましょう。

<その他>

・脱水
高齢者は脱水状態になりやすく、下痢や嘔吐がある時や気温・湿度が高い環境にいる時など注意が必要です。脱水ではめまいの他にも意識障害や痙攣を起こし、生命に関わることもあるため、こまめに水分補給を行って予防する必要があります。

・薬剤性めまい
高齢者では多くの薬剤を併用していたり、老化に伴う腎機能の悪化により薬剤の血中濃度が上昇しやすいことから、薬剤性のめまいを生じることがあります。主治医に相談し、可能であれば薬剤を中止したり、減量が必要となります。

めまいの対策方法は?

めまいの原因によって対策方法は異なります。めまいを感じたら、まずはかかりつけ医もしくは耳鼻科を受診し、考えられる原因は何かを特定する必要があります。

高齢者のめまいの原因に多い「良性発作性頭位めまい症」の場合は、理学療法の他に平衡訓練を行うことで、平衡感覚が鍛えられめまいが生じにくくなる効果が期待できます。

<平衡訓練の方法>

①小脳の訓練
腕を伸ばして利き手の親指を前に突き出し、反対の手の人差し指を額に当てます。その状態で頭を動かさずに、利き手の親指を左右に30°ずつ動かします。視線は親指の爪で、親指の動きに合わせて目を動かします。親指の動きを追視することにより、小脳を鍛える訓練です。目の追いにくいと感じる場合は、動体視力が衰えている可能性があります。

②耳の訓練
腕を伸ばして利き手の親指を前に突き出し、首を左右に30°ずつ傾けます。この時、目を離さずに、親指の爪を見続けます。視線が外れる場合は耳(三半規管)が衰えている可能性があります。

めまいの予防方法は?

予防方法も原因によって様々ですが、高齢者に多い良性発作性頭位めまい症や、鉄欠乏性貧血、起立性低血圧症の予防に繋がる一般的な方法について紹介します。

・寝不足は避け、規則正しい生活をする
→寝不足は万病のもとです。また、不規則な生活では自律神経が不安定になりやすくなるため、めまいが生じやすくなります。

・栄養バランスが良い食事を3食摂る
→栄養不足は貧血を招いたり、自律神経の失調をきたします。欠食、偏食はせずに栄養のある物をしっかり3食食べるようにしましょう。

・過労やストレスは避ける
→過労やストレスなどがめまいを起こす引き金となることもあります。こまめに休息をとったり、なるべくストレスの源から遠ざかることが心身の健康のためにも大切です。

・適度な運動をする
→運動不足もめまいの原因となります。めまいがするから、と怖がって身体を動かさないでいると、どんどん筋力や平衡感覚が低下していくため、日ごろから運動することが大切です。

・急に立ち上がらない
→高齢者は起立性低血圧を起こしやすいため、急に立ち上がることは避けましょう。何かにつかまりながらゆっくりと立ち上がり、立ち上がったあとも数秒間落ち着いてから動き出すようにしましょう。

・外出の際は杖、シルバーカーなどを用いる
→めまいが起きてしまったときに、転倒してしまう可能性があります。高齢者の寝たきりの原因として転倒・骨折は上位にあり、めまいを有する高齢者は相対的に2.9倍転倒・骨折の危険性が高いとされています。そのため、外出の際は杖やシルバーカーを用い、万が一の場合に備えるようにしましょう。

まとめ

めまいの原因は十人十色であるため、自分自身に合った治療が必要です。放っておくと日常生活に支障をきたしたり、生命に関わってしまうこともあるため、かかりつけ医、もしくは耳鼻科の受診をおすすめします。

めまいは転倒・骨折のリスク因子であり、寝たきりで要介護状態となってしまう原因にもなります。常日頃から規則正しい生活や運動習慣、栄養バランスの良い食事を心がけ、自律神経を整えて丈夫な身体を作っていきましょう。

参考:日本内科学会 高齢者のめまい・ふらつきの診断と治療ポイント
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/103/8/103_1869/_pdf

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