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HOME > コラム一覧 > むくみが便秘や吐き気の原因に!?原因や対策、食事療法について / 更新日:2019年10月16日
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むくみが便秘や吐き気の原因に!?原因や対策、食事療法について

むくみが便秘や吐き気の原因に!?原因や対策、食事療法について

高齢者では様々な病気や加齢に伴う機能低下で身体に余分な水分が溜まった状態になりやすく、むくみとして症状が現れます。このむくみは、足だけではなく全身に影響を及ぼすことがあり、便秘や吐き気など高齢者に多い悩みの原因となることもあります。ここでは、むくみの原因や対策、食事療法などについて詳しく解説していきます!

むくみとは?高齢者に多い?

むくみとは、水分などが過剰に皮膚の下に溜まってしまう状態のことです。何らかの原因で血液中の水分が血管の外に異常に染み出てしまったり、血液やリンパの流れが悪くなってしまうことで起こります。靴下を1日中履いていて脱いだら靴下の痕がつく、というくらいであれば気にする必要はありませんが、瞼が開きが悪くなる程顔がむくんだり、足がぱんぱんに腫れて指で押すと痕がくっきりと残る、などの状態であれば、その裏には病気が隠れているかもしれません。また、高齢者の場合長時間同じ姿勢をとり続けるなど、生活習慣が原因となって血液の流れが悪くなり慢性的なむくみが出ることもあります。むくみが重症化すると、むくんでいる部分が痛くなったり、重だるく感じたりすることもあります。それだけではなく、むくみがあると皮膚が薄く伸びた状態となるため、傷ついたり乾燥しやすくなります。さらに、むくみが原因で歩行が困難となってしまうこともあるのです。病院でのむくみの治療は、むくみの原因によって異なります。むくみが何日も続いたり、急に体重が増えたなどがあればそのままにせず、一度受診してみましょう。

むくみの原因は?

・塩分の摂り過ぎ
塩分(ナトリウム)は水を溜め込む性質があり、余分な水分が身体に溜まってしまいます。

・低栄養
血液内の栄養が少ない状態だと、血管内に水分を保つための力が低下し、血管の外に水分が増えてしまうためむくみが生じます。

・長時間同じ姿勢でいる
リンパ管そのものには心臓のような大きなポンプ機能がなく、筋肉が伸びたり縮んだりする動きや、身体の外からの圧力でリンパ液を流していきます。リンパ液は一方通行で末端から上半身へ流れているため、立ちっぱなし、または座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいると下半身に滞りやすくなっていきます。

・筋力の低下
ふくらはぎの筋肉が低下するとポンプ機能が低下してしまうため足の血液を心臓に戻す力が弱くなり、血液やリンパ液が滞りやすくなります。

・冷え
身体が冷えると代謝が落ちたり血液の流れが悪くなるため、むくみやすくなります。

・お酒の飲みすぎ
お酒を飲みすぎると血管が拡がって水分が漏れ出しやすくなるためむくみやすくなります。

・リンパ管の詰まり
手術などでリンパ節を取り除いたり、放射線治療などを受けるとリンパ液が滞りむくみやすくなります。

むくみを起こす病気

全身性

・心臓の病気
心臓のポンプ機能が低下し、血液が滞りやすくなるためむくみが生じます。むくみとともに息切れや呼吸苦などの症状がみられることもあります。

・腎臓の病気
腎臓は身体の水分量や塩分量を調節する臓器であるため腎臓の機能が低下するとむくみが生じます。

・肝臓の病気
肝臓の機能が低下すると身体の中に水分を留めておくためのたんぱく質(アルブミン)の濃度が低下してしまうため、血管外に水分が漏れてむくみが生じます。

・甲状腺機能低下症
甲状腺の機能が低下するとホルモンバランスが崩れ、新陳代謝が低下したり、むくんだりなど様々な症状が現れます。粘液水腫といって指で押しても痕が残らないのむくみを生じるのが特徴です。

局在性

・下肢静脈瘤
足の静脈には逆流を防止する弁がついていますが、この弁に負担がかかり働きが悪くなると血液が逆流して静脈に瘤(コブ)ができ、足の血液が滞りやすくなってしまうためむくみが生じます。

・深部静脈血栓症
エコノミー症候群ともいい、座りっぱなしなど同じ体勢を続けると足に血栓(血の塊)ができ、血管を塞いでしまうため血液が滞って足がむくんだり、痛みや熱感を伴うこともあります。

膠原病など自己免疫疾患や、遺伝性の病気でもむくみを生じることがあります。

こんな症状があるときは急いで病院へ!

◇食事や薬を飲んだ後にむくみが生じた→アナフィラキシーショックの可能性があります。
◇むくみとともに息苦しさや息切れがするようになった→心不全の可能性があります。
◇1週間程度の発熱の後にむくみが生じた→溶連菌感染後糸球体腎炎の可能性があります。
◇むくみとともに急激に体重が2~3kg以上増加した→心臓や腎臓など他の病気が隠れている可能性があります。
◇足が赤く腫れて熱を持ったり、痛みを伴う→深部静脈血栓症の可能性があります。

これらの症状が出たときは、命に関わる場合もあるため急いで受診する必要があります。関節の痛みを伴ったり、脈が遅くなった、最近疲れやすくなったなどの自覚症状がある時もできるだけ早く受診しましょう。

全身への影響は?

むくみは目に見える身体の表面だけではなく、身体の中の臓器にも生じることがあります。肝臓や胃腸がむくむと、お腹が張って苦しくなったり、食欲が低下したりすることがあり、吐き気や嘔吐の原因となります。また、大腸では腸の運動が抑制されてしまうため、便秘になりやすくなってしまいます。これらは心不全などむくみが全身性に生じている場合に起こりやすく、内臓のむくみを改善するには利尿薬などで水分を体外に排出する治療が必要です。

むくみの予防や悪化を防ぐには?

・規則正しい生活
→疲れやストレスで自律神経のバランスが崩れると代謝が落ち、むくみやすい身体となります。栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠が大切です。

・適度な運動
→運動をして筋肉を動かすと血液の流れが良くなります。下肢の筋肉がつくとむくみにくい体質にもなります。高齢者には、無理なく続けることができるウォーキングがおすすめです。

・シャワー浴ではなく湯船に入る
→身体を温めることで血液やリンパの流れが良くなります。熱すぎると血管が収縮してしまうため、38~40℃のぬるめのお風呂にゆっくりと浸かると良いでしょう。

・こまめな水分摂取
→水分不足は血液の流れを悪くしてしまい、血液やリンパが滞る原因になります。一度に大量にではなく、こまめに摂る事で効率良く水分を吸収できます。

・マッサージ 
→ふくらはぎを下から上へと力を入れず撫でるようにマッサージをすると、リンパの流れが良くなりむくみの改善に効果的です。

・弾性ストッキングの着用
→弾性ストッキングを履いて足首からふくらはぎにかけて圧をかけることで、足から心臓へ戻る血液の戻りを助ける効果があります。間違った使い方をすると神経障害や皮膚トラブルを起こすこともあるため注意しましょう。 

・椅子に座る時は足とお尻を同じ高さにする
→台やクッションなどを使い、足とお尻を同じ高さにすることで足に血液が停滞しにくくなります。足を高くして寝るのもむくみ解消に効果的です。

・窮屈な靴や下着は避ける
→血管が圧迫されると血流が妨げられむくみやすくなります。

むくみ予防に効果的な食事療法とは?

カリウムを多く含んだ食材

身体の水分量を調節するにはカリウムとナトリウムのバランスが重要ですが、日本人はナトリウムの摂取量が多い傾向にあるため、カリウムを積極的に摂るようにしましょう。カリウムには利尿作用があり、余分な水分や塩分(ナトリウム)を排出する働きがあります。
※腎臓の機能が低下している場合では、程度によってはカリウムを制限する必要があるため、必ず主治医に相談して下さい。

カリウムが多い食品(100g中のカリウム量)

炭水化物・芋類 肉・魚・大豆 海藻・野菜・果物 飲料
非常に多い 小豆(1500)
インゲン豆(1500)
大豆きなこ(1900)
スキムミルク(1800)
とろろ昆布(4800)
昆布(3200)
切干大根(2400)
焼き海苔(2400)
干し椎茸(2100)
インスタントコーヒー(粉)(3600)
抹茶粉(2700)
~1500mg 黒砂糖(1100) 煮干(1200)
するめ(1100)
トマトペースト(1100)
きくらげ(1000)
ポテトチップス(1200)
~1000mg 干し芋(950)
ゆり根(740)
里芋(640)
甘栗(560)
八丁味噌(930)
納豆(660)
枝豆(590)
昆布の佃煮(770)
干し柿(670)
ぬか漬(610)
たくあん(500)
ミルクココア(粉)(730)
~500mg さつまいも(470)
かぼちゃ(450)
れんこん(440)
じゃが芋(410)
食パン(97)
カンパチ(490)
カツオ(430)
マグロ(380)
牛もも肉(330)
豚ロース(310)
鶏もも肉(270)
茹でほうれん草(490)
梅干し(440)
バナナ(360)
ブロッコリー(360)
メロン(350)
玉露茶(470)
トマトジュース(260)
低脂肪乳(190)
牛乳(150)

※横にスライドします。

塩分を控える

塩分は水分を溜め込み、むくみの原因となるため日頃から減塩を意識して食事を摂りましょう。

<おすすめの減塩方法>
・普段使っている調味料を減塩タイプの調味料に変える
・昆布やかつおなど出汁を上手に使い、食材のうまみを生かす
・スパイスなどの香辛料や酢による酸味など、味にアクセントをつける
・醤油はかけるのではなく小皿にとり、つけるようにする
・煮魚より焼き魚を選ぶ
・汁物は具を多くして、汁を減らす
・ラーメンやうどんなどの汁は飲まない
・塩蔵品や漬物、佃煮は控える
・インスタント食品は避ける

身体を温める食材

身体が冷えると血液の流れが悪くなります。冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎに気をつけ、ショウガや根菜類など身体を温める食材を食事に取り入れるようにしましょう。温かいココアやほうじ茶、黒豆茶なども効果的です。

むくみと便秘の原因まとめ

むくみがあると、身体が重だるくて動かしにくくなり、トイレに行ったり、外出するのも大変になったりと高齢者の生活の質を低下させてしまうこともあります。病院を受診して治療を受けるとともに、自分でできるマッサージや、減塩などの食事療法を取り入れてみましょう。

高齢者向けの配食サービスは、自宅にいながら栄養バランスの良い食事を摂ることができる大変便利なサービスです。「配食のふれ愛」では塩分を制限したお弁当など様々な種類のお弁当が用意されており、今なら2食まで無料で試食することができます。この機会にぜひお試しください。

参考:日本リンパ浮腫学界
https://www.js-lymphedema.org/?page_id=848

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