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HOME > コラム一覧 > 腎臓病が気になる人の食事と宅配利用について / 更新日:2019年8月10日
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腎臓病が気になる人の食事と宅配利用について

腎臓病が気になる人の食事と宅配利用について

慢性腎臓病の方が増えていると言われています。
一部では「21世紀の新たな国民病」と比喩されることもあります。

慢性腎臓病がもっとも怖いのは、最初の頃に自覚症状がないことでしょう。そのため初期段階での治療をあやまると、他の病気の原因にもなり合併症を患ってしまう可能性もあるのです。

このようなことを避けるためには、病気の進行を加速させないために食事療法は欠かせません。

そこで今回は、どうして腎臓病に食事療法が必要なのかについて、基本的な部分をまずは理解し、腎臓病と上手につきあっていく方法をお伝えしていきます。

腎臓病に食事療法が必要な理由

どうして食事療法が必要と言われるのでしょうか。
いったい何を調整するのが良いのでしょうか。

食事療法の目的や基礎的な部分を理解しておきましょう。

食事療法の目的とは

腎臓は、私たちのカラダの中から出た老廃物を濾過し、余分なものを体外へ排出する役割を担っています。

しかし腎臓病を患うと、カラダの中で出る老廃物や余分な水分が濾過されにくくなり、体外へ排出されません。
そのため体の中に溜まったままとなり、むくみなどの症状をはじめとする不調が現れてきます。

このような状態を放置したまま、これまでと同じ食生活を続けると、濾過して排出することができないのに、口からどんどんと老廃物を生み出す栄養素や水分を補給することで、よりカラダの中に不要なものが溜まりはじめます。
これは、どう考えてもカラダにとって良い状態ではありません。

そこで腎臓への負担を減らすために、腎臓が処理できる分だけを考えた食事が必要。これが腎臓病に対する食事療法の目的なのです。

食事療法は腎臓病のステージにおいて、どこかのステージだけで行うものではありません。
比較的症状の軽い「G1」「G2」であっても、食事制限をきちんと行うことで、腎臓の機能低下を抑えることができます。

「G3」「G4」であれば、腎臓病を完治させることは大変難しくなるため、できるだけ症状の進行を遅らせる意味からも食事療法は大切なことになってきます。

「G5」になると透析療法や移植を行う方がいらっしゃいます。透析や移植を行うなら食事療法は関係ないと思っている方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。このステージ以降でも、少しでも残っている腎臓の機能を保つために、食事療法を続けることが重要なのです。

食事療法3つのポイント

腎臓病の食事療法と言っても、本人の体調や腎臓病の進行具合、病気の種類や期間によって様々な対応が必要です。そのため、医師の診断と助言は必ず必要となります。

しかし、腎臓病による食事療法の中でも、次にお伝えする3つのポイントは、どの進行状態であっても共通していると言えます。

(1)食塩の制限
腎臓の機能が低下すると、余った水分や塩分を排出することが難しくなります。そのため食塩を取りすぎると、カラダの中に溜まってしまい

・むくみ
・高血圧

を代表とした症状が表面化します。
さらに高血圧の状態が続くことで、腎臓の働きが低下しますので、良いことは何もありません。

食塩の取りすぎは、腎臓へかなりの負担を強います。食塩の制限は第一に気をつけておきたいポイントだと言えるでしょう。

(2)たんぱく質の制限
私たちのカラダに必要な「たんぱく質」。たんぱく質を取りすぎると腎臓へ負担をかけてしまいます。でも、たんぱく質を全く取らないというのでは、カラダを維持することができません。

そこで、腎臓が負担なく濾過できる分量だけ、たんぱく質を取ることが必要です。

(3)エネルギーの摂取
食事療法によって制限する中で、私たちの生命活動を維持するために必要な「エネルギー」の摂取を忘れてはいけません。

いくら食事療法によって食べるものや量を制限しているからいって、単純にどんなものでも制限し「食べない」というのでは、私たちのカラダは悲鳴を上げてきます。

エネルギー摂取を間違えると、病気を回復する力、病気の進行を遅らせる力が減っていき、カラダ全体の不調を訴えることにもつながります。

取りすぎてはいけない食事はありますが、なんでもかんでも制限し食べないのはおすすめできません。カラダが本来持つ機能を使えるように、エネルギーの摂取を怠ってはいけません。

3つのポイントを詳しく紹介

それでは先ほどお伝えしました3つのポイントについて、もう少し具体的に見ていきます。

食塩の制限

腎臓病の食事療法の1番目は「食塩の制限」です。腎臓は血圧のコントロールに影響する臓器なので、血圧を上げやすい「食塩」の制限をすることで、機能が低下した腎臓の働きを助けることができます。

もし腎臓病を患っているのに、食塩を取りすぎると高血圧の状態が続く可能性が高くなります。そして高血圧が続くと、腎臓だけではなく他の内臓へも負担をかけることになります。

このように腎臓の病気を進行させないためという理由もありますが、カラダ全体への負担を軽減するためにも食塩の制限は始めに行うものだと覚えておきましょう。

では、どれくらいの食塩なら取っても良いのかを見ておきます。ただし症状や体調によって厳密には変わりますので、この数値はあくまでも目安として考えていただきたいと思います。
あなたのカラダにあった塩分の量は、担当医に教えてもらうようにしてください。

1日あたりの食塩摂取量と減塩目標の比較

日本人成人の平均(食塩摂取量2012年) 男性 11.3g/日
女性 9.6g/日
一般成人(食塩摂取基準2015) 男性 8.0g/日未満
女性 7.0g/日未満
高血圧患者:日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2014 6.0g/日未満
WHOの一般成人減塩目標2013 5.0g/日未満

出典:日本高血圧学会-減塩目標-より抜粋
URL:https://www.jpnsh.jp/general_salt.html

これらの情報と一般的に耳にする話を総合すると、目標値としては6g未満に抑えることが理想だと言えるでしょう。

ただ、上の表を見るとわかりますが、一般成人の男性であれば8~11gを1日に摂取していますので、いきなり6g未満にすると「おいしくない」と感じるかもしれません。

そこでちょっとしたことですが、次のポイントを知っておくと「塩分が足りないからおいしくない」を緩和することができます。

(1)調味料や食材は上質で新鮮なものを選ぶ
食べる量に重点を置かなくなりますので、良いものを選びましょう。そうすると素材のおいしさを感じられますので「塩分」がなくてもおいしくいだけます。

(2)食べる回数を減らす
1日に6g未満ですから、どうしても塩分が少し多めに含まれた食材を食べてしまったときは回数を減らすことで1日の摂取量を調整することもできます。

(3)塩の味を引き立てるものを一緒に食べよう
甘みや酸味、辛味や香り。
歯ごたえや香ばしさを利用することで、少ない塩分でもおいしく感じられます。

たんぱく質の制限

食事療法の2つ目は「たんぱく質」です。たんぱく質は腎臓へ運ばれ濾過されますので、腎臓の機能が低下している場合に多くのたんぱく質が運ばれると腎臓の負担が大きくなります。

しかし、ここで注意することは、たんぱく質を単に制限して減らすだけでは良くないということなんです。というのも、たんぱく質は私たちのカラダを作っている主材料。

そのため、たんぱく質を制限しすぎて摂取量を減らすと、今度は体内にあるたんぱく質を生命維持に必要なエネルギーへ変えるため、腎臓に負担をかけてしまうことにつながります。

このような理由から、たんぱく質は多すぎても少なすぎても腎臓に負担をかけるため、適量を知り守ることが大切なのです。

では、どの程度の量が適量と言えるのかというと、塩分のように目安を出すことができません。体重や身長、腎機能の状態や病気の進行具合。こういった個人的な情報を総合的に見た結果、「1日○○g」という具体的な量を医師から伝えてもらえます。

そして医師から伝えられた、あなたに最適な量を守った「たんぱく質」の制限が始まります。ここで注意してもらいたいことがあります。

それは「たんぱく質は、私たちの食生活に密着している」ということ。
少しゆっくりと食品のラベルや食材ごとの栄養成分表を見るとわかりますが、たんぱく質を含んでいるものが多いのです。

例えば、よく食事で食べるもの

・お肉
・お魚
・卵
・乳製品
・豆

素材そのままではない形でも含まれています。
また、主食として食べることの多い

・ご飯
・パン
・めん

さらにカラダに良さそうな

・野菜
・いも
・くだもの

・ごま
・しょうゆ
・みそ
・マヨネーズ

など、普段使うことの多い調味料にも含まれています。

このような状態ですから、たんぱく質を適量に制限することは意外に難しいのです。そこで比較的簡単にできることは何かといいますと、

「主食のたんぱく質摂取を減らす」

主食である、ご飯やめん、パスタなどを「低たんぱく質」のものに変えることで、おかずや調味料で調整しやすくするのです。

また、お肉やお魚は部位によってたんぱく質の量が変わっていますので、1日の適量に合わせて選ぶようにしましょう。

適正なエネルギー

エネルギー量も、たんぱく質と似ていて適量を取ることが重要です。エネルギー量をむやみに減らすと、カラダ全体の健康状態を維持できなくなりますし、カラダを動かすことが面倒に感じ、気持ちも塞ぎがちになることが増えてきます。

かと言って、エネルギーをたくさん摂取すると、今度は処理する腎臓に負担が増えてしまい、余分な老廃物や水分がカラダの中に溜まった状態となり、他の病気の原因になる可能性が増えてきます。

そこで大切になってくることは、たんぱく質の量を制限しながら、エネルギー不足を防ぐコツを知ることです。

例えば、たんぱく質の量を減らした分だけ、脂質や糖質で補助するという方法もあります。
どちらも補助と言いながら、取りすぎは厳禁ですが1日に必要なエネルギー量を目標として摂取する分にはおすすめです。

例えば、料理に使う油であれば大さじ1でエネルギーは111kcalですが、たんぱく質は0gなのです。
これなら、たんぱく質を取らずにエネルギーだけを摂取できます。

カリウムやリン・水分にも注意

腎臓病が進行すると、体内に入ったカリウムを排出することが難しくなります。
カリウムが体内に溜まると「高カリウム血症」という症状が起こり、筋肉がうまく動かないことがあります。手足の場合ですと「しびれ」を感じることもあります。場合によっては心臓へ影響が出て「不整脈」を起こすこともあります。

また、リンや水分も病気の状態によっては制限する必要が出てきます。
リンがカラダの中に溜まりすぎると、骨の病気になることもあります。

水分に関しては尿として排出できなくなるとカラダに溜まったままとなります。この状態は良くありませんので透析によって排出できる分量だけ摂取するよう、医師から指示されることでしょう。

多くの場合、最初の3つの制限を意識して守ることが大切です。もし腎臓病が進行した場合には、最後の「カリウム」「リン」「水分」これらの制限も必要になることを覚えておきましょう。

毎日考えるのが難しい人は宅配利用

食事における制限は、毎日必要となります。3食必要になりますし、お休みの日にも必要になります。

でも、こういった制限を守りながら1日3食、365日献立を考えて作るのは、かなり難しいと思います。

時には楽をしたいこともあると思います。家族が外出するとき、1人だけのために作るのが難しいこともあるでしょう。
また、慣れないうちは、制限の中でうまく作ることができないかもしれません。

そういった場合、安心して必要なエネルギーを取りながら、食塩やたんぱく質などの制限を守って簡単に食べられるのが宅配弁当です。

私ども「配食のふれ愛」では、原材料からこだわり、管理栄養士の元で考えられた栄養バランスのとれた食事をお届けしています。今なら無料の試食キャンペーン中ですので一度お試しいただきたいと思います。

腎臓病の食事まとめ

腎臓病には食事療法を切り離して考えることはできません。それぞれのステージに合わせた食事制限を行うことで、病気の進行を遅らせることができるかもしれません。

無理な食事をするのではなく、あなたに合った量を知り、毎日の暮らしの中できちんと摂取することを目指してください。

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