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HOME > コラム一覧 > 居眠り運転のリスクが5倍に!?睡眠時無呼吸症候群の原因や治療法 / 更新日:2020年3月10日
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居眠り運転のリスクが5倍に!?睡眠時無呼吸症候群の原因や治療法

居眠り運転のリスクが5倍に!?睡眠時無呼吸症候群の原因や治療法

家族が眠っている途中に呼吸が止まっていて驚いた経験はありませんか?睡眠時無呼吸症候群は年齢が上がるにつれ増える傾向があり、睡眠時無呼吸症候群が原因で健康被害に繋がることもあります。ここでは睡眠時無呼吸症候群の病態や治療法、予防法などについて解説していきます!

居眠り運転の原因!?睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群とは、医学的には睡眠中に10秒以上気道の空気の流れが止まる状態を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間に5回以上あることをいいます。30~60代の男性に多く、年齢が上がるにつれ発症しやすくなり、65歳以上の男性の4人に1人が睡眠時無呼吸症候群を発症していると言われています。睡眠中に無呼吸になってしまうと、酸素不足を補おうと心臓は心拍数を上げて全身に酸素を届けようするため、脳も身体も十分に休むことができません。

その結果、日中眠くなったり、集中力が低下したりと、様々な弊害が生じます。日中の眠気は、仕事への影響だけでなく、交通事故のリスクを高めるため、非常に危険です。ある調査では、睡眠時無呼吸症候群の患者の居眠り運転は、健康な人の約5倍、という結果が示されています。

睡眠時無呼吸症候群の原因には、空気の通り道である上気道が肥満などによって狭窄することで呼吸が止まってしまう閉塞性睡眠時無呼吸と、呼吸中枢の異常による中枢性睡眠時無呼吸、さらにこれら2つを合わせた混合型があります。9割程度が閉塞性睡眠時無呼吸であり、多くの場合睡眠時にいびきを伴います。睡眠時無呼吸症候群の患者数については正確なことは分かっていませんが、重症者に限っただけでも300万人以上存在していると推測されています。

睡眠時無呼吸症候群の症状とは?

睡眠時はいびきや呼吸停止、むせるなどの症状がありますが、本人に自覚症状は乏しく、配偶者など家族が気付く場合が多いです。息苦しさを感じたり、何度も目が覚めることもあります。寝起きには口の渇きや頭痛、熟睡感がなくすっきり起きられない、などの症状がみられます。無呼吸により断続的な睡眠で身体が休まらない状態であるため、日中の活動時には強い眠気が襲ってきたり、身体のだるさや疲労感、集中力が続かないなどの症状がみられることがあります。

高齢者の場合、高血圧や不整脈、心臓血管疾患や糖尿病などを合併するリスクが高くなります。また、日中に活動が低下してしまうと、社会生活や精神状態に影響を及ぼし、うつ病や認知症を発症したり悪化させたりするリスクが高くなります。

睡眠時無呼吸症候群の種類と原因とは?

・閉塞性睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の原因で一番多いのが閉塞型で、上気道が狭窄して空気が通れなくなることにより呼吸が止まります。首や喉の周りに脂肪がついていたり、扁桃腺が肥大していたり、舌根や口蓋垂、軟口蓋などによって喉や上気道が狭窄することが原因となります。高齢者の場合は、加齢による筋肉が落ちやすくなり、喉の周りの筋肉も衰えてしまうため空気の通り道が狭くなり呼吸が止まりやすくなります。また、舌を動かすにも筋肉が必要であるため、舌の筋肉が衰えることで舌根が気道を塞いでしまい、無呼吸が生じやすくなります。

<閉塞性睡眠時無呼吸症候群になりやすい人の特徴>
・首が短い
・首が太い
・下あごが小さい、後方に引っ込んでいる
・歯並びが悪い
・舌の付け根が大きい
・口を開けた時に口蓋垂が見えにくい

これらの特徴と一致するからといって睡眠時無呼吸症候群である、ということではありませんが、体重増加などで上気道が狭くなると無呼吸を起こしやすくなる可能性があります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は男性の方が上半身に脂肪がつきやすいことから、男性の患者数が多い傾向がありますが、女性の場合は閉経によるホルモンバランスの変化によって発症しやすくなるため、閉経前と閉経後の女性では閉経後の女性の方が3倍も発症率が高いことが分かっています。

・中枢性睡眠時無呼吸症候群

中枢性睡眠時無呼吸症候群は、脳にある呼吸中枢に異常が生じ、指令が一時的に途絶えるため呼吸が止まります。脳は二酸化炭素と酸素の量を感知してその情報によって呼吸中枢は指令を出していますが、鎮痛薬のオピオイドの使用や、心不全などが原因で二酸化炭素の濃度変化に対する脳の感受性が鈍くなってしまい、無呼吸の状態となります。

・混合型睡眠時無呼吸症候群

中枢性と閉塞性の両方の要因を持つと混合型を生じることがあります。

睡眠時無呼吸症候群の診断方法とは?

睡眠時無呼吸症候群の検査では、初めに自宅でも行える簡単な検査を行います。簡易検査では、指に血中の酸素濃度を測るプローブを装着し、睡眠中の呼吸状態を調べます。この検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあった場合には、1泊入院してさらに詳しい検査を行います。入院して行うのは、脳波や眼電図、筋電図などから眠りの深さや睡眠の質、呼吸運動センサーによる呼吸の状態などより詳しく検査をするためです。検査の結果10秒以上呼吸が止まる無呼吸や、通常の呼吸の半分の状態になる低呼吸の頻度、程度から睡眠時無呼吸症候群を診断します。

睡眠時無呼吸症候群の治療法とは?

閉塞性睡眠時無呼吸症候群が軽度から中等度の患者では、マウスピースの装着をすることで改善できる場合があります。マウスピースは、下あごを前方に押し出し、睡眠中に舌根が喉の後方に下がって喉を塞がないようにする効果があります。

扁桃腺の肥大など上気道を閉塞する原因が明らかな場合には手術が行われる場合もあります。

日中の眠気が強いなど、中等度以上の睡眠時無呼吸症候群の場合には、持続陽圧呼吸療法(CPAP)といって、睡眠時に気道にやや高い圧力を加えるマスクを鼻に装着する治療法が適用になります。気道に圧力がかかることで息を吸い込む時に喉が開き、呼吸を助けます。持続陽圧呼吸療法は根治療法ではなく、使用中のみ睡眠時無呼吸症候群を改善することができる治療法です。鼻にマスクを装着するため慣れるまで寝にくいですが、重度の睡眠時無呼吸症候群の場合、持続陽圧呼吸療法を行った患者さんは行わなかった患者さんよりも長生きできることが明らかにされています。

睡眠時無呼吸症候群

生活習慣で睡眠時無呼吸症候群は治療できる!?

閉塞性睡眠時無呼吸は、肥満が原因で発症することがあります。運動や食生活などの生活習慣を改善し、体重を減らすことで無呼吸が改善することもあるため、肥満気味の方は標準体重を目標に減量に取り組みましょう。
※標準体重:BMIを22とした時の体重

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

また、寝酒は睡眠中の上気道を拡げる筋肉の活動を抑制し、無呼吸の原因となることもあります。アルコールは血液中の酸素濃度を感知する脳の働きを鈍くする作用もあるため、無呼吸の時間が長くなるため、1日の飲酒量が1杯増えるごとに閉塞性睡眠時無呼吸の発症リスクが25%増加するという研究結果も報告されています。少なくとも就寝前4時間以内の飲酒を控えるようにしましょう。さらに、枕の高さや睡眠中の体位によっても舌根が落ち込んで無呼吸が引き起こされることもあります。枕を高めに調整したり、仰向け寝でいびきが増える場合には、横向きで眠ったりすることで無呼吸が改善する場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群についてのまとめ

重度の睡眠時無呼吸障害は、酸素の供給が一時的に止まることから心臓に負担がかかり、心不全となるリスクを高めます。また、日中の眠気により交通事故起こしてしまうことにも繋がりかねません。寝ている家族の呼吸が頻回に止まる、日中眠気が強いなど症状が当てはまる場合は早めに受診しましょう。閉塞性睡眠時無呼吸は、肥満も発症の原因となります。肥満の予防、改善には健康的な食事が大切です。毎日健康に配慮した食事の献立を考え、調理するのが難しい、という方は配食サービスの利用をおすすめします。

配食のふれ愛」では前日までのご注文で、自宅に栄養士が献立を考えたお弁当を届けます。一般の高齢者に向けたお弁当だけではなく食事制限がある方への対応や、摂食機能によって食事の形態を変更するなど、一人ひとりの事情に合わせて届けてもらうことも可能です。この機会に是非無料試食サービスをお試しください。

参考:MSDマニュアル 睡眠時無呼吸症候群
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/07-肺と気道の病気/睡眠時無呼吸症候群/睡眠時無呼吸症候群

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